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第2回「紙HOLIC展」後夜祭

こんにちは。
バタバタとした5月の制作。
ようやく完成したと思ったら大急ぎの額装、発送とあっという間の搬入日でした。

今回はこのグループ展で出展した私の作品と、会場の風景などを少しお伝えしたいと思います。


タイトル:「新作リップは要チェック」
サイズはA3、16枚の紙を使っています。

人生初の猫ちゃん作品です。
友達の家の猫ちゃんなど、たくさんお写真もらって何枚か描いたのですが、ある時スケッチをやめて記憶だけで描いた時にポンっと出てきたこの子の顔がみょ〜〜〜に気に入ってしまい、そのまま勢いで彩色、さらにそのままの勢いで彫ってしまいました。
私の猫作品の第一弾は、モデル候補だった友達の猫ちゃんたちや、ずっと描こうと決めていたあの子でもなく、奇遇にも我が家の一番食いしん坊で一番わがままな子になってしまいました…自分でも意外です。
なんとなく、このおすまし顔を見てみたら
お化粧しているように見えてきて…
慣れないメイクだけど流行りの色だけは全部試してしまうという、欲張りな猫の設定にしました。
この子のオススメはオレンジ色のリップだそうです。それでタイトルが新作リップ、となったわけでした。
今回の展示は自分を含め18人ほどの作家さんが集まり、作品の数や大きさも充実したグループ展となりました。
(以前このブログでご紹介した三橋先生も出展されていました。)
残念ながら会期前にこの記事を仕上げることができなかったので、展示が終わってのお話になってしまうのですが…。

会期の前半は人がまばらな時間も多かったですが、後半に差し掛かるほどお客様が増え、最終日には会場の作品をご購入された作家さんもいらっしゃいました。

千駄木周辺へ観光に来た海外のお客様でした。
沢山会場のお写真も撮ってくださっていて、とても彫紙アートを気に入って下さっていたようでした。

彫紙アートは紙で彫る絵画として展示することが多く、そのため高額な作品も多いため、その場で作品を即決で購入を決めるお客様はそれほど多くはありません。
なので、この出来事には会場の皆で喜び、その後もメンバーと他のお客様ともに大変盛り上がりました。本当に嬉しかったー。
改めて作品とお客様の一期一会の大切さを実感した瞬間でした。

せっかくなので会場での作品の写真を少し。


パーテーションの仕切りを最小限にして、光が沢山入る広い空間にしていました。
設営が急遽行けなくなったので会場全体の写真が撮れなかったのが本当に残念です。



全ての作品の撮影はできませんでしたが、少しでも様々な表現がされている作家さんの作品をご覧頂けたら幸いです。

今年の彫紙アートは、私も地元の市民展に過去の作品をもう一つと
秋にある「全国彫紙アート展」に向けてまた作品を一つ作っていきます。

今年は会場で他の方の作品を買ってもらえる瞬間に立ち会えたことや、一人一人作品づくりのお話が聞けて本当に勉強になりました。

近くで見ても、遠くで見ても見応えがある彫紙アート。これからも少しでも色々な人に見て貰えたら嬉しいです。


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