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菩提心の称賛《宝珠の灯》第342偈

342)完全なる菩提心を
持つ聖なる者たちは、
楽でも様子が変わることはなく
苦しくとも様子が変わることはない。


楽や幸せ
あるいは苦しみで
様子が変わる者は、

我を感じている者であるともいえる。


私が楽だから
嬉しそうに喜び

私が苦しいから
痛々しく嘆く。


ここに自他全てを含んだ
全ての者の幸せを
一番に考える者がいたとすれば、

皆の幸せがあれば喜び

皆の苦しみがあれば悲しむ。


我の幸せは
もしかすると
小さ過ぎるのかもしれない。

我の苦しみも
もしかすると
小さ過ぎるのかもしれない。


あるいは
リアルに思い描いている皆の幸せが
あまりにも幸せで

そこへ向かう今の道も
そこへ近づいて行くと
幸せで

常にデフォルトで
幸せがあるから

正直に澄んだ
明るい様子に変化がない
のかもしれない。

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