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THE FIRST TAKE song by SixTONES

2022年1月1日「THE FIRST TAKE(以下、TFT)」YouTubeチャンネルに、SixTONESの「Imitation Rain(以下、イミレ)」がアップされた。

ファンが熱望していた「THE FIRST TAKE」に、SixTONESが登場した。にわかに噂されていたが本当だったのでびっくり!昼頃に公式から発表されてからは、プレミア公開の22時が待ち遠しかった。

公開前からスタンバイし興奮を抑えながら見た。初見で一気に引き込まれ鳥肌がたった。上手いかっこいいだけじゃない、世界観に圧倒された。TFTだけのバーションでピアノとストリングスで奏でられるイミレは、原曲にはない魅力にあふれている。

シンプルだけど壮大な音に負けていないボーカル。それぞれ個性のある声がはっきり聞こえるけど、違和感なく調和している。主旋律、上ハモ、下ハモ、ラップと複雑に構成されているからか、聞けば聞くほど“旨味"がしみだす。特にラスサビは、主旋律3人が歌いはじめて、下ハモ、上ハモと重なりあわせ厚みを出しているそうで、パートを聞き分けるのもおもしろい。ずっとリピートしているが、飽きないどころかどんどんハマっていく印象だ。

作詞作曲はX JAPANのYOSHIKIで、彼の作り方が素晴らしいのもあるが、自分たちなりに解釈し膨らませ表現しているSixTONESもやはり素晴らしい。グループ名の由来”6つの音色”とは、まさにこのこと。

ネット記事に「より一層緊張感を持ちつつ、大事に大事に、丁寧に丁寧に我が子のように歌いました」とあったが、そのとおりだと感じた。緊張しているだろうけど、みな自分らしく存在していて、絶妙なバランスで個性を表現している。そして、大切に大切に歌う姿に釘付けになった。

みんな良い表情をしているが、個人的には髙地優吾の、やわらかな表情が印象に残っている。彼はダンスも歌も苦手意識があるとよく語っていて、今まで表情が固いことが多かったが、イミレTFTではそれが見えない。成長したからこその表情なのだろう。そういうところが垣間見えるのも、ファンとしてはうれしい。

イミレTFTは衝撃的な作品だし、何なら”事件”といってもいいぐらいだと思う。TFTは過去の動画でわかるように、ほとんど実力のあるアーティストしか参加していない。ファンなので贔屓目は多分にあると思うが、その舞台に選ばれ堂々と歌い上げているし、SixTONESもここまできたのか認知されたのか…と、曲とは別の、感動の涙があふれてくる。

2020年1月にデビューして約2年。イミレはデビュー曲だから相当歌ってきたはずだ。発表当時はデビュー曲っぽくないと物議を醸したが、私はイミレだったからハマったし、イミレがデビュー曲で感謝している。熟成されていくデビュー曲を見守っていけるなんて、なんて幸せなんだろうと思う。

SixTONESはジャニーズではじめてYouTubeチャンネル開設とか、いろいろ「ジャニーズ初」を更新しているが、TFTもそのひとつに加わった。なんと名誉なことか!ファンやっててよかったと思える”事件”がまたひとつ増えた。

ジャニーズには一定数のアンチがいるし、「ジャニーズなんて」とひとくくりにされるが、アイドルな肩書は一旦置いといて、無の心で見聞きしてほしい。

しかしTFTのクォリティーはすごい。空気の動く音が聞こえてる?ぐらいの表現力なのだから。

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