【ヤクルト】Look-Back on Swallows #14-15 <6/22‐6/27・6/29-7/4>
こんにちは。でぃーだ(@Dee_bbyS)です。
私なりの視点で特定の試合・カード・週間等を切り取って簡単に振り返り、出来る限りポジティブに書いていく「Look-Back on Swallows」第14,15弾。
今回は6/22‐6/27,6/29-7/4に行われた試合を合併して総括的に振り返ろうと思います。過去の振り返りは下のマガジンより。
・総評:AクラスとBクラスと。
ということで早速2週間の結果を振り返っていきましょう!
6/22(火) vs広島 ○6-1 先発:田口麗斗 7回 1失点
6/23(水) vs広島 ○8-5 先発:サイスニード 3.2回 5失点(自責点4)
6/24(木) vs広島 ○4-1 先発:高橋奎二 6.2回 1失点○
6/25(金) vs巨人 ●1-7 先発:石川雅規 4.2回 5失点●
6/26(土) vs巨人 ●3-10 先発:小川泰弘 2.1回 6失点●
6/27(日) vs巨人 ●2-5 先発:スアレス 5.2回 4失点●
6/29(火) vs阪神 ●3-5 先発:田口麗斗 4回 5失点●
6/30(水) vs阪神 △2-2 先発:高梨裕稔 6回 1失点
7/1(木) vs阪神 ○6-1 先発:奥川恭伸 7回 1失点
7/2(金) vs中日 ○9-3 先発:高橋奎二 3.2回 3失点
7/3(土) vs中日 ○5-1 先発:小川泰弘 9回 1失点○
7/4(日) vs中日 △3-3 先発:石川雅規 5回 0失点
6/22週に起こった”ビジターでのスイープ”と”ホームでの被スイープ”というなんともいえない展開もありながら、
12試合で6勝4敗2分としっかり勝率5割以上をキープしております!
上位をキープ、そして優勝を伺うためにはどんな状況であれどまずは5割をベースに戦いたいところですので、これはとても良いのではないでしょうか。
さて、ヤクルトファン内で騒がれているのが対Aクラスと対Bクラスでの対戦成績に大きく乖離があること。現状のAクラスは阪神・巨人(とヤクルト)、Bクラスは中日・DeNA・広島ですが、その対戦成績はこちら。
対Aクラス:4勝15敗3分
対Bクラス:24勝6敗6分
いやあ…なんとも露骨ですね()
下記リンクを見てもらえれば分かる通り、投球成績も打撃成績も対Aチームと対Bチームでは大きく差が出ております。
これはある意味、今シーズンここまで阪神や巨人に次ぐ3番手という実力を有しているということを如実に表しているのではないでしょうか。
勿論ながら阪神や巨人といったチームにも勝つことが順位を上げるための近道ではありますが、私は正直そこまでこの成績を気にしていません。
というのも、対戦成績でシーズン順位が決まるわけではなく、
あくまで143試合の総合成績でシーズン順位が決まるからです。
直接的に順位を上げるのであれば目上のチームを倒すことが手っ取り早いのは間違いないですが、そのため"だけ"に何かを変えることで、現状有利が付いている3球団との成績を落としては元も子もないですからね。
そしてプロ野球はお互いに多くの情報を用いて分析・研究を行っています。
3週間の五輪インターバルの間にそういった面での分析も加速するでしょうし、このようなインターバルはあまり例がないために各チームに対して予想外の変化をもたらすと思います。
当然ながら他球団も分析をしてくることで現状大きく勝ち越している3球団からも研究され、成績が落ちる可能性もあると思いますが、そのインターバルでヤクルトにとって何かが良い方向に変わってくれることを祈っております。
(いつまでたってもかわらない先生の空中くるりんぱを添えて)
【各種ハイライト】
<6/29 週>
・Pickup Player: #019 下慎之介
私が1軍の試合をちゃんと見れていない上にたまには戸田軍(ヤクルト2軍)を取り上げようと思い、
今回のPickupPlayerは2020年育成ドラフト1位・下慎之介です。
Be togetherでお馴染み高崎健康福祉大学高崎高等学校(健大高崎)時代にはエースとして2年秋の神宮大会準優勝を果たすなど、ドラフト候補として一躍注目を集めました。
センバツはコロナ禍の影響もあって中止となると、夏の群馬大会や甲子園交流試合ではあまり調子が上がらず、名を上げることはできませんでした。
それでもヤクルトから育成1位で指名され、背負った背番号は「019」。
本人も目標と掲げる石川雅規と縁のある番号となりました。
ヤクルト入団後は体力作りからスタートして5/15イースタン公式戦でデビュー。その後間隔を開けながら登板し、自身3試合目の6/26日本ハム戦では初先発を果たしました!
この日先発した下慎之介は1軍での出場経験もある杉谷拳士や清宮幸太郎、樋口龍之介から三振を奪うなど、3回を被安打1の無四球5奪三振とほぼ完璧な投球を披露しました!
この日の日本ハムの先発は同じく高卒ルーキー左腕の根本悠楓。
根本は8試合21.1回を投げて僅か自責点1(防御率0.42)WHIP0.94と入団1年目山本由伸に近いレベルで破格の成績を残しておりますが、同じ高卒左腕ルーキーである彼のピッチングはきっと刺激になったことでしょう。
下慎之介は現時点で殆どストレートとスライダーの2球種のみのピッチングであること、本人も課題と語っている球速(最速145km/h)など、まだまだ成長の余地は沢山残されております。
下投手は「名前を呼ばれて肩の荷が下りた。直球の球速が足りないので、磨くために何ができるか考えたい」と話した。 ソース:朝日新聞
ゆくゆくは(将来の)200勝左腕・石川雅規の後継者となれるよう、まずはファームで力を付けて行って欲しいですね!
・今後の展望
五輪休暇まで残り8試合。
対戦相手は阪神(3試合),広島(3試合),巨人(2試合)となっております。
対Aクラスの試合が5試合残っており、本note序盤に書いた内容の通り苦しい試合展開が予想されます…。しかし、逆に考えればここはチームとしての伸びしろが残されているということ。
優勝した2015年,2位になった2018年でも成しえなかった、10年ぶりの前半戦勝ち越しは決めておりますが、
この8試合で勝率5割を一つの目標とし、前半戦最後に良いイメージのまま終われるよう、チーム一丸となって頑張ってもらいましょう!
ではでは、また次回の"Look-Back on Swallows"でお会いしましょう!
<Special Thanks>
悟@野球とデータ(@bb_satoru)さん
ベースボールキング(@BaseballKingJP)さん