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第3回 R-Wars Third Seasonレポート[Week3]

こんにちは。デコリンと申します。
noteを開いていただき、誠にありがとうございます!

今回のnoteの告知ツイートに「RT」もしくは「いいね」やnoteに「ハート」、「コメント」を送っていただけると今後の執筆活動の励みとなりますので、何卒宜しくお願いいたします!

さて、今回は現在開催されているR-Wars Third Season[Week3]のデータの集計が終わったので、分析のまとめを皆さんに公開したいと思います。

何故、今回R-Warsのデータをまとめようと思ったのかを簡単に説明させていただくと、単純に「強いプレイヤーが集まるR-warsで活躍しているテーマが知りたい!!分析をしてみたい!!」という好奇心から今回分析をすることにしました。
私自身、情報を集めて分析をすることが好きで、以前からKC前などに[環境分析]として各テーマの採用スキル/採用札などの分析をしていました。

Sampleデコシート

上記の資料は前回のR-Wars Second Season [Week1~Week3]の時に作成した資料となります。スキルの採用率や採用札の構築枚数などのデータや情報を各方面から集め、統計を取り、各テーマごとに1つの資料をまとめたりしています。

現在の環境はデュエルリンクス自体のカードプールが大幅に増えたことで、常に採用札や構築が変化し続け、さらには多種多様のテーマが混在する環境となりました。そのため、どのテーマにも可能性があり、採用札やデッキの選択をするためには各テーマの情報が必須となります。ですが、各テーマごとの相性や採用札、構築などの情報を集めるのは一苦労だと思います。

このレポートではR-Warsで使用されたテーマの分布をはじめ、各テーマの詳細な対面勝率の他、Tierリストや各テーマで採用されているスキル・札の傾向を分析したデータを基に執筆しております。また膨大なデータの統計を取って分析をしているため、この記事に自信を持って皆様にお届けしております。
今回のレポートはそういった悩みを解決する手段の1つとして使用していただければと思います。
また今回のレポートはR-Warsに出場されない方にとっても有益な情報となる内容だと思っています。ぜひご覧ください!


R-Wars 3rd Season[Week3]データまとめ

7月26日~8月1日に行われたR-Wars 3rd SeasonのWeek3のデータまとめになります。Week2のデータに関しては下記のリンクからご確認ください。また前回の環境分析も行っておりますので、宜しければ合わせてご覧ください。

もし今回作成した資料をR-Warsの配信等に使用したいという方がいらっしゃいましたら、DMやコメントをいただければと思います。ご連絡をお待ちしております!

◇◇  使用テーマ分布  ◇◇

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◇◇  スターターデッキ分布  ◇◇

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◇◇  Week3 戦績表  ◇◇

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環境考察

◇◇  使用テーマ分布  ◇◇

まずは使用テーマの分布を一緒に見ながらお話していきたいと思います。

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今回のWeek3の分布はこのような形になりました。このグラフおよび表のデータは試合で使用されたものを集計してデータ化しております。

まず注目したいのはTOPシェアがオノマトからサンドラに変わっています。「サンドラお帰りなさい」。これは新リミットレギュレーションによる影響を大きく受けたものと思われ、オノマトとサンドラの両テーマに「ライノセバス」を併用できなくなったため、オノマト側がサンドラに対しての勝ち筋を削られたことで対サンドラのプランが頭打ちとなり、今回の分布に影響したと思われます。R-Warsではサイドカードが使用できず、メイン構築で対サンドラのプランを遂行しないといけないため、今回オノマトのシェア率が低下したと考えられます。そのため、今回サンドラとオノマトのTOPシェアが交代したことは非常に納得かなと思います。
ただし今回TOPシェアが入れ替わったといっても現在の環境を構築しているのは「オノマト」と言っても過言ではありません。まず、各チームのオーダーの傾向を見て、どのチームも「対オノマト」を意識していて今回サンドラがTOPシェアへと上がったことを裏付けています。オノマトに関しては現在でも環境に応じて変化を続けているため、各テーマへのプランを複数作り出すことが出来ます。そのため、このオノマトの変化に合わせて、各チームがオーダーの基盤を作りつつ、その他のテーマがプランや構築を決めなければならないのが今の環境といった感じです。

一方、その他のテーマはどうなったかというと…
その中で分布を伸ばしているのは「ガイア」になります。
この背景には以下のテーマが関与していると思われます。
サンドラ
トラミッド
まずサンドラに関しては「オノマト」への最有力対抗策として今回分布を伸ばすことを予想したチームがサンドラ対策として今回「ガイア」を選択したと思われます。またトラミッドに関してはガイアと同様にサンドラへの対策として候補に上がりますが、分布を伸ばしている「ハーピィ」の存在を嫌ったチームがガイア >> トラミッドとなったのではないかと思われます。

次の環境の推移はハーピィが鍵を握っていると考えています。
※第2回 R-Wars Third Seasonレポート[Week2]より引用

前回のレポートで上記の記載をしましたが…
何故このような記載をしたかを前述した内容を基に説明したいと思います。

メタゲーム

現在の環境(R-Wars)ではオノマトを環境の上位とし、その中でサンドラ、ガイア(トラミッド)の3テーマが環境の中心としてメタゲームが形成されています
この3テーマの「外」にはハーピィが存在しており、そのハーピィが
▸不知火
▸炎王
▸トラミッド
▸ウィッチクラフト
▸サイバー
などのテーマたちをけん制しつつ、軒並み抑えているような状況にあります。上位のオノマトやサンドラ、ガイアには勝ち越すのが難しいですが、環境の下位に分布しているこの5テーマに対して勝ち越すことが可能なため、R-Warsにおいてハーピィの立ち位置は「仕事人」と言っても過言ではない程、重要なポジションとして存在していると考えられます。そのハーピィが何らかの理由で衰退することになれば、このテーマたちが分布を伸ばしてくるかなと思います。

上記で前述したテーマ以外に関しては特筆することがないため、今回のレポートでは記載をしませんが、その他のテーマは使用するプレイヤーの構築力・環境への理解度・チームでの戦略などが大きく関与することになるため、ここから分布を伸ばす可能性は十分にあります。今後の活躍に期待をしましょう。

余談ですが…
環境の分布はかなり固定化されてきたと感じています。そのため、上記のメタゲームを理解した上でのゲームプランが必要になってくるでしょう。


◇◇  スターターデッキ分布  ◇◇

では次にスターターデッキの分布を一緒に見ながらお話していきたいと思います。

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今回のWeek3の分布はこのような形になりました。このグラフおよび表のデータは試合で使用されたものを集計してデータ化しております。

まず注目したいのは前回TOPシェアだったオノマトからサンドラに変わっている点です。これは前回オノマトがTOPシェアだったことを懸念して、今回「対オノマト」対策としてサンドラをスターターとして起用したチームが多かったと考えられます。また今回サンドラがスターターとして大きく伸びた理由にサンドラに対して現環境最大のメタである
▸ガイア(トラミッド)
がスターターとして起用されるケースが少なかった点もサンドラのTOPシェアに拍車をかけたと考えられます。

Week2と比較してもスターターの顔ぶれはほとんど変化がありませんでした。そのため、スターターの分布に関しても固定化されてきたといってもいいかなと思います。
その他、特筆することがないため、その他のテーマに関しては今回のレポートには記載しません。


◇◇  主要テーマの勝率および相性表  ◇◇

では次に各テーマの戦績表を一緒に見ていきたいと思います。

戦績表(Week3)

それではこの戦績表を基に注目したいテーマをピックアップしてお話していきたいと思います。

■サンドラ
今回TOPシェアだったサンドラですが、勝率50.6%といつも通りの結果で安定しているかなと思います。ここで注目したいのは対オノマトになります。前回のWeek2ではほぼフラット寄り(勝率50.8%)でしたが、今回勝率53.3%と少しではありますが、勝率を伸ばしています。この背景には前述した「ライノセバス」の存在が関与しています。ライノセバスが併用できなくなったことでオノマト側がサンドラに対しての勝ち筋が削られたことで対サンドラのゲームプランが頭打ちになっていることが影響していると考えられます。そのため、新リミットレギュレーションが施行された現環境でもサンドラが対オノマトの最有力対抗策として今後も評価され続けるでしょう。
一方、少し不安な点が増えてきました。
Week2まで対面機会がそこまで多くなかった
▸ガイア
▸トラミッド

の対面がWeek3では倍に増えています。この2テーマは現環境の中でサンドラに対して最有力対抗策として存在しており、各チームがしっかりとサンドラ対策をしていることが結果から見ても読み取れます。そのため、この2テーマの存在がサンドラにとって大きな壁となりそうです。

■オノマト
今回オノマトは勝率54.5%と前回のWeek2に引き続き、良い結果を残しています。TOPシェアのサンドラには勝ち越せていませんが、サンドラ以外の分布上位に存在しているテーマに勝ち越せている点は非常に評価が高いです。対月光に関してはライノセバスが併用できなくなったことで不利対面に逆戻りしましたが、月光自体がガイアやトラミッド、炎王などのテーマに軒並み不利としているため、そこまで分布を伸ばさないと予想しています。そのため、この対面に関してはそこまで心配することではないかなと思います。

■ハーピィ
個人的に注目をしていたハーピィですが、今回勝率55.7%と高い勝率を出しています。特に注目したいのは対不知火になります。勝率が驚異の90.0%と圧倒的な結果を残しています。これには不知火も涙目ですね。前述していますが、分布上位のサンドラやオノマト、ガイアには勝率をさせていないですが、その下位に存在するテーマにはほぼ勝ち越せている点は非常に優秀です。そのため、前述している「仕事人」という言葉は合っているかなと思います。

■ガイア
今回分布を伸ばしシェア率TOP3に入ったガイアですが、勝率48.6%とまずまずといった結果となりました。対サンドラに対しては勝率56.3%と結果を残しており、ガイアがきちんを仕事をしていることが分かります。ですが、オノマトにしっかりと負け越している点を見ると前述したメタゲームがぐるぐる回っているなと感じれる結果かなと思います。対サンドラに対しては優秀ですが、トラミッドと結果を比較するとトラミッドの方が対サンドラの結果を残しています。そのため、対サンドラはトラミッドの方が有効的となりますが、狩場ハーピィの存在を考えるとガイアとトラミッドのどちらを選択するかによって今後ガイアの立ち位置も変化してくると思われます

その他のデッキに関しては別段特筆することはありませんが、1つ1つを見ると非常に興味深いマッチアップなどはいくつか存在します。ただしマッチアップ数が少ないため、今回はここに記述せず、次週のR-Warsで期待をしたいと思います。


◇◇  Tierリスト  ◇◇

さて、次は上記の戦績表を基にデコリンが独自のTierリストを作成したので、そちらを見ながらお話していきたいと思います。
まずは作成したTierリストを下記に掲載したので、ご覧ください。

Tierリスト

主要テーマの勝率と相性表を基にTierリストを作成しました。
今回はR-Warsの戦績およびシェア率を参考に、各テーマの構築や採用札の傾向を分析した上で、Tierリストを作成しました。リストを作成する時にかなり厳選をしたため、リストに入れたかったテーマがいくつもあります。その点を踏まえた上で、今デコリンが分析をした上で環境をこう捉えていると思っていただければと思います。また冒頭でもお話しましたが、今の環境は採用札や構築によっては相性が変わりますので、あくまでも参考程度に見ていただければ幸いです。

オノマトとサンドラが現環境の中で頭一つ抜けており、この両テーマに対抗できるテーマが存在しないことから、この2テーマが環境を作っていると言っても過言ではありません。


あとがき

以上、R-Wars 3rd Season[Week3]の環境考察でした。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
今回の環境に関して、Week2から大きく変化することもなかったため、考察する立場として非常に難しい内容でした。次回のWeek4でのレポートでは、シーズンの折り返し地点になるため、環境考察以外に各チームの分析内容を入れた考察をしていきたいと思います。各チームの分析データを入れようかなと思っているため、まだ未定ではありますが、次回は一部有料とするかもしれません。ぜひ楽しみにしていてください。

常に重箱の隅まで調べ上げる意識を持って分析をしているため、今回のnoteも自信を持って、皆様に提供させていただいております。なかなかここまで調べ上げているnoteはないのではないかと思います。引き続き、皆様にとって有益な情報となるように頑張って分析をして参りますので、応援していただけると嬉しいです!
また最後になりますが、今回のnoteの告知ツイートに「RT」もしくは「いいね」やnoteに「ハート」、「コメント」を送っていただけると今後の執筆活動の励みとなりますので、何卒宜しくお願いいたします!

この記事が皆様の有益な情報となり、少しでもお力になれたら幸いです。
今後とも宜しくお願いいたします。

※このレポートに記載している内容は営利非営利関係なく、執筆者の許可なしで転記、転載などを含む2次利用を禁止とします。ご理解の程宜しくお願い致します。


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