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紐を解くこと

友達って何なんだろう。

小さい時からずっとこの答えを探してる気がする。思い返せば小6の時の日記にも同じような事を書いていて、それから何十年経っても『これ!』という答えは見つからない。

自分がこの人は『友達』と思っていても相手にとってはそうじゃなかったときの片想い的な寂しさを想像すると、出会って楽しい時間を過ごした人でも『友達』のカテゴリーに入れるのが怖い。片想い玉砕の経験が多すぎて友達を作るのが心底怖いのかもしれない。ちょっとしたトラウマ。

そんなこじれた感情の持ち主なので長く付き合ってくれている人は本当に寛大な人ばかりだ。いい加減でだらしない私でも『ま、そんなもんさ』と認めてくれる人たちは暖かくてかけがえのない人たちだ。感謝しているので『お返し』をしなくちゃいけない、そういう義務があるのだと無意識下で感じていた。優しくして『もらっている』から、返さなきゃと。

そんな中、学生時代から仲良くしてくれていた友達との間が辛くなってきた。当時、彼女はいろんな事に悩んでいたのだけど、社会経験もあまりなく日々家でダラダラと過ごしている私にはそんな彼女の悩みに何ひとつ答えてあげられなかったし、慰めの言葉を書いてもどれも綺麗事すぎてきっとその言葉も彼女を傷つけてしまうのではないかと思うと私は何も言葉が見つからなくなってしまった。困っている友人に寄り添えない自分が心底嫌で、そんな風に思ってしまう自分勝手さももっと嫌。何より困ってる友人には何もしてあげられないと思うと辛さと悲しさだけが日々募っていってしまったのだ。

その後。悩んだ末に、このままでは友人にも自分にも辛い事ばかりだと思って少し距離を置く事にしたのだけど、未だにこれがベストな解決方法だったとは思わない。誤解されているかもしれないし逆にひどく傷つけてしまったかもしれない。でもあの時には戻れない。

昨日は、そんな状態でしばらく距離を置いていた友人の誕生日だった。学生時代は誕生日の話もよくしたなぁ、今はどうしてるんかな?今ならあの時のこじれた私の中の感情も話せるかもな、と誕生日おめでとうのメッセージを送ってみた。

きっと気まぐれで勝手な奴と思われてるだろうと思いつつも返信が来るまでは賭けを,いや判決を待っているような気分(笑)。

夜になって来た返信は温かく、私の知っている彼女のままだった。

ちゃんと結んであった紐をぐちゃぐちゃにしたのが私ならきっとその紐を解くのも私だ。今度元気で会えたらいろんな話をしよう。まずはごめんなさいから。

今日の1ポイは帰宅後に。

さ、仕事頑張って参りましょ!

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仕事から帰ったら息子がご飯の用意をしてくれていた。昨日の残りものカレーをカレーうどんにするだけかと思ったら、えのきバター&えのきとピーマンのベーコン巻きもレシピを見ながら作ってくれていた。夕食の手伝いをしてくれると助かるからとお願いしているものの、それでもちゃんとやってくれていると安心する。自分が動く事で誰かが喜んでくれるのだと言うこと、自発的にやる事で得られる事、動いてみたらまたその先に「何か」が必ずある事を自分のアンテナでちゃんととらえてくれたらと思う。続けるのが苦手なのはよく知ってるけど頑張れ。何かが必ず起きるからさ。

さてと。

今日の1ポイ【90/100】ポストのチラシ

近所の住宅情報と化粧品のDM。今日はポストに直行。すっきり〜。