第21回 デートで使える個人的おすすめのお店（渋谷／恵比寿／五反田編）
マッチングアプリで仲良くなった女の子と初回デートをするにあたり、まずはごはんから、という流れになることも多いでしょう。そこで、どんなお店を選ぶかによって、女の子のこっちに対する評価が固まってしまう可能性もあり、外さない選択をしたいところ。
いくら居酒屋デートがありだと言われても、ガヤガヤしたチェーン店では、いい雰囲気になって距離を縮めるのも難しい。かと言って、あまり張り切ったお店にすると、慣れない雰囲気でお互い気を遣ってしまい、それはそれで盛り上がらない恐れもあります。それで、ごはんを食べてすぐ解散になってしまったら、心も懐も悲しい。
そこで今回から、地域別に、ぼくが女の子とごはんを食べに行くときに使いたいお店を厳選してご紹介します。なお、お店との間に個人的な関係は一切ありません。
渋谷でおすすめのお店
ぼくが渋谷でお店を選ぶときは、神泉界隈、つまり円山町のホテル街にほど近いところが中心になります。渋谷に慣れている女の子であれば、神泉に行こうとしている時点でこちらの明確な下心を感じ取り、ちょっと引いてしまうかもしれません。それでもなお行く価値のあるお店を選ばなければ、ホテル街至近に敢えて行く説得力に欠けるというもの。果たして、どんなお店があるのでしょうか。
◆ ワイン酒場 ウラッチェ！
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13110653/
まずは無難にイタリアン。渋谷駅で待ち合わせたらマークシティを抜け、道玄坂を上がったところから円山町方面に入り、徒歩10分ほどでしょうか。途中、角に一体どうやって経営が成り立っているのか不思議な、やる気のない八百屋さんがあるのが目印です。そこを右に曲がり、ホテルが立ち並ぶ中にあるテントが、こちらのお店。
魅力はリーズナブルな値段設定。アラカルトでいろいろつまみながら飲んでも、ふたりで5～6千円で収まります。カウンター席で並んで会話を楽しみたいですね。早い時間帯であれば、予約は不要。ただ、週末の夜は混み合う印象です。
目の前に、任天堂から訴えられながらしぶとく営業を続けているマリオカートもどきの発着地点があり、外国人観光客で賑わっているのも目印になります。
◆ ピッツェリア メリプリンチペッサ 渋谷店
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13112030/
イタリアンからはもう1か所、こちらは直接的にホテルが目に触れないで辿り着ける場所にあります。気楽なお店ですが、食材にこだわりがあり、少し高めの設定。と言っても、変に本格的なお店に入るより、全然安いです。テーブル席が多く、お酒もおもしろいものが揃っていますので、ちょっと食通っぽい女性を連れて行くなら、こちらを選びましょう。
客層も、ウラッチェより落ち着いた雰囲気で、近所の人が立ち寄った感じが好印象です。
◆ タイ東北モーラム酒店
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13218389/
ふたりともエスニックが好きなら、ここがおすすめ。タイの中でも特に辛いイサーン料理を得意とし、日本の「なんちゃってエスニック」では物足りない方にも満足してもらえるお店です。
あくまでも食堂的な雰囲気のため、デート感はあまり出ません。楽しくごはんを食べて、うまくいけばその後も、という方向きかもしれません。神泉駅からはすぐですが、渋谷駅まで歩いて戻るのであれば、ちょっと脇にそれるといくらでも連れ込める施設はあります。
近所なのか、家族連れで少ない席のけっこうな割合が埋まっていることもあり、完全に満席になっているのを見たことはありませんが、早めの時間に行くか、予約しておくのが安心です。
◆ まるみ商店
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13112255/
メリプリンチペッサと同様、その手のホテルの前を直接通ることなく渋谷駅から到着できる場所にあります。ビルの2階にさり気なくあるので、見逃さないようにしてください。
おもしろいのは、男性用と女性用のメニューが分かれていること。見比べながら注文を考えれば、食事がスタートする前からしっかりコミュニケーションを図れます。
奥のテーブル席で宴会をしているサラリーマンのグループをよく見かけます。人気店ですので、なるべく予約しておくのがいいと思います。
◆ すずめの御宿
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13009380/
円山町は古い街ですから、古民家っぽい建物が残っていまして、こちらもそのひとつ。畳でくつろぎながら、おばあちゃんの家だっけな、という感じでお好み焼きを楽しめます。若い子に対しては、渋谷にこんなところが、という意外性で勝負できるお店ではありますが、やや高めの値段設定の印象。まぁ、お好み焼きなんてひとりで何枚も食べるものじゃないですから、たかが知れていますけど。
ちなみに、この手の古民家で言うと、近所に「すがはら」という素敵なバーがあり、いい雰囲気です。ただし、狭くていつも入れるとは限らない（ふたりならともかく、合コンの二次会で4人以上だと、週末は厳しい）のと、やはり高めです。
恵比寿でおすすめのお店
恵比寿は意外と難しい街で、おしゃれさとカジュアルな雰囲気のバランスが取れていて、ガヤガヤしていなくて、値段が手頃なお店というのが、なかなか見つかりません。
そもそもホテルの数が限られていて、やや高めの料金設定ですので、初回デートで恵比寿を選ぶ理由もないのかもしれません。そんな中、ぼくが今まで使ったお店をご紹介。
◆ 3MM BAR
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13015526/
いわゆるダイニングバーで、何かこうすごくいいってポイントはないんですが、無難で、女の子ウケは悪くないと思います。
駅からの距離もほどほど（ただし、直線的にホテルに連れ込む立地ではない）。個室を予約しておくと安心でしょう。あまり広くないですし。
◆ サザン ダイニング ラウンジ
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13051280/
3MM BARが入るビルの上のフロアにある、同じ経営のお店です。やはりダイニングバー的な位置付けですが、こちらの特徴は、個室がベッドになっていること（ソファー席もあり）。靴を脱いでベッドに転がり込めば、ホテルに入るのを待たずして、イチャイチャすることができます。言うまでもありませんが、あまり激しいのはダメですよ。ちょっとだけ、隣の個室の様子を窺える程度の隙間も空いていますし、追い出されるようなことのなきよう。
コースを注文しない場合、チャージがひとり1,000円とかなり高額です。個室の使用料だと割り切りましょう。薄暗い個室でゆっくりお酒を飲めば、自然と打ち解けて、ふたりの距離も近付いていくはず。
過去、何度か2軒目で行こうとして、その場で「今、満席です。すみません」と断られました。完璧なデートコースを組み立てるにあたって、予約必須のお店と言えます。
五反田でおすすめのお店
五反田と言うと、なかなか馴染みのない方も多いでしょうが、山手線屈指のいかがわしい街として知られる繁華街です。駅前は一般的な雑居ビルを中心とした街並み。しかし、少し歩くと夜のお店が立ち並び、その中に、もちろんホテルも。ただ、このホテルが曲者で、いわゆるホテル街が形成されているのではなく、何箇所かに分散して数軒ずつ存在するため、混み合う時間帯は空室を見つけるのに苦労します。
よって、五反田で食事をする場合は、複数のホテルを念頭に、どういったコース取りをするのかのシミュレーションが欠かせません。歩く距離も長くなりがちで、お店選びにも「ホテル街のど真ん中」という選択肢はないので、駅近からちょっと離れたお店まで、おすすめを選んでみました。
◆ 五反田漁師バル
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13181277/
JRを出て、駅前広場を挟んだすぐ反対にあります。と言っても、広場がやたら広いので、目の前って感じでもありません。
店内は狭めながら、充実した魚介メニューとグラスワインで、何度通っても飽きません。デート向きの雰囲気ではなく、どちらかと言うと仲間とワイワイやるようなタイプなんですが、味にうるさい女子を連れてきても文句を言われたことが一度もなく、女子好みの海老を使ったメニューや、期間限定のものもいろいろあるので、外さないお店として重宝しています。
パエリアは炊き上がるのに時間がかかるため、早めの注文が必要。一品のボリュームがあり、思ったより安くつくことが多いです。お相手が肉食女子じゃなければ、いいお店だと思います。
どのホテルへも若干距離があり、横断歩道を渡りつつ5分程度は歩かなければなりません。駅の方が遥かに近い。相当空気ができていないと、「じゃあ、帰るね」と言われて取り逃がす可能性大ですから、連れて行く相手は慎重に選びましょう。
◆ なっぱごちそう 五反田
https://tabelog.com/tokyo/A1316/A131603/13219304/
川崎の「なっぱjuicy」、蒲田の「なっぱsun」、目黒の「なっぱごちそう」に続く4店目。居酒屋なんですが、チェーン店の雰囲気ではなく、随所に遊び心があって、ここに行くこと自体が楽しいお店です。
単にごはんを食べるだけではなく、ちょっとしたゲームが用意されていて遊べたり、ごはんのメニューも、ほかでは見かけない創作料理が多くて迷ってしまいます。一般的な居酒屋に比べると、気持ち高めの値段設定。雰囲気込みだと思えば、高くはありません。
各店、妙に混んでいるときも多いので（ほとんど女子のグループのような）、予約はしておきましょう。女の子に喜ばれる居酒屋って、貴重です。
どのお店も、開店状況については責任を持ちません。飲食店は、とにかく頻繁に入れ替わりますから。必ずご自身で問い合わせてから、行ってみてください。
というわけで、次回は山手線の反対側へ。新宿、池袋、日暮里をご紹介します。
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