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鉢巻ウーラオスと吠えるガチグマ【S12最終25位】

構築経緯

半年ほどランクマの戦績が振るわなかったので楽に勝つ方法を模索。結果、個人的に最も勝ちやすい性能をしていると考えている鉢巻連撃ウーラオス(次点は眼鏡イーユイ)入りの構築を選択。
そしてクッションとしてS11から使っているHDガチグマ、3枠目にキャラパワーが高すぎるスケイルショットカイリューを採用。高火力連続技持ち2匹が襷持ちに強いので、一般的な構築にとって重要であるステルスロック等の削り技を採用しない事をコンセプトとした。

個体紹介

連撃ウーラオス@こだわりハチマキ
A252S252D4 陽気
ふかしのこぶし 水
すいりゅうれんだ インファイト アクアジェット とんぼがえり
S:ミラー意識

SVの対戦環境で最も脳筋なポケモン。テラスタルすれば基本的に等倍なら1発、半減でも2発で落ちるし、うのみポケモンであるウッウは半減でも1発で瀕死になる。
HBオーガポンもカバルドンも1発。そして倒した後に交代すれば先制アクアジェットを活かした超強力なスイーパーになる。
素早さは元々の無振りからどんどん上昇していき、最終的には同族や準速オーガポンに有利を取りやすい最速にまで伸びた。
有利に動けるのがコノヨザル対面系、カバルドン+トドロクツキ系、水テラスでないキョジオーン系等。パワーウィップが少ない水ポン系にも実は有利。
ゴツメカイリュー、眼鏡ハバタクカミ、ドヒドイデ、岩オーガポン(ほぼパワーウィップ持ち)等に対しては注意して運用した。
現在判明しているだけでも1ページ目構築の2つに採用されている型だし、レートが伸び悩んでいる人はこのポケモンを軸に考えるのが良いかも。


ガチグマ@オボンのみ
H220B4C36D244S4 ひかえめ
しんがん 毒
ブラッドムーン だいちのちから あくび ほえる
HB:オーガポンやウーラオスの超火力技意識
HD:火力が低いハバタクカミのムーンフォースを3回まあまあ耐え
C:11n
S:最遅ママンボウやアーマーガアを軽視してミラー意識の4振り

カバルドンとほぼ同じ耐久値なのに火力では1.6倍ほどの差を付けているクッション。この特殊高火力のおかげでカイリューやヘイラッシャ、キョジオーン等の物理受けに対して困ることが少なく、極悪技の電磁波に強いのも良い。
HD振りなのでブーストエナジーハバタクカミに強い。ムンフォの追加効果の次第で技選択を変えていた。基本的には挑発をケアする。
出来ればシャドーボールや電磁波に対して受け出したいため、ムーンフォースが飛んでくるウーラオスとの相性は大して良くないが、それぞれのキャラパワーが高すぎるのでそれでも勝てた。
そしてハバタクカミの瞑想やカイリューの竜の舞という超メジャーな技構成に対して毎回3分の1の運ゲをするのは馬鹿らしいので吠えるを採用。本来採用される事が多い真空波に比べるとパオジアンや襷ウーラオスには弱くなるが、身代わりに弱いポケモンなので活きる場面は多かった。おそらくこの技は来期も流行る事はなく、最速起きお祈り勢をカモる事が出来るので今使うのがおススメかも。


カイリュ―@いかさまダイス
H4A252S252 いじっぱり
マルチスケイル 鋼
スケイルショット アイアンヘッド しんそく りゅうのまい
A:最速ハバタクカミ等を軽視し、意地特化
S:ミラー意識

今回の構築の中でも結局最もキャラパワーが高いのはカイリュー。スケイルショットがダメな技過ぎる。逆鱗以上の火力を出しつつSを上げて良いわけがない。
ストッパーとしての性能が高いが初手置きしても強い。ガチグマ等の対面強者たちにもまあまあ勝てる。また、神速のおかげで相手の先制技持ちに対しても削る事が出来た。
地震を採用していないが環境に鋼タイプが少なく、半減でもわりとゴリ押せる。相手が地震のケアをした結果裏のカイリューを貫くこともあった。
抜群なのに弱点保険が警戒されてムーンフォースが飛んでこないのでガチグマとの相性も良好。最強。


ハバタクカミ@ブーストエナジー
H116B148C180D4S60 おくびょう
こだいかっせい 水
ムーンフォース シャドーボール みがわり めいそう
HB:塩漬けを身代わりが耐える
S:竜舞トドロクツキ等を抜けたらいいな振り
C:出来るだけ高め

カイリューが苦手なステロに強いストッパーであり、初手鉢巻逆鱗のような舐めた戦い方を防ぐことが出来る耐性が優秀なのでブーストエナジー型のハバタクカミは常に採用していて、最終的に欠伸で稼いだターンを活かせる身代わり型を採用した。
様々な構成で使っていたが、全能力にバランスよく振ったこの努力値調整が扱いやすかった。技は最適ではないかもしれない。
身代わりが塩漬けを耐える調整だが、最終日のキョジオーン入りには毎回狩られていた。ひどい。
無難に強い。


パオジアン@こだわりスカーフ
A252B52S204 いじっぱり
わざわいのつるぎ フェアリー
つららおとし かみくだく せいなるつるぎ テラバースト
A:特化
S:ブエナハバカミを結構抜けるらしい調整
HB:パオジアン意識

ここからは補完枠。鉢巻ウーラオスとガチグマが初手に出てくるパオジアン(基本的にウーラオスに強い型)に不利なのでカバーはしたいが、受け出すことが出来るキュウコンは前期5位の構築が原因で鉢巻バレしやすい、ドヒドイデ等の水タイプは弱点が一貫している、キョジオーンは本来の相棒であるカイリューが羽休め型ではない事で上手く組み込めなかった。
結果、相手の特性を打ち消すことで有利を取れるスカーフパオジアンを採用した。
ただこちらの構築の見た目上はパオジアンに弱くないので選出されない事が多く、対策として不発になる事も多かった。
しかしながらキャラパワーが高すぎて怯ませてテラスタイプを確認したり、思っている1.33倍くらい高い火力と素早さを活かしたスイーパーとして活躍はした。


モロバレル@だっしゅつパック
H252B156C100 のんき
さいせいりょく ほのお
キノコのほうし イカサマ リーフストーム こうごうせい
HD:眼鏡ムンフォほぼ2耐え
HB:11n
S:トリルサマヨールを意識した方が良いらしいが、厳選するのがめんどくさいので個体値31のS下降

ここまでのポケモン達で圧倒的に負け試合が多かったのが眼鏡ハバタクカミ系のサイクル構築であり、2週間くらい悩んだ結果同時に採用されがちなスカーフウーラオスにも強いモロバレルを選択した。
25位に届いたのはこのポケモンのおかげだが、1桁に行ける気がしなかったのもこのポケモンのキャラパワーが低い事が原因。
ガチグマとの数値差が悲しい。今回の採用した個体同士で比べると、特殊耐久はほぼ同じなのに物理耐久は約1.14倍もの差があり、火力に関しては比べる気にもならない。
飛行の弱点と足りていない物理耐久が原因でカイリューへの引き先にもなれず、尻ぬぐいとしてウーラオスが初手カイリューに対して水テラスタル鉢巻水流連打を撃たされる事態になっていた。
意識していたハバタクカミのマジカルフレイムやムンフォの追加効果で直行直帰する事も多い。
とはいえ運が良かった事で今シーズンに関しては眼鏡ハバタクカミ系に対してとても活躍してくれた。

基本選出

VSスタン構築
ウーラオス+ガチグマ+カイリュー
フルパワー選出。気分によって初手カイリューも。

VS眼鏡ハバタクカミ
モロバレル+相手のクッションに有効なポケモン
※第六感で型を判別する必要あり

VSパオジアン入り
初手カイリューやウーラオス等にスカーフパオジアンを添える。

VSコノヨザル
ウーラオス+カイリュー等
初手テラスタル鉢巻水流連打でコノヨザル側に何されても5分以上の展開になる。一番マッチングしたい。

VS地割れTODスタン
ウーラオス@2
ヘイラッシャに鉢巻インファイトを当てて突破する。つまりドヒドイデが選出されると詰み。

雑感

鉢巻ウーラオスで楽に勝つという目的は達成出来た。
しかし上位の鉢巻ウーラオス入りを見てもらえればわかるが、クッション枠として間違いなくキョジオーンを採用すべきではあった。
というか終盤に発生するキョジオーン構築達が強すぎる。中盤まではガチグマのおかげで8割以上は勝っていたのに最終盤には5割前後の勝率にまで落ちてしまっていた。
キョジオーンから逃げてはいけない。

結構勝てて、普通に嬉しい!
未来のエモンガ

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