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九頭龍閃

恋人いない時期だからこそよく思う、「この世の中に可愛い女多すぎやしないか?」って。俗物なのでそういうことを考えて元気出たりする。最近もよく思う。

年末〜今年入ったあたり生活に色々あり、仕事が増えたり減ったりした。仕事なんてものは好きなことをするための礎に過ぎませんのでなんでもいいんですけどね。俺はどう見たって周りの人より楽観的で不真面目、これ30歳超えたらみんな真面目にやってんだろうなあと思ったけど自分は違った。自分は永遠にこのスタンスで金を稼いで好きな事するんだろうな。最近急に時間ができたもんだから日々漫画読んだり映画見たりしてる。出勤って概念がめちゃくちゃ嫌いなんですけど、これが無くなるだけで人の生活はいくらか余裕ができる。めっちゃ寝れてめっちゃ映画見れる。おれだけかもしれん。

この前「そうだ!焼き鳥さん見に行こう!」と思って京都に行った。12月の頭にはもう新幹線と宿を取り、単身で京都。るろ剣の斎藤一くらい単身で行った。焼き鳥さんはライブが上手だった。一部始終を見て、会わずして彼女の才能に痺れ歌唱依頼を出した自分に誇りすら持った。俺の目や耳は何も間違っちゃいないんだと改めて確信した。悪・即・斬の精神よろしくこの心貫いてみせる。無論、死ぬまで。
焼き鳥さんはめっちゃ気遣ってたくさんお話してくれたんだけどそれが申し訳なさすぎてお腹痛くなっちゃって逃げるように帰ってしまった。後悔ばかりが残る一幕となったが、「実際に会って話をした」という事が俺的には大事であり、これをフラグとして次の何かに繋げていくことが大切なので全然大丈夫です、全然落ち込みませんのスタンス。

宮崎に行った時もだが、関東を出た場所では方言がまるで外国語のように聞こえるのでイヤホンせずに歩くわけ。たまになんて言ってるかわかんなくて異国情緒を感じるわけ。同じ日本なんですけどね。宮崎弁は本当にわかんないときあったな。
京都といえば日本の文化・芸術が凝縮されたような地であるが、俺は寺がやたら多くてワクワクしたね。俺は京都に来るのこれが3回目くらいで、若い頃足を運んだ時は引くほど金が無かったので全く観光できなかった。けど今はちゃんと働いてるので観光ができる!と思って改めて観光した。ほんで京都は1週間くらいないとあんまり観光できないなとも思った。なんて場所だ。
寺が死ぬほどあるが、滞在期間が3日しかないので3つの寺社仏閣に寄った。神様仏様は同日にハシゴされるのを嫌うらしいからそれに則った。
清水寺、八坂神社、伏見稲荷で今回は良しとした。伏見稲荷って軽登山できるのな。知らなかった。思ったより時間かかるから途中で降りてしまった。次行く時は頂上まで登りたい。
あとどうしても京都競馬場見てみたくて行ったけど、眠過ぎて現地でちょっと寝た。リニューアルした京都競馬場は少し無機質で町の公民センターみたいな印象だった。でもギャラリーたちの京都弁で飛び交うやや雑言みたいなのが聞けたのでよし。おれはこれを聞きにきた。

帰りの新幹線で「楽しかったなァ〜」って呑気に思いふけながらウトウトしてた。会いたかった人に会えたのもそうだし、1人でブラブラしても楽しいから「そうだ、京都に行こう」なんてコピーが電車の広告に使われるんだなあって齢31にして気付いたよ。会いたい人たちに会いにいくためにこの国を流浪する余生、悪くないかもね。みんな長生きしてくれ。

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