ヨガデデンネ　はくばじょうのすがた【トリプルバトル】

ヨガデデンネについて

その名の通り、特性が「ヨガパワー」になったデデンネです。

性格ようき、個体値ALL31、H4AS252振りと仮定すると、その実数値は以下の通りになります。

実数値220はA148の補正あり252振りに等しく、霊獣ランドロス（145）やオノノクス（147）より高く、グラードンやゼクロム（150）に迫ると考えるとその圧倒的火力にイメージもつきやすいでしょう。
一方、その貧弱な耐久に加え、マリルリやホルードなどのちからもちアタッカーと違い積み技も先制もなく、取り回しが難しいポケモンであることはよく言われています。

そこで、ヨガデデンネのポテンシャルを引き出すため、私はある方法を見出しました。
それが、、、
“ヨガデデンネをブリザポスに乗せる”ことです。

ヨガデデンネ　はくばじょうのすがた　について

さて、世はまさに空前の”ウマ”ブーム。それはポケモン界でも同じこと。
メガシンカやZクリスタル、ダイマックスといった要素にとって代わり、「好きなポケモンをウマの上に乗せられる」という“乗馬枠”が構築に1匹入れられるようになったというのは周知の事実かと思いますが、意外にもこのヨガデデンネを乗馬枠に採用した構築はいままで存在しませんでした。

実際にヨガデデンネはくばじょうのすがたのステータスに馴染みがない方もいるでしょうから、改めて計算してみます。
乗馬枠のステータス変動値は、バドレックスの数値変化をもとに計算すればすぐに求められますね。

よって、ヨガデデンネ はくばじょうのすがたはこのようなポケモンになります。

タイプ：こおり／でんき
特性：デデばいったい（ヨガパワー＋しろのいななき）
H67 A143 B127 C86 D117 S71

数値だけでも合計600を超えるようになりましたが、ここにさらにヨガパワー補正が入ります。
仮に補正込みA252振りとすると、214×2＝428
耐久もナットレイ（74-131-116）とほぼ同等になり、非常に強力になりました。

さらに、ブリザポスに乗るということはすなわち、タイプ一致全体技であるブリザードランスを覚えるということです。A実数値428から放たれるタイプ一致威力130は、ようきテラキオンのA＋6いわなだれより火力が出るので、1手でこの火力を叩き出せる白馬ヨガデデンネがどれだけ強力かおわかりでしょう。

ヨガデデンネ　はくばじょうのすがた　サンプル構築集

1．おいかぜ軸白馬ヨガデデンネスタン

ヨガデデンネの半端な素早さをおいかぜで補う構築です。
この場合のヨガデデンネは最速バンギラスを意識して、ようきで採用する方がよさそうです。

2．トリル軸白馬ヨガデデンネ

トリックルームを決めてヨガデデンネがすべてを倒していく構築です。
ヨガデデンネより遅い相手のポケモンをうまく動かさないためにモロバレルでサポートをします。

3．雨白馬ヨガデデンネ

白馬ヨガデデンネ視点で重い黒馬ヒードランなどの乗馬炎枠を雨で対策してしまおうという発想で組んだ構築です。

4．ネオ白馬デデロットスイッチ

みずびたしともりののろいで全ての相手をデデンネで倒すンネ！！！

おわりに

いかがでしたか？
ヨガデデンネを乗馬枠として設定したときの強さについて納得していただければ幸いです。
馬には高種族値のポケモンを乗せるべしという一般論に対するアンチテーゼとして、ヨガデデンネも一考の余地があるのではないでしょうか。

今回は概論に終始しましたが、現在私がランクバトル‐トリプルで使用している白馬ヨガデデンネ構築についても、シーズン終了後に公開させていただきたいと思います。

>◍◕ ౪ ◕◍)<それでは！

※本記事は、らぎさん(@ragi_tukasamaru)の企画である『架空構築記事コンテスト』(https://ragi-games.blog.jp/archives/12048867.html)のために執筆したものです。