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「パートナー」となったその後は?(2022/5/26)

本投稿は日経新聞に記載された記事を読んで、私が感じたこと、考えたことについて記載しています。
記事の長さはおよそ1,000〜1,800文字ですので、2〜3分程度で読めます。

みなさんの考えるヒントになれば嬉しいです。
よろしければ、お付き合いください。
「マガジン」にも保存しています。

「学びをよろこびに、人生にリーダシップを」
ディアログ 小川


【テクノロジストの時代】
人を助ける家事ロボ開発
アイロボット会長兼CEO コリン・アングル氏

2022/5/24(火)日本経済新聞朝刊

記事のポイント

  • 世界で4,000万台を売り上げるロボット掃除機「ルンバ」は米アイロボットのコリン・アングル会長兼最高経営責任者(CEO)が生み出した。
    小さい頃から機械いじりが大好きで、地雷除去ロボなど多くのロボの製品化に関わった経験が開発につながった。

  • 3歳でトイレを修理するなど小さい頃から物がどう動いているかを調べるのが好きだった。マサチューセッツ工科大学で本格的にロボの研究を始めた。足場が悪い場所でも歩ける六本足のロボを作る中で、さらに夢中になり、1990年に指導教官らとアイロボットを設立。

  • ルンバを開発する前にも様々な製品を作り出した。2002年にルンバの発売にこぎつけたのは、これらの経験が役立った。業務用掃除ロボは省エネルギーの掃除機を作る基盤となり、地雷除去ロボは部屋の隅々のゴミを探すのに応用した。おもちゃでの経験は部品の簡素化やコスト抑制に役立った。

  • 「ロボット掃除機のアイディア自体はありふれたもの。それを手ごろな価格で実現するのが難題だった」と語る。

  • ルンバは日本で400万台売れ、国別では米国に次ぐ。長期的には家自体がロボのような機能を果たすことを思い描く

  • ロボが人の仕事を奪う可能性も指摘されるが「ロボは人を助け、真のパートナーシップを築くために存在する」と強調する。人が雑務から解放され、自由な時間が取れるのを手助けするロボの開発を今日も続ける。


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ルンバを使っている人、多いですね。中には名前をつけてペットのように可愛がっている人もいるとか。(残念ながらルンバを使ったことがないので、実際の使用感はわかりませんが)

テクノロジーの進化が、人間に自由な時間を生み出してくれています。
ルンバの関連する家事労働時間についていえば、1915年(大正4年)には16時間6分、1961年(昭和36年)には10時間2分だったものが、2018年(令和元年)には5時間弱に短縮しています。


出典:1915年、1961年の家事労働時間


2018年の家事労働時間(添付資料12ページ)

https://www.ipss.go.jp/ps-katei/j/NSFJ6/Kohyo/NSFJ6_gaiyo.pdf


長期的には家自体がロボのような機能を果たすとともに、人を助け、真のパートナーシップを築く存在になるのだそうです。
人が面倒だと感じる雑務はどんどん代わりにやってくれて、ますます自由な時間が取れるようになりそうですね。


雑務から解放され自由時間が増えることはとっても良いことだなと思う反面、考えさせられる点もあります。


  • 増えた時間をどう使うのか?

「遊び」はたまにやるから楽しい。
仕事をしているときは週末のゴルフが待ち遠しかった人が、退職して自由時間が増えると、だんだんとゴルフから足が遠のいてしまうように、それまで時間をやりくりしてやっていたことが、いくらでも出来るようになると楽しくなくなってしまいます。
今後さらに自由時間が増えたら、その時間を使って何をしましょうか?
(まさか仕事?)


  • ほんとうの「パートナー」として、私たち人間は何をするのか?

良好なパートナーシップを続けようと思えば、お互いがメリットを感じる必要があります。
甘えてばかりの一方的な関係性では続きませんよね。
ロボは見返りを求めて文句を言ったりはしないでしょうが、雑務を全部やってくれるようになったら、私たちは何をして貢献するのでしょうか。その分を誰にどのように返しましょうか?


最終的には、一人ひとりの生き方のスタンスが問われそうですね。



美味しいものを食べて、次回の投稿に向けて英気を養います(笑)。