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汚部屋から脱出第七回 もう業者の手を借りることにした

オタクなので、大量の漫画やラノベが手元にある。
花ゆめ、LaLaから始まり、サンデー系、マガジン系。よいしょよいしょと整理しても一向に進まない。仕舞には逆に散らかり始めた。
とにかくかさばる。
一見綺麗だが、値が付かなさそうである。全部売り払っても100円いくかどうか。
メルカリでは漫画は思ったほど値がつかない。少女漫画だとなおのことだ。
1か月前に出した手芸キットは30分で売れたのに、漫画は残る。私のコレクションに何の不満がある。屈辱だ。
本をまとめて、写真を撮ってと四苦八苦。もはや疲労の域に達している。
これはもう自分の手でとどめを刺したい本以外は業者に頼もう。
そう決めた。もうやってられない。
整理するために本が広がるのがもう耐えられない。メンタルががりがり削れる。私は早々に片付けて山に登りたいのだ。
というわけで、さっきもったいない本舗に申し込みをした。
今私が行っているのは、掃除という名の修行だ。
断捨離とは、物を捨てるだけではない。
自分に必要・不必要なものを見極める訓練だ。修行だ。
私に必要なものは何だろうか?
今の仕事を続けていくための、勉強をできる環境が欲しい。
残りの人生で元気に山を登るための知識と体力が欲しい。(あとお金も……)
私が本当に好きだと思うものだけを手元に残して、雑念のない時間を過ごせる環境が欲しい。
そのためには、もう5年は読んでいない漫画や小説は必要だろうか?いやラノベに至ってはもう10年は読んでない気がする。
そして、欲を言えば、当時の私のように、読みたいけれど廃版で見つからないと悩む人の手元に渡ればいい。
けれどそれはもうメルカリでやるには限界がきている。すっごいしんどい。もう終わらせてほしい。漫画なくなれば床の可視面積6割ぐらいに復活するのに。

なお、一応売れたものを紹介すると
・フェリシモの手芸キット(売れ筋)
・今でも地味に人気のある某文豪漫画とその小説
・手芸の本
・手芸用の素材
・服
など。本当に書籍は売れない。

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