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四角四面はつまらない

誰にも迷惑をかけないように、何の問題にもならないように、とルールをたくさん作って綺麗に仕上げたものは確かにツッコミ代はない綺麗なものだけど記憶には「綺麗」だったことしか残らない。記憶に残ることは甘くて嬉しいことばかりじゃない。思い出すだけで恥ずかしかったり苦かったりすることもたくさん(ほんまにたくさん)あるけど、いろんな味があるから面白い。年を重ねれば重ねるほどそういう味は自己熟成されて味わい深くなるような気がする。

SNSで誰でも発信できるようになってから、ツッコミ代がある=リスク、みたいな流れになってて自由な発信なはずだったのにいつも何かに監視されているかのような不自由な場面も多くなった。面倒なことを回避するにはツッコミ代のないものを発信するのが一番「お利口」で「効率的」。

でも、これって何もひっかからない。めっきり観なくなったけどTVに出ている人が全く面白く無くなったのってこの「お利口」がデフォルトになったからだろうなと思っている。TVで観たいのは圧倒的な演技だったり芸だったりする、自分の周りでは観られない「キワモノ」なのに、肝心の出演者は綺麗な「お利口」を目指してるのだから面白く無くなって当然なのかもしれない。ツッコミ代しかない政治状態は放置されてるのにツッコミしやすい所には「お利口」「清潔」を求めるのって、すごく散らかった家の中にいるのに、目の前のゴミ拾いだけしてるようで気持ち悪い。

ふわっと書いてしまった。何でこんな事を思ったかと言うと、今時の大学の学祭は規制がどんどん厳しくなってて、高校の学祭レベルな綺麗さと真面目さで溢れてて、単純につまらないなと感じたからだ。お祭りは普通じゃないから盛り上がり記憶にも残る。縮小化は誰のための何なのかを考えると息苦しい。衆人環視の世の中でお利口に振る舞える人だけで溢れていく世界って楽しいんだろうかな。

さてと。

今日は在宅仕事を集中して頑張ろ(๑˃̵ᴗ˂̵)و 。でもまずはコーヒーをば。