人の話が頭に入らない
発達障害グレーゾーンの息子のお受験対策を振り返っています。
小学生になった息子は今でも、
人の話が頭に入らない ようです。
コロナ禍の今、
「帰ってきたら必ず手を洗うこと」
ということを何百回、というくらい伝えていますが、なかなか徹底されません。
小学生になってもこのような状態ですので、
お受験の取り込みには本当に苦労しました。
ペーパー問題の口頭での指示を聞き漏らすことがしばしば。
「リンゴがいくつありますか?リンゴの数だけ赤の色鉛筆で〇を描きましょう」
という問題、問題の意味は理解は出来ますが、「赤」の部分を聞き漏らし、黒で丸をしてしまったり、
「〇を描きましょう」の部分が「△を描きましょう」だったりすると、
その△の部分を聞き漏らし、〇を描いてしまいます。
問題になれてくると途中まで聞いて適当にやっつけけてしまうのです。
問題の意味は理解できているのになんでちゃんと聞いてないの!!
とイライラ、もどかしい思いを何度したことか。
今はわかります。息子にとってはどれも必要なことではないのです。
ペーパーで良い点を取ること、先生や両親から褒められること、
どれも息子にとっては大切なことではないのです。
自分が大切だと本能的に感じるもの以外は、彼の脳には何も残らないようです。
そんな彼の脳の仕組みを知らずに私は何度も何度も「人の話を聞きなさい」など、無意味な言葉を浴びせ続けたのは不毛なことだったなと今は反省します。ではどのようなアプローチなら良かったのか、、、はよくわかりません。
でも、息子は今の学校にご縁があり、毎日、入学した日から1日たりとも休むことなく通学し学校生活を楽しんでいます。