『根本中論』『ブッダパーリタ』『顕句論』『正理の海』全編・目次付き

『根本中論』『ブッダパーリタ』『顕句論』『正理の海』全編・目次付きで、明日公開する。

公開するとはいっても、今まで少しずつ章ごとに出していたので、
全くお初にお目見えするのは「目次」のみである。

「目次」だけのpdfデータと、「全編・目次付き」pdfデータの二種類ある。

「何の目次か?」といえば、

『根本中論』『ブッダパーリタ』『顕句論』ともに、原典はサンスクリット語で著された論書である。
その著述法の特徴であるのかどうかは分からないが、ひたすら並列に内容が綴られており、章の区切り以外、内容の区切りははっきりしていないことが多い。
それに対して『正理の海』の著者ツォンカパ大師は、章の区切りはもちろん、一つの章内でも大まかに基礎的な内容の分類をし、それをさらに細分化して、ピンポイントで原典論書の内容を顕かに示してくれた。

『正理の海』の目次はもちろん、ツォンカパ著テキストの目次であるが、
それを『ブッダパーリタ』と『顕句論』に照らし合わせ、項目ごとに記したのが、上記二論の目次である。

『根本中論』については、細かすぎて逆に煩わしくなるかと思い、章別のみとした。

四論書とも、本文は以前公開したものと僅かに違っている。

長いデータで目次だけ追うにも見づらいかと思い、項目の部分は太字。
『ブッダパーリタ』『顕句論』での小字の項目の場合、直接当てられた項目が太字になっている
(△△>○○の場合、○○は直接の項目。△△は○○が派生した基の項目)。

『ブッダパーリタ』『顕句論』での『根本中論』本文の引用も、『根本中論』本文の記述に沿って引用されたものは太字になっている。


読み返してみると、解り辛いし、直訳で日本語になりきれていない部分も多く、未完成ではあるけれど、ここで一度区切りをつけようと思う。

手直しをしようと思えば、まだ幾らでも書き換えられるし、
内容も、筆者如きが簡単に伝えられるほど浅いものではない。
そう考えると、一生かかっても終わらないかもしれない。

筆者の先生は全てチベット人か、チベット仏教圏のインド人である。
インドに来てから全てを学んだ。
聴講していた学校の履修を終えた後で本格的に訳を始めたので、先生方から訳についての細かい指導を受けることは無かった。
ポイントがあればメモをしておいて、数回質疑応答を受けただけである。

訳しながら受けていた授業は、お坊さん達の授業を一緒に聴かせてもらうことが主だった。

日本語のテキストも、ほとんど読んでいない。
読めば似た言葉になってしまうだろうという恐れもあったけれど、
読もうとした時、何故だかその時の状況で止められた。
自分でやってみろというサインであったのかと、今では思っている。

そのような理由で、以上の翻訳は、チベット語を日本語に置き換えた一つの例である。
沢山の人が、できればチベット語の原典を読んで、自分で内容を理解し、日本語に置き換える作業をして欲しいと思っている。

チベット語は、短い言葉で、的確に哲学的な内容を表記することに非常に特化している。
更に、著者の人となり(性格)を知るにも、できるだけ原典の言葉に近い著述が良い。
その点で、現代まで伝えられた仏教哲学を知りたいと望む者にとっては、チベット語はとてもとてもありがたい言語である。

未完成であると先に書いたが、数年前初めて訳した時の言葉と、今の筆者が論書を読んで受け取る意味合いも変化している。
昔の自分の方が良く理解していた部分もあるし、今の方が見える部分もある。

時間の流れとともに、身体も意識も変化している。
身体と意識が変化しているなら、それによって名付けられる「わたし」も別の者である。

当時の「わたし」はまるで別人であるかのように感じるが、
彼女の努力に敬意を表して、未完成のまま一度全てをお披露目する。

将来、また見直すこともあるかもしれないが。

今まで多くの先生方にお世話になった。
数えきれない程である。
その中でお一人のお名前を挙げて、全ての先生方へ心から感謝の念を伝えたい。

ペルジョル先生。そして全ての先生方。
いつも、本当にありがとうございます。

『根本中論』『ブッダパーリタ』『顕句論』『正理の海』全編・目次付き、明日公開予定です!

DECHEN
https://www.dechen.jp
釈尊、龍樹達が説かれた「中の思想」を、チベットに伝わる仏教テキストから紹介するサイトです。

「ダウンロード(中観)」→『根本中論』『ブッダパーリタ』『顕句論』『正理の海』第1章~第27章公開中。
中の思想を明らかにするテキストの代表作、『根本中論』と、その主要な註釈である『ブッダパーリタ』『顕句論』『正理の海』の三論書。

他にも、インド・ダラムサラで頑張っている仲間の紹介や、地震除け、
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1999年初渡印。2003~2015年インド・ダラムサラ仏教論理大学聴講。現在も殆どヒマラヤの麓、ダラムサラで暮らす。 100円投げ銭サポート募集中!インド自炊で一食分・・・二食分?(^人^)ゞ