見出し画像

【ヤクルト】Look-Back on Swallows #1 <3/26~3/28 vs阪神>


こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。


2021年のNPBシーズンが無事に開幕しましたね。
オープン戦を最下位で終えたヤクルトでしたが、残念ながら本拠地開幕3連戦で開幕3連敗を喫しました…。

3試合を通じて1度も勝ち越すことが出来ないなど、完全にやられてしまった訳ですが、オープン戦首位フィニッシュでセリーグ優勝候補にも挙がる阪神との地力や勢いの差を感じたのが正直なところではないでしょうか。



さてさて、突然「Look-Back on Swallows」と題してnoteを書き始めましたが、私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り(Look Back)、出来る限りポジティブに書いていこうと思います。

色々と見切り発車で書き始めたので、今後書いていく中で諸々変わっていくこともあるかと思いますが、その辺りもお楽しみいただければと思います。

色々な関係や私の都合で書けない試合も多々あるかと思いますが、
その辺りはご容赦いただければと思います…。


今回振り返るのは勿論3/26-28の開幕3連戦。
3連敗を喫した中で見えた課題や展望、今後の注目選手についても触れていこうと思います。


・総評:投打が嚙み合わず…。

先述の通り1度も勝ち越すことが出来ずに3連敗を喫してしまいました。
3戦目は故・野村克也氏の追悼試合でもあったため、余計にこの3連敗がファンにとってはフラストレーションになっているように感じます。

さて、ここからは少し具体的に振り返りを。

先発投手陣は田口麗斗が2.1回6失点と完全にKOされてしまいましたが、
小川泰弘(5.2回3失点)と奥川恭伸(5回3失点)はシーズン初登板と考えれば最低限中の最低限の働きは見せたのではないでしょうか。

特に奥川恭伸は(今日抹消にこそなりましたが)80球の球数制限の中で阪神打線を相手に5イニング投げ切ったのは純粋に凄いな、と思いました。
無論、本人もファンもこれで満足するような投手ではないですが、それでもまだ高卒2年目ですからね…!

先発投手(特に小川泰弘)はいくら9イニング延長なしとはいえ、もう少しイニングを稼いで欲しい所ではありますが、それはこれからに期待ということで。


続いてリリーフ陣。
クローザー石山泰稚以外、1軍登録されている全員が初登板を済ませたのは、若手が多い投手陣にとっては地味に好材料と考えています。

とはいえ内容や結果を見てもポジティブになれるほどの内容でもないですし、開幕戦でセットアッパー清水昇が打たれてしまったりもしました。
しかし、近藤弘樹今野龍太といった元楽天組をはじめ、しっかりと結果を残している投手もいるため、この辺りは各選手の調子の見極めや登板管理など、合わせて首脳陣の運用にも注目ですね。


そして野手陣に目を向けると単純に主軸の不調が響きましたね。
青木宣親おじさんは.429(14-6) OPS .929と相変わらずおかしい(褒め言葉)成績を残していますが、山田哲人は.154(13-2)、村上宗隆は.091(11-1)とそれぞれ1本ずつホームランは出たものの、彼らに期待したい数字とは程遠いものでした。

球場が極端に狭い神宮球場である以上はある程度の長打が出る中での攻防をしていかないといけないですが、その面でヤクルトと阪神(マルテ大山悠輔サンズといった中軸の大活躍)で差が出てしまった形になりました。

長打の内訳としてはこちら。
 ・3/26:塩見タイムリー3ベース
 ・3/27:村上ソロHR元山2ランHR
 
・3/28:青木2ベース、山田2ランHR


この3試合の単打の数を見ても大きな差はないですし、変に色々なことを考えず、単純に「長打が出た阪神と出なかったヤクルトの差」と考えていいのかなと私は思っております。

とはいえ、実績のある2選手です。
開幕して3試合でどうこう言うのはもはや失礼ですらあるので、今のうちはどうせそのうち打ってくれるでしょう、と楽観視しておきましょう。

そして、先ほどの主軸2名の復調は勿論、長打という意味で期待したいのはオスナ サンタナの両外国人選手ですよね。

緊急事態宣言も明け、各球団の外国人選手が続々と来日しております。

このnoteを書いている時点ではサイスニードバンデンハークも含めてそのような報道はありませんが、近いうちに来日するでしょうし、隔離~調整期間を含めて合流する日が待ち遠しいです。


<公式によるポジ動画集> ※公式さんいつもありがとうございます…!



・Pickup Player:#26 坂本光士郎

第1回Pickup Playerで取り上げるのは坂本光士郎です。

彼は(いつの間にか)開幕1軍にいた印象がありますが、それもそのはず。
オープン戦は3/10(水)オリックス戦の1試合(1イニング)に登板したのみとあって、開幕ロースターが発表された際にはちょっと驚いたのを覚えています。

おそらくベンチ入り枠の関係で1,2試合目はベンチ入りすらしていませんでしたが、3試合目でベンチ入りをすると7回に登板すると1イニングを3人でピシャリと抑えました。

大学~社会人出身選手ということで、1年目(2019年)から即戦力投手としての期待が集まっていましたが、1軍では通算20試合登板、更には昨年は1試合(あまり思い出したくない5-20の試合…)に留まっており、
今年は"真価"を問われるシーズンとなっておりました。

坂本の課題としてはなんといってもコントロールのバラつきです。
2020年1軍成績は先述の通り1試合のみであるため参考程度に見る必要がありますが、それ以外の成績を見てもBB/9が6.0前後であり、おおよそ3.0が平均とされている中でこの数値はかなり厳しいものがありました。
 ⇒社会人時代からその傾向はありましたが…。

【2017年~2018年社会人(現:日本製鉄広畑)時代】
2大大会:4試合(16イニング) 10四球…BB/9:5.63

【2019年】
1軍:19試合(21.2イニング) 16四球,2死球…BB/9:6.65
2軍:28試合(30イニング) 22四球,3死球…BB/9:5.60
【2020年】
1軍: 1試合(3イニング) 4四球,1死球…BB/9:12.00
2軍: 28試合(30イニング) 20四球,4死球…BB/9:6.00

しかし、2年間で大きく成長した点もあります。それが球速です。

ドラフト好きにはお馴染みのドラフト・レポートで見ると、社会人時代は最速が148km/hでしたが、
2軍での登板を見ていると150km/h超も複数回記録している(はず)であり、先日の登板でも最速148km/h,平均145.8km/hを記録しているなど、左腕リリーフとしては十分な数字ではないでしょうか。

昨年までスワローズに在籍していた上田剛史さんも彼を今シーズンの注目選手に挙げていました。

左腕から繰り出す突き刺さるようなストレートを武器に、同じく速球派リリーフ左腕の長谷川宙輝と共に、まずは確固たる地位を築いて欲しいですね。


・今後の展望

明日からは巨人相手に1分2敗と厳しいスタートとなったDeNAと敵地ハマスタでの3連戦となります。
そういった状況からお互いに「まず1勝」という想いは強いでしょうし、良いゲームになることを期待しております。

また、明日先発のスアレスがこんなことを話していました。

連敗ストップの期待を託されてのマウンドとなるが「シーズン自体が長いので、その3敗は大きな痛手にはならないと思っている」とし、「チーム自体にもいい選手がいっぱいいるし、毎日試合のことを考えてしっかりと準備をしていけばいい」と巻き返しを誓った。

開幕3連敗に加えて試合内容もあまり良くなかったことから解説者を初めてとして様々な声が聞かれています。
しかし、今シーズンの試合はたった3試合を消化したのみ。まだまだ140試合も残っていますし、スアレスの言う通り、ここからの1試合1試合をしっかり戦うことで巻き返すことだって当然ながら容易です。

去年みたく、スタートダッシュに成功しても1か月程度で息切れしてしまってズルズルと低迷していったこともありましたし……。

少なくともカードが1周するくらいまでは色んな意味で自チームや敵チームの様子見をしながら戦うことになるでしょうし、
ファンとしても細かいことにあまり目くじらを立て過ぎず、気楽に見守っていくことも必要かなと思いました(Twitterの様々な言説を見ながら)…。

とはいえ、次にこれを書くときは、沢山勝ってて楽しい気持ちで書けるように心から願っておりますが…。笑




ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!


Special Thanks(データ等出典)
悟@野球とデータ(@bb_satoru)さん
桃にツバメ(@yswallows_fun)さん
スワローズ公式Webサイト

もし良ければサポートを宜しくお願い致します。 いただいたサポートが次のnoteを書くモチベーションになります!