【随時更新】Coral School『シリーズAから始める銀行融資』質疑応答

本記事は Coral Capital のYouTubeチャンネルで配信されている動画『シリーズAから始める銀行融資』をご視聴いただいた後にお読みいただくと、より理解が深まります。

視聴者の皆様からいただいた質問に回答してまいります。


Q1.政策金利の引き上げが融資の交渉へ及ぼす影響について@2024/9/6

日銀の利上げにより短プラの上昇で既存融資にも上乗せされたりと影響あると思うんですが、今回のケースのような引き上げって、銀行さんと事前に特約とか結べれば、上昇を抑えたりって可能なのでしょうか?銀行側にしてみれば交渉自体がそもそも無理って感じなのか向こうの利幅次第では交渉可能なのかみたいなのか気になりました。

⇒ 財務の教科書で習う金融デリバティブの出番です。金利スワップ(変動金利と固定金利を交換する契約)を付加した契約を締結すれば、固定金利で融資を受けることができます。繰上返済時に違約金を支払う条件を受容できるなら、有力な選択肢になります。

別の提案として、敢えて財務制限条項を設ける融資商品が選択肢となり得るかもしれません。黒字の維持や資産超過の維持などを条件に、金利を低く設定できる融資商品があります。コベナンツにヒットしたとき、自動的に金利が上がる仕組みのものがあるので、金融機関の営業担当者に確認してみましょう。

「交渉可能」が結論です。

お知らせ

動画の補講のnoteも準備中です。(2024年9月中旬頃、公開予定)

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