表紙

アトラスオオカブトの激戦。コタキナバルの昆虫採集ツアーでのできごと

※写真はアトラスオオカブトではありません。

ボルネオ島発上陸してきました。

マレーシアに子会社があり、そのプレジデントに手配してもらったのですが、日本からの直通はないようで、Air Asia Xでクアラルンプール(KL)から約2時間半の道のり。サバ(Sabah)州、コタキナバル(Kota Kinabalu)へ。

中国から直行便がでていて、中国の観光客が多いエリアだそうです。
島が海がキレイでみんなそこに行くのだとか。

数十年前はアマゾンに並ぶ秘境として未開の地だったボルネオですが、日本では採れない昆虫や、テングザル、ラフレシアなどを独自の生態系が存在しており、どうしても見たいとプレジデントに懇願して連れて行ってもらいました。

今回はコタキナバルに2泊(Airbnbで宿泊)

ベルトラのこちらの昆虫観察ツアーに参加してきました。

ピックアップは近くの5つ星ホテルで(シャングリラなど)
9人乗りのマイクロバスで迎えがきたのですが、日本語で予約できるツアーなので、ガイドも日本語が達者な現地の方。また相乗りしたご家族も日本の方でした。(お医者さんご一家で後ほど助けられることになります)

14時半ピックアップ
 ↓
標本つくり(オプション、別途料金発生)

世界の昆虫標本集の閲覧
 ↓
蝶園内を軽く観察
 ↓
晩御飯(マレーシア中華のお店で、チャーハン・鶏肉・鹿肉・キノコ炒め)
 ↓
19時~20時まで『夜間の昆虫観察』

というスケジュールでした。

画像1

画像2

標本つくりは、すでに完璧な状態で保存された(わたなどを抜かれた昆虫)昆虫をマッチ棒で固定するというもので、15分程度で終わりました。お子さんにはいいのかもしれません。

予約時はカブトムシはないからクワガタで予約したのですが、現地に行ってみると250リンギット(約6000円)でアトラスオオカブトも可能ということでしたので、今回は料金を支払って2体分実施。

最後、お土産になって持ち帰る標本は、この作業は全く関係なく、虫をしっかり接着剤で固定したものでした(笑

その後の、世界の昆虫たちの標本、蝶園も見たことのないものが多く素晴らしい体験でしたが、驚いたのがこの”でかい”ダンゴムシ。

画像3

開くとナウシカのオウムみたい。。。
残念ながら苦手なダンゴムシは触らず終いでした。

画像4

次いで、ポケモンにもなっているウツボカズラ(ウツボット)

中には蟻や小さいハエなどがいっぱい入ってました。

私の嗅覚では感じ取れなかったのですが、どうも甘い匂いを出しているそうです。

画像5

ウツボットの緑のイメージでしたが、実際は結構擬態をしていて見つけづらかったです。

夜の昆虫観察は、強い照明と白い布を用いてするオーソドックスなものでしたが、以前クアラルンプールの山でバナナトラップを張った際は全く現れもしなかった昆虫たちが出現しました。

画像6

アトラスオオカブト

画像7

カミキリ虫

画像8

クワガタ

画像9

これはボルネオ独自のクワガタだそうです。

画像10

金色のコガネムシ

画像11

なかなか珍しいらしいですが、ナナフシも

そのほか、セミ・蜂・蛾たちもたくさん集まってきてました。

何より、見るだけじゃなくて「触っていい」ところも満足度は高かったです。

画像12

そしたらイタズラ心が働くのが大人というもの。

生きのいいアトラスオオカブトに所謂「カブト相撲」をとってもらうことにしました。

後で知りましたが、アトラスオオカブトは気性がすごく荒いようで、確かにザリガニがよく両手をあげて威嚇するように、触ろうとすると両手をあげて威嚇してきました。

その戦いの記録がこちら。

VSクワガタは瞬殺。クワガタが戦意喪失して逃げていきます。

アトラスオオカブトVSアトラスオオカブトは素晴らしい戦いを見せてくれました。動画は途中ですがこの後も場外乱闘を繰り広げます。

そして撮影に夢中になった私は、この後服の中に入った虫をつぶすと、それがカメムシでかぶれつつ、とてつもなく臭くなるのでした。

※一緒に行ったお医者さんがすぐに薬を塗ってくれて難を逃れました

そんな昆虫観察ツアーですが、マレーシアが雨季でない4-8月がおすすめだそうです。

画像13

まるで腕時計のようなカブトムシ

画像14

こちらは途中でふるまってくれたサバ・フルーツ

ドリアンより圧倒的に美味しいです。※個人の感想

バナナ×ライチのような風味・食感でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?