いつか行きたい日ノ出町のミツワグリル

日ノ出町、それは特別な街。

幼稚園の時に横浜市中区に引っ越して来て以来、

家族でお出かけする先は横浜高島屋、元町商店街、伊勢佐木町の有隣堂などだった。

横浜市営バスの103系統で横浜まで行く途中に通るのが日ノ出町。

日ノ出町あたりになると、子供は目をつぶらなくちゃいけないような看板があったり、馬券売り場に行き来する人たちの群れなど、女子供が出歩く街ではないという印象の街だった。

大学生になって、京急沿線に住むお宅に家庭教師のアルバイトで週に1度通うことになり、日ノ出町で乗り換えることが多くなった。主に、帰り、日ノ出町駅で降りて103系統のバスに乗り換えるのだ。

その103系統のバス停の前にあるのがミツワグリル。いわゆる町の洋食屋さんだ。ここのガラス張りの棚にディスプレイされたメニューがどれも魅力的で、あぁ、食べたいなぁ~、入っちゃおうかなぁ~といつもバスを待つ間メニューをくまなく眺めていた。

特にトルコライスって言葉はこのミツワグリルのメニューで覚えたのだと思う。いつか行きたいと思いつつ、結局一度も入らずじまいだった。
やはり心のどこかに、女性一人が日ノ出町の飲食店に入ることへの抵抗?があったのか、、

あれから20年以上経ち、横浜の町もずいぶん変わった。

ミツワグリル、まだあるかなぁと調べてみたら、まだありそう。
早く行かねば。

同じようにいつか行きたいと思っていた関内の山田ホームレストランはもうないらしいから。

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