液タブ愛用者向け!Kamvas Pro 19のスタンド探しで見つけた最終的なベストカスタマイズ!
Kamvas Pro 19のスタンド探しの話ですが、この液晶ペンタブレット(液タブ)に限らない液タブ全般で役に立つかもしれません。
私のお悩み遍歴に興味がない場合はParblo PR100の改造と使用感に飛んでいただけます。
Kamvas Pro 19に最適なスタンド選びの試行錯誤
Kamvas Pro 19をお使いの方で、スタンド選びに苦労されている方も多いのではないでしょうか?
液晶タブレットは角度調整や持ち運びが必要なことも多く、特に「安定性」と「可搬性」のバランスを取るのが難しいものです。
私も最初は、Galaxy Tab S8 Ultra用に購入していたXppen ACS05という折り畳みスタンドを流用してKamvas Pro 19で使用していましたが、角度調整の自由度が限られているため、長時間の作業には不向きだと感じました。
そこで、他のスタンドを探し始め、いくつかの選択肢を試してみました。
Kamvas Pro 19は、Huionから発売されている人気の液晶ペンタブレットで、大画面でありながら比較的軽量で持ち運びが可能な点が特徴です。
ただし、その汎用性の高さゆえに、適切なスタンド選びが重要になってきます。
私が求めていたのは、液タブの角度調整が自由にでき、かつ持ち運びが容易なスタンドです。
最終的には、Parblo PR100を改造して使用することに落ち着きましたが、それまでにいくつかのスタンドを試し、可搬性や安定性のバランスを考慮しながら選択肢を検討しました。
選択肢として考えたスタンドたち
Kamvas Pro 19に合うスタンドを見つけるために、以下のスタンドを選択肢として試してみました。
それぞれにメリットとデメリットがあり、どの要素を重視するかによって最適なスタンドが変わります。
Huion ST100A: 人気のスタンドで、頑丈で安定性が高く、液タブを固定して使うなら素晴らしい製品です。
Kamvas Pro 19をデスクなど特定の場所に設置して、頻繁に動かさないのであれば理想的な選択肢です。
しかし、私の場合、Kamvas Pro 19をスマホやノートPCと連携して様々な場所に持ち運びたいというニーズがありました。
そのため、持ち運びが難しくなる選択肢は除外せざるを得ませんでした。
モニターアーム: エルゴトロンやHuionが提供しているST500などです。
こちらも人気の高い選択肢で、フレキシブルに動かせるため、自分の好みの高さや位置に簡単に調整できる点がアピールポイントです。
しかし、個人的にはお勧めできません。
フレキシブルであるがゆえに、その位置で「固定」できないことが多く、体重をかけたり、場合によっては筆圧をかけただけでも液タブが沈んだり動いたりしてしまうからです。
安定した作業環境を求める方には、モニターアームは適していないかもしれません。
上記の「場所が固定される」問題を解決するために、「ERGOTRON エルゴトロン クイックリリース ブラケット」を使ってスタンドやアームから液タブをワンタッチで着脱できるようにしようと考えました。
これにより、固定化される問題を回避し、持ち運びを容易にすることが期待できました。
しかし、ブラケットを挟むことで安定性が損なわれる可能性があるため、最終的には断念しました。まずは、ブラケットなしで液タブが安定し、かつ可搬性を両立できるスタンドを探すべきだと考え直しました。
エレコム 液晶ペンタブレット スタンド VESA固定式: このスタンドは高さ調整が魅力でしたが、一番低い位置に液タブを持ってくることができず、さらに左右どちらかに力を加えるとグラつくことが問題でした。これにより、可搬性と安定性の両立を期待していたものの、実際には満足できず、最終的に使用を断念しました。
Parblo PR100の改造と使用感
様々なスタンドを試す中で、最終的に選んだのがParblo PR100の改造版でした。
Parblo PR100は、タブレットや液晶タブレットに最適なスタンドで、その最大の特徴はレバーを引くだけで無段階に角度を調整できる点です。
これにより、使用中でも簡単に最適な角度に変更できるため、様々な作業姿勢に対応可能です。
そのPR100を私の場合はトレー部分を取り外し、Kamvas Pro 19のVESAマウントに直接取り付けるという方法を選びました。
この改造によって、理想的な角度調整が可能になり、液タブを使いやすい角度で固定できるようになりました。
特に気に入ったポイントは、可搬性を損なわないことです。
Parblo PR100は比較的軽量で、持ち運びやすさを維持しながら、使用中の安定性も確保できました。
通常のタブレットスタンドよりも安定感があり、作業中に液タブが動くこともありません。
また、角度調整の範囲も十分で、様々な作業スタイルに対応できるのが魅力です。
他のスタンドと比較して、特に大きなメリットはコストパフォーマンスの高さです。
PR100自体は手頃な価格で手に入り、少しの改造を施すだけで、Kamvas Pro 19にぴったりのスタンドへと変貌しました。
この結果、スタンド選びにおいて、最終的に最も満足のいく選択肢となりました。
改造方法
Parblo PR100をKamvas Pro 19に最適化するための改造には、いくつか追加で購入するものがあります。具体的には、ワッシャーとVESAマウント用のネジが必要です。
[1]:準備
ワッシャー: そのままだと、PR100の角度調整機構が液タブの背面に密着してしまい、角度調整ができなくなります。これを防ぐために、VESAマウントを取り付ける前にワッシャーを挟むことが重要です。ワッシャーは、M4ネジが通過するものであれば何でも問題ありません。
VESAマウント用のネジ: Kamvas Pro 19には、VESA 100x100mmのマウントが搭載されています。このサイズにはM4ネジが標準的に使用されますが、頭が小さめのものを使うと、スタンドへの取り付けがしやすくなります。私は手持ちのネジを使用しましたが、長さは約15mmありました。
[2]:分離
トレー部分を取り外す: Parblo PR100の標準トレー部分は、タブレットを支えるためのものですが、Kamvas Pro 19を取り付けるためにはこの部分を取り外します。トレー部分は簡単に外すことができ、工具はほとんど必要ありません。
[3]:組み立て
ワッシャーを挟む: 上記の理由で、VESAマウントを取り付ける前にワッシャーを挟んでください。
VESAマウントに直接取り付ける: Kamvas Pro 19にはVESAマウントが搭載されているため、ワッシャーを挟んだ後、液タブをVESAマウントでしっかりと固定します。
角度調整と安定性の確認: 最後に、角度調整を行い、液タブが安定していることを確認します。PR100は軽量ですが、改造後も安定性を保ち、持ち運びにも適しています。
このシンプルな改造によって、Parblo PR100はKamvas Pro 19に最適なスタンドへと生まれ変わりました。
結論・まとめ
Kamvas Pro 19のスタンド選びは一筋縄ではいきませんが、重要なのは自分の使用スタイルに合ったものを選ぶことです。
私の場合、Parblo PR100をカスタマイズして使うことで、角度調整の自由さと持ち運びやすさを両立させることができました。
Huion ST100Aやエレコムのスタンドも優れた製品ですが、可搬性を重視する方にはPR100の改造が一つの解決策になるかもしれません。
今後は上でもちらっと書いたエルゴトロンのブラケットを挟んで使ってみようかと思います。
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
次はKamvas Pro 19の中期レビューを書こうと準備中です。反応いただけると励みになります!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?