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【音声メディアやりたい人向け】Podcastが1万再生を超えたので、収録方法・気をつけていることをまとめた


初めまして、上京ボーイズというPodcastを運営している小太りです。

2020年2月にスタートして、目標の1万再生を超えました。

「これから音声メディア始めたい」という人に向けて、ぼくが気をつけていること・収録方法・気づいたことを紹介します。

上京ボーイズの現状

「上京ボーイズってなんですか?」という人が大多数だと思うので、軽く現状をまとめます。

・エピソード数:70個
・累計再生回数:12,110回(2020/12/05時点)
・出演者:小太り尾道ミント
・リスナー層:23~34歳の男女(男:女=46%:43%)
・更新頻度:日曜・水曜の週2回
・テーマ:雑談(ジャンルを絞らずに好きに話してます)
・経路:Spotify64%/ApplePodcast17%/その他19%

再生回数を伸ばすためのマーケティング・ブランディングは一切せずに、自分たちが話したい内容を話すスタイルです。

収録の方法・使っているアプリ・注意点

収録は基本リモートで、LINE通話をしながら各自音声を録って、編集で合体させています。

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具体的な流れはこんな感じ。

・トークテーマを出す(スプレッドシートで管理)
・2週に1回のペースでリモート収録する
・データはGoogleドライブで共有
・各自の音声データを合わせて編集
・anchorで配信する

編集にはAdobeのプレミアプロを使っています。

動画編集をしていたので、その流れでプレミアプロを使っていますが、ここまで本格ソフトじゃなくていいと思います。

Macユーザーなら無料で入っているiMovieとか、音声だけを編集できる簡易ソフトもたくさんあるので、なるべく初期費用をかけずにスタートしましょう。

編集の内容は、お互いに収録した自分の音声をくっつけて、違和感のない会話に調整します。

具体的にやってることは「ノイズ除去・音の調整・聞きづらい部分をカット・BGMの挿入」ぐらいで、めっちゃ簡単。

編集時間は実際の配信尺+5分ぐらいで終わります。


配信はAnchorを利用しています。

Podcastの配信は、編集した音声データをアップロードして、やっと聞ける状態になります。

その際に「どのプラットフォームを使うのか?」という問題があって、Anchorはおすすめ。

無料で利用できるうえに、全6種類のアプリに配信してくれます。

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Anchorのサイトに音声データをアップロードすれば、勝手に6つのアプリで聞けます。

さらに再生回数・リスナーの属性・再生維持率を細かく分析できます。

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ぼくはほぼチェックしてないですが、データ見て改善したい人はいいと思います。


音声配信するときに気になるのがマイクだと思いますが、ぼくはiPhone用のマイクを使っています。

音声配信をやるうえで絶対こだわった方がいいのが、音質です。

「内容よりも音質で再生回数が決まる」という人もいるぐらい。

高いマイクを買う必要はなくて、個人的にはスマホ用のちょっといいマイクを買えば問題ないと思う。

最初からマイクを買うのはもったいないから、何回か配信してみて「音声配信おもしろい!」と思ったら、マイクを買いましょう。

(初めて音声配信する場合は、スマホのマイクでいいと思います)


収録するときに気になるのが「台本はあった方がいいのか?」「リモート収録でも問題ないか?」だと思います。

上京ボーイズは台本なし&リモートで、90%ぐらいのエピソードを収録しました。

ふたり以上で喋るなら、台本は必要ないと思います。

ただひとり喋りだと、ずっと話し続けるのは難しいから、台本あった方がいいかもしれません。

台本の作成は、好みなので、各自やってみましょう。


収録環境は、リモートでも対面でも問題ありません。

リモートでやる場合はお互いのネット回線を速いものにして、通話のラグが起きないように注意してください。

ぼくは家のWi-Fiが遅すぎて、会話でスムーズにできず、ボツにした収録がありました。

会話ってテンポが重要なので、ラグが起きると、会話が盛り上がらなくなります。

個人的に対面収録よりもリモートの方がいいと思っています。

リモート収録だとお互いの音声データが録れるため、細かく編集できます。

対面収録だと音声データが1本だけなので、「片方の声を削って、片方の声を活かす」という作業ができません。

対面・リモートのどちらでもいいなら、リモート収録がおすすめです。


「どのアプリで配信するのか?」と迷うかもしれません。

最初は、stand.fmRadiotalkを使えばいいと思います。

理由は、簡単に配信できるから。

音声配信には2種類の方法があります。

・自分で音声収録/編集してPodcastサービスにアップする
・音声配信アプリ(stand.fmとか)で収録して、アプリ内で配信する

前者はハードルが高くて、配信までにやる作業が多いです。

細かく編集できるんで、慣れてきたらいいんですが、最初からやる方法としては微妙。

簡単に配信できるアプリを使って、「音声配信ってこんな感じなのか」と感覚を掴んで、本格的にやりたくなったら自分でガッツリ編集する方法に変更すればいいと思います。

上京ボーイズで気をつけていること

普段の配信で気をつけていること👇

・とりあえず継続を目標にする
・話してて楽しいテーマを選ぶ
・ひとり喋りはハードルが高いので注意
・聞きやすさを重視する

上京ボーイズで一番大事にしているのは「楽しく継続すること」です。

お金を稼ぐつもりもなく、単純な趣味として運営しているので、自分たちが「おもしろいと思えるのか?」を重視しています。

テーマの選出も「自分たちが話したいこと」で、一切リスナーのことを考えてません。笑

「好きなことを話して、興味ある人が聞いてくれればいいかな」ぐらいのスタンス。

継続していると、ドンドン聞いてくれる人が増えてきました。

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これは再生回数の推移ですが、運営当初に比べると1日あたり25倍ぐらい増えています。

最近は自分たちで積極的にシェアもしておらず、Spotify経由でリスナーさんが増加中。ありがたいですね。


あと音声配信を始めるときに「ひとりでやるか?友達とやるか?」と悩むかもしれませんが、ひとりラジオはおすすめしません。

理由は「よどみなく喋るのが難しい&トークが広がりづらい」の2つ。

ぼくは上京ボーイズをやる前に、ひとりでラジオをやってましたが、あまりにも難しくて挫折しました。笑

よほど口が達者じゃない限り、誰かと一緒にやった方がいいと思います。


繰り返しになって申し訳ないですが、上京ボーイズをやってみて「聞きやすさが大事だな」と痛感してます。

聞きやすさの内訳は「音質・ノイズが入ってないか・余計な言葉を消しているか・テンポ」ですね。

音声配信を聞く人って細かい話の内容まで追ってなくて、なんとなく流し聞きしています。

上京ボーイズのリスナーは、ちょっとした待ち時間・散歩中・家事中に聞いてくれているみたい。

流し聞きしている人の違和感にならないように、ノイズを消したり会話が途切れたところをカットしています。

おかげで「テンポがよくて楽しい」「テンションがいい感じでゆったり聞ける」という声もいただきました。ありがたい。

音声配信をやってみて感じたこと

上京ボーイズをやってみて感じたこと👇

・収録〜公開までの作業が楽しい
・マーケティング/ブランディングしない方が楽しい
・お金を稼ぐのはハードル高いかも
・アウトプットの形としては一番ハードルが低い

音声配信はトークテーマを考える・収録・編集のすべてが楽しいです。

労力もそこまでかからなくて、公開するまでの作業・プロセスをまるっと楽しめるので、趣味としては最強かもしれない。みんな!ラジオやろう!


ぼくが趣味としてやっているので、マーケティング・ブランディング・マネタイズは一切してません。

このあたりをガッツリやってしまうと「義務感で楽しくなくなるのでは?」と思っています。

マーケティングもブランディングもせずに素の状態でベラベラ喋っている上京ボーイズを「おもしろいですね!」と言ってもらえると、最高に自己肯定感が上がります。

「お金は稼がない」と決めて、完全に趣味として運営すると楽しいと思います。

音声配信でお金欲しい人は、まあよく分からないので、インフルエンサーを参考にしましょう(その辺はマジで知らないです)。


あと音声配信はアウトプットのハードルが一番低いです。

ぼくはTwitter・note・インスタ・YouTube・ブログとやってるが、音声配信は話すだけなのでサクッと終わります。

「簡単なアウトプット先がほしい」という人は、とりあえず音声配信やりましょう。


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