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#25 20240920『あなたは、心のこり、ありますか?』(ゲスト:株式会社itakoto 代表取締役社長 伊賀都温(とおん)さん)

2024年4月からスタートしている「渋谷でDeathラジオ」。放送の詳細やオンエアに載せきれなかったこぼれ話などをご紹介していきます。

#25 20240920『あなたは、心のこり、ありますか?』(ゲスト:株式会社itakoto 代表取締役社長 伊賀都温(とおん)さん)

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伊賀さんのプロフィール

株式会社itakoto 代表取締役社長 COO 伊賀都温(とおん)
複数のベンチャー企業の立ち上げ、Webマーケティング業務に従事。その後、ITAKOTOに参画し、数々のイベントを成功させてきた。得意とするSNS運用にてTwitterアカウント「140文字の心のこり」を企画。SNS総フォロワー数1.5万まで伸ばした。2022年5月より当社代表取締役に就任。
https://itakoto.co.jp/

■前半|itakotoについて

itakotoとは
・「この世から心のこりをなくしたい。」がコンセプトの遺書(遺言)を動画で残すサービス
・法的効力はないが、動画で肉声や表情をしっかり残していって、万が一、亡くなったときに見返して、少しでも「心のこり」が消えるのではないか。

ロンドンブーツ1号2号の田村 淳さんが創業者
・あつしさんのお母さんが看護師で、昔から誕生日のときに「自分の延命治療をするな」と言われていた
・お母さんがご病気になったときに、お母さんのその言葉が蘇ってきて、延命治療をしない選択ができた
・想いを動画で残していくことが大事だと感じ、タレント業と並行して慶應義塾大学の大学院に通って遺書やなにかを残すことの意義を研究。その後、itakotoのサービスを立ち上げた
・「遺書をのこすと、気持ちがスッキリしてポジティブになる」効果がある
・亡くなったあと、声を忘れてしまうことが多い。「声を残しておけばよかった」という声が多い。
・声をしっかり残すような遺書動画サービスになった

itakotoの使い方
・無料アプリをインストールして、スマホの自撮り機能を使って撮影する。定期的に撮影して、撮りためていくことができる
・きちとした動画を残したい方は、「itakotoプレミアム」という有料サービスもある。結婚式で流すムービーのようなイメージで「自分史」をプロのカメラマンが撮影してくれる
・お盆や正月に集まったときに家族で見たりすることも。最近では、生前葬で流したいという要望も増えている
・自分の動画が残っていないことが多い。親から自分の名前を呼んでもらっている動画は少ない
・子どもが親へのプレゼントとして購入するケースも増えている。「敬老の日」「父の日」「母の日」のプレゼントとしておすすめ

itakotoが目指す未来
・「遺書動画、もう撮った?」「itakoto使った?」という会話が日常で行われるようになってほしい
・七五三のように、ひとつの文化になっていくとよい

Deathフェスは、4月14日を「よい死の日」として、エンディングノートをかく、死ぬまでにいきたかった場所にいくなどを考える日になるとよいなと思っているので、itakotoの動画をとるというのも、ぜひ一緒に広めていけるとよいですね。

■曲のリクエスト

ちょ / B-DASH

<選曲理由>
プロ野球が好きで千葉ロッテマリーンズのファン。この曲は、夏だけ流る応援歌。
B-DASHは解散してしまい、また最近ボーカルの方が若くして亡くなってしまった。この曲をもっと多くの方に知ってもらいたいと思って選びました。

■後半|イタコト展について

イタコト展について
・itakotoに入社したときに、遺書動画の認知を広めるためにイベントを開催した
・展示物として「心のこり」を集めて、「やっといた方がよいな」と思ってもらえるようなイベントにしたいと考えた
・Xのアカウント「140文字の心のこり」をつくり集めてみたら、たくさん集まって、2年で1700〜1800個くらいの心のこりが集まっている。現在、Xのアカウントで「心のこり」を毎日1個ずつ投稿している

・集まった心のこりの50-100個をイベント会場で展示している
・他人の「心のこり」が、死に向き合うきっかけになれば
・現在は、葬儀場やイベントスペース、自治体、企業と協力して開催している
・来場者は、高齢だけでなく30-50代と幅広く、40-50代の方が多い
・展示だけでなく、入棺体験や無料相談ができるブースなどがある回もある

企業研修の一貫で心のこりを考えるワークショップも開催
・心のこりを考えたり、遺書動画の台本を考えるワークショップなどを開催
・自分の人生を振り返ることができ、自己理解が深まる
・書いたらスッキリするという感覚。人前で発信することが少ない。実際に書いてもらう、発信してもらうとスッキリするという方が多い

「心のこり」という言葉によくない印象を持っていたが、実際にitakotoさんが展示されている「心のこり」はハートフルで素敵な内容が多かった。自分の人生の棚卸しも兼ねて、心のこりを書いてみるのもよいかもしれませんね。

■お知らせ

イタコト展の最新情報はこちらから

■番組へのお便り

こちらの記事をご参考にどうぞ。

https://note.com/deathfes/n/n930fe6d4a36d

★★すべてのアーカイブはこちら!

https://note.com/shiburadi/m/m458e51f0078b





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