変な夢

普通の世界だと思うくらい何の変哲もない世界。
違う所は私たちは魔法が使えるって事。
よくあるアニメの様な感じではなく・・・
普通に生活にとけ込んでいる。
しかし、使えない人もいる。
能力も強さも各自バラバラ
その国の王女さん(推定15歳くらい)が私に
「私は何故魔法が使えないの?」と問いてきた。
彼女はとても可愛らしく凄く懐いてくれている。
「魔法っていうのは不自由だから使えるようになるのよ
例えば火を起こすには大量の時間と動力を必要とします。
水も川へ行って桶で水を汲んで重い桶を運ばなくてはなりません。
そんな不自由さが与えた能力です。
貴方は王の娘、朝起きればお付の方が水を入れ、美味しい食事を用意してますよね?
不自由のない暮らしをすれば魔法は必要ありませんし使えなくても必要ではないでしょ?」と答えた。
しかし王女さんはどうしても魔法が使いたいと言う。
私は方法を知っているが、それはとても残酷な方法。
しかし、ソレをしても確実に使えるとは限らない。
それは腕を切り落としたり足を切り落とすこと。
身体に何らかの不自由を負えば直ぐではないけど魔法は使えるであろう。
若ければ若いほど能力は開花しやすくなる。
しかし相手は王の娘
凄く悩んだ。
例えば彼女が成長して王が何らかの事情で失脚したり
彼女自身が王では無くなった時、私たちと同じ生活をしなければならなくなった時にほんの少しでも魔法が使えたら・・・
私はその残酷な方法を説明した。
彼女はとても長い時間考えて決意を固めたようだった。
ただ、彼女は王の娘、腕を切り落としたり足を折ったりできるわけもない。
私は「野犬か何かに襲われた傷であれば王は納得するか?」と聞いてみたが彼女は何が何でも魔法っていうものを使いたくて仕方がないって感じで・・・その代償の大きさを了承した。
私は彼女の左手の人差し指を骨ごと噛みちぎった。
ゴリッ!グニュッ!凄く嫌な気分がした。
彼女は声も上げずに我慢していた。
そして更に右手の小指を噛みちぎった。
白い骨が見えていた。
って所で目が覚めた(;゚Д゚)!


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