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今日も遅延してるので気長に待つとする

時間が流れる感覚は人によって違う。さらには年齢がとるほど人生の総量という分母が増えていくので1日、1時間といった細かく区切られた時間はより速く感じるものらしい。

そのことを最近は益々と身に沁みて感じるようになってきた。これが歳をとるということなのか、はたまた日々様々なものに追われ、平日の僅かなプライベートの時間の大半は体力回復のための睡眠に費やしているからなのかはわからないが(多分両者ともだと思う)、とにかく速い。

1時間かかる通勤経路の途中で降りる乗り換えの駅では、朝は半分くらいの人が次の電車に滑り込もうと走って通り過ぎていく。そんなに急がなくても数分後に同じ行き先の電車が来るのに、それすらも惜しいほど追われている。
密度の高い1日だと働いてヘロヘロになって帰宅して、明日に備えて寝るために小一時間で晩御飯と風呂とその他家事などを済ませることもある。もうてんやわんやだ。
今の生活スタイルはおよそこんな感じなので、電車に揺られる間だけ本を読めたりするけど、現実そんな甘いものではなく、思考停止してボーッとしたまま家に帰ることもしばしばある。

私の人生はこの方向で合っているのか、幾度となく不安に駆られ落とし穴に落ちそうになる。青い芝に囲まれて自尊心が崩れそうになることも頻繁にある。
そんなの誰だってそうだ?
知ってるよ、知っててなお弱音を吐かないといられないときもあるんだよ。
涙は弱さからくるものじゃない、体内から不要な出来事や感情を押し出してくれる、エネルギーが循環するのに必要な作業だ。
皆もがいてるのなんて知ってるから、頼むから私のスペースに踏み込まないでくれ。

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