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バレンシアガ ゲート


バレンシアガというブランドは皆さんご存知ですか? ヴィトンやプラダなんかと並ぶ高級ブランドの一つであり、とがったというか、ストリート系で斬新なデザインが若者に大人気のフランスのブランドです。
今回、そのバレンシアガが新たに発表した広告写真が問題を起こしています。
小さな女の子がモデルになっているのですが、その腕には、黒いレザーのボンデージをつけたクマのぬいぐるみが抱かれていました。
クマがつけているレザーのベルトやスタッズ、あみあみのトップスなどは、BDSM、つまりサドマゾ趣味の象徴ともとらえられます。
また、女の子は足を肩幅に開いてソファーの上に立っているのですが。その前のテーブルに置かれた、ジュースのストローがまっすぐ彼女の股間に向いていることも、何かけしからんことが揶揄されている気がすると指摘されました。
それを見たネット民たちは、たちまち怒り狂います。
子供を性的に見るな、バレンシアガは児童虐待を擁護していると。
そして、すぐさまバレンシアガとその写真を撮った写真家のGabriele Galimbertiが大炎上しました。
さらに、同時期に発表されたアディダスとのコラボバッグの広告は、物撮りなので、バッグだけが映っているのですが、商品の下に無造作におかれた英語の書類が、2008年の最高裁判所で児童ポルノと言論の自由が争った時の、資料だったのです。



さらに、大人の女性がモデルになっている写真の背景に写っているアートの本が、Michaël Borremansの本だとわかりました。Michaël Borremansの作品の中には2.3歳くらいの裸の子供のシリーズがあって、子供たちが血だらけになりながら切断された人間の四肢を食べるという絵があるので、そこでバレンシアガは児童虐待と、カニバリズムのイメージを世間に発信しているのだーーーとなりました。

相当炎上して、その後どうなったかというと、バレンシアガは即謝罪。わたしたちは断固として児童虐待には反対の立場です。これから関係者の責任を追及します。と発表し問題の写真を全て削除。
写真家のGabriele Galimbertiは、僕は正直、照明をセッティングして撮影しただけ、何を撮影するかの権限はなかった。ただシャッター切っただけなのだと自分を擁護。
金のために自分の娘を差し出す親の顔が見てみたいとたたかれた、モデルになった少女の父親も、匿名で、娘は撮影を楽しんでいた、嫌な思いはしていないしカメラマンのガブリエルは悪くなかったと声明を出しました。
現在、バレンシアガはブランドのイメージの大幅ダウンにつながった今回の騒動をうけて、ボンデージクマちゃんのキャンペーンを取り仕切ったプロデューサーに対して25億円以上の損害賠償を請求しています。

と、いまここなんですが、バレンシアガといえば、ちょっと前に、カニエウエスト(本名:Ye)を首にしたとこだったんですよね。
Yeって言いにくいので、蟹江って呼びますが、カニエがファッションショーに、BLMではなく、ホワイトライブズマターと背中にでかでかとかかれたロンティーを着用したからです。さらに、ユダヤ人にデスコン3をお見舞いしてやるぜなど、反ユダヤ発言を繰り返しおこなったからです。
長年の付き合いがあったバレンシアガとアディダスは反ユダヤ主義には賛同できないとして、カニエとの契約を打ち切りました。

なので世間は、バレンシアガは反ユダヤは許さないのに児童虐待は許してるってどういうこと?ってなりました。

最期にひとつだけ、最近トランプが2024年の大統領選への出馬を表明して、カニエも出馬宣言をしました。
その直後、トランプがカニエと白人至上主義者で有名なNick Fuentesという人物を自宅に招いていたことが話題になっています。
これには共和党の中からも悲鳴が聞こえてきていると思います。

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