人狼ゲームにおける同村拒否のデメリット考察

豚野郎です。

人狼ゲームにおいて、絶対ついて回るのが「同村拒否」という問題。
当人の間の人間関係問題なので、首を突っ込まないスタンスではありますが、個人的に思うところがあり、某人狼会主催の方に「考えを聞かせてほしい」とお願いされたので、明文化したいと思います。

※注意
あくまで自分の中での基本論であり、特定個人の案件について語ったものではないので、「私のことですか?」というご意見等には応じません。その旨ご理解のうえ、スクロールをお願いします。
また、構文力不足で表現がお見苦しい部分もあると思います。寛容な心でご覧いただければ幸いです。

①同村拒否が生むデメリット

同村拒否で人狼の機会が狭まる

以降、「特定プレイヤーに対する同村拒否を表明したプレイヤー」を、『表明者』という固有名詞で表現します。ご了承ください。

まず、同村拒否のデメリットとして、「人狼ゲームをする機会が減る」というものがあると私は考えます。

人狼ゲームって、アルティメット式だと13~14人、最低人数でも7人程度は必要となるゲームです。私は、(主催をしたことはないですが、)人狼ゲームを主催するにあたって、「人集めでのトラブル」が最初の壁になるのではないか、と思っています。

その中で、プレイヤーの中に『表明者』がいる場合、『表明者』はもちろんのこと、それ以外のプレイヤーにも気を配る必要性が出てきます。
個人的にこれが一番厄介で、ただでさえ人を集めるだけでも大変なのに、『表明者』が一人いるだけで、「AとBは同村させちゃいけない」という気難しい問題を抱えるハメになります。

この問題、要約すると「トロッコ問題」という、倫理学上の問題に行きつきます。
私個人の話をすると、こういう例にぶち当たった場合は、(誰と仲がいいか等の問題を無視するなら)『表明者』を切りにかかると思います。
そういう面倒な問題に付き合うくらいなら、しがらみのない人間を集めてゲームをする方向にもっていく、というのが私の見解です。

私の見解がすべてではありませんが、仮にそういうことになれば、『表明者』はその分、人狼ゲームをする機会を失います。
同村拒否が1人で収まるのならそれでもいいでしょうが、必ずしもそうとは限らないと思います。
そうしてだんだん、人狼ゲームの中での立ち位置が無くなる、という未来も考えられます。「自分で自分の首を絞める」を地で行く形になりうるわけです。

『表明者』のイメージダウン

次に、『表明者』のイメージダウンです。

あくまで私の感覚ですが、『表明者』が同村拒否をすることで、その人に「人を選ぶ」というイメージがついてしまい、「『表明者』が私のことをどう思っているのか」と不安になります。
結局、「私は『表明者』と同村してよいのだろうか?」という迷いにつながり、気軽に人狼会に参加できなくなる、という悪循環が生まれかねません。最終的に、それが『表明者』のイメージダウンになるのではないか、というのが私の見解です。

②「同村拒否するぐらいなら人狼を辞める」

前述のデメリットを考えたうえで、私の持論として、「同村拒否するぐらいなら自分から人狼ゲームを辞める」という考えがあります。

「同村拒否する人と人間関係の構築」

私は、人狼ゲームイコール「人間力を問われるゲーム」と考えていて、人間として見られるための議論構築力や判断力など、日常の仕事や生活の中で使われることも多い能力をフル活用できるゲームだと認識しています。

そういう考えの中で、人狼ゲームで同村することって「人間関係の構築」に似ているのかな、と私は考えました。
それを拒否することは、自ら「人間関係ができない」または、「それ以上の人間関係を構築する意思がない」と暗に言っていることと同じなのかな、と感じます。

私はそれならいっそ、人狼ゲームを辞めるべきかな、と思ってしまう派の人間です。
前述のデメリットを抱えてまで同村拒否して、果たして人狼を心から楽しめるのかなぁ、と思ってしまいます。

「人狼ゲーム」は「人を疑うゲーム」だからこそ

また、ある人は人狼ゲームを「人を信じるゲーム」と表現していますが、私は同時に「人を疑うゲーム」だと思っています。
私自身、対面人狼会もそこそこ経験していますが、その中には人間としての信用をとれないストレスから人狼ゲームを辞めてしまった方を多数見てきました。
それだけ、精神的なストレスがかかるゲームでもあると思います。

そんな精神的負担に加え、「同村拒否」という別のストレスを抱えて、果たして人狼ゲームを楽しめるのか、という懸念が私にはあります。
これは個人の好みもありますが、私はそこまで行くと無理です。

最後に

話が長くなったうえに支離滅裂なので、かなりわかりにくい文面だと思います。
一般論で語るべき話題でもないのかな、とも思います。

ただ、これから人狼を始めるプレイヤーの皆様に、「この人が苦手(嫌い)だから」といって安易に同村拒否してほしくないな、と思っています。

何度も言いますが、人間関係の問題なので一概に私の論が正解ではないと思います。
ですが、「こう思う人もいる」ということを理解してもらえれば、ちょっとでも変わるのではないか、と思います。

よりよい人狼ゲームが行われることを、切に願います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?