空とダウジング

ダウジングとは、振り子の回る方向や強さなどで、判断したいものごとの成否やエネルギーの強さを測る方法である。
一般的にポジティブ、イエスであれば時計回り、ネガティブ、ノーであれば反時計回り。
エネルギーが強ければ大きく長く回転し続けるし、弱ければ回り方も弱くなる。
回らない場合ももちろんあり、良くも悪くもない場合、あるいはエネルギーの動きが無い場合である。

ダウジング用の振り子というものもあるけれど、要はエネルギーが鎖状のものを伝って流れれば良いらしい。
振り子に繋げられた紐状のものは細い鎖であるし、振り子はついていなくても、数珠で代用できる。
数珠の玉が鎖状に連なっているので、この流れに沿ってエネルギーが流れる時、イエスであれば右回り(時計回り)だし、ノーであれば左回り(反時計回り)になる。

これが結構当たる。

筆者は小さなことから(今日出かけるか?出かけないか?等)、旅先の宿屋や出発日を決める時に使ったり、
場所のエネルギーが良いかどうかを見たり、
自分の身体で傷んでいる部分があれば、そこに左手をかざして、身体を通ったエネルギーを右手から流して(この場合、左回りから始まっていったん止まり、その後右回りになる)調整したりする。

人間の身体にも、地球と同じように一人ずつそれぞれ磁場があって、エネルギーが循環しているそうである。
筆者にそれを教えてくれた人(アメリカに住む中華系のお医者さん)は、左から入って右から出ていくと言っていた。
北半球で東を向いて立った時、北極点から赤道に向かって流れる磁気にあわせてそうなるらしい。
しかし他の人は、右から入って左から出ると言っていた。

このびっくり話を聞いた時には、筆者もエネルギーを感じられるようになりたいと憧れて、両腕を地面と水平にあげて東を向いて、『エネルギーが流れている~』と思いながら立ち続けた。恥ずかしいので人の見ていない所で、である。
数日間の練習のかいあって、自覚は無くともエネルギーが流れやすくなったらしい。
右や左に、振り子や数珠が回りやすくなった。

お楽しみの為にやり方を記す。
数珠の場合、指に引っ掛けても良いし、端を軽く握っても良いが、ぎゅうっとではなく軽く持って、下に垂らす。
あとは質問をして、右に回るか左に回るか見るだけである。
この道を行こうか? イエス(右)orノー(左)。
あの人は来るであろうか?イエス(右)orノー(左)。
この試みは上手くいくであろうか?イエス(右)orノー(左)。

最初から百発百中とはいかないかもしれないので、遊びで始めるのが良い。
結果を信じる、信じないは自己責任である。

さて、もちろんこれは自分で動かしているのだ、という人もいる。
顕在意識か潜在意識か、良いと思う方向に回したいときには右回りになるし、嫌だと思って占っている時には左回りになる、というのである。

実際、そういう部分ももちろんある。
こうだと良いなぁと思っている時には右回りが多いし、こちらは嫌だなぁと思っている時には左回りが多い。
不思議なのは、自分はそれほど嫌っているわけではないにもかかわらず、
以前失敗しても、もう大丈夫、良くなっていると思っても、
何度やっても左回りになるものごとがある場合である。

そういう場合は保留にしておく。
何故なら以前、出かける・出かけないで小さく占っていた時、ノーと出たのに用事をしようと出かけて役所が閉まっていたり、苦手な人に会ったりということが毎回あったからである。
信じやすい人間はこういうところで縛られる。

最初はバカにしていたのであるが、有用なので判断の一助にしているダウジングであるけれど、回らない場合がある。
エネルギーが無いのか、調和して動かないのか。
とにかく止まってしまう。
あるものごと(主体)について判断を仰いだ後、
そのものごとについて『自分の心にそれが映っているようにあるのか?』と考えて、部分に分け、もとのイメージが消え失せて『それは自分に映っているように有るのではない』と思った時、
振り子(数珠)は止まる。

こりゃヤバイ、と思って、先刻までのようにイメージを喚起すると、右か左に回る。

ある主体が世俗の現れとして現れている時には回るし、
その主体が『自分に現れているように有るのではない』と納得した状態では回らない。

静謐というのか。エネルギーが動かないのか。
何も考えないので、意識的にも無意識的にも動かそうとする努めが止まるのか。

理由は分からないが、とにかく止まるのである。
誰か試してみて欲しい。

ものごとは、条件によって形作られ一瞬たりとも留まらないので、私達が認識するように有るのではない。
自由であるし、捉えどころがないものでもあるが、
逆に限定されることもない。

それを良い悪いと判断することの方が、
自分たちで作り上げた制限なのだろうかと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?