比亜迪_01211

メディアが与える株価への影響

株式投資 Day5

株の投資を始めて間もないですが、観察して分かったことをツラツラと書いていくことにしました。そんなことは、知ってるよ。という話ばかりかもしれませんが勉強メモとして書いていきますので、ご容赦ください。

先日(2017/11/24 21:30頃)Twitterで「リチウムが足りない」というような内容をみかけました。(参照①)

EV自動車生産増加による材料の供給が追いつかないだろうという内容だったのですが、「リチウム」がこれから需要が高まっていくというので、リチウムを発掘する会社を調べていきました。

まず、リチウムが採れる国TOP8は、オーストラリア、チリ、アルゼンチン、中国、ジンバブエ、ポルトガル、ブラジル、アメリカの順です。(参照②)

1. Australia:Mine production: 14,300 MT                 2. Chile:Mine production: 12,000 MT                  3. Argentina:Mine production: 5,700 MT                 4. China:Mine production: 2,000 MT                   5. Zimbabwe:Mine production: 900 MT                 6. Portugal:Mine production: 200 MT                  7. Brazil:Mine production: 200 MT                   8. United States:Mine production: undisclosed

リチウムをキーワードにググっていくと、ある一つの会社が目に留まりました。中国の「比亜迪 BYD (01211)」という会社です。

ビー・ワイ・ディー(比亜迪股分有限公司)は主に輸送機器の製造・販売に従事する中国の会社である。同社はまた、電子部品・部品と日常用電子機器の製造・販売を行う。同社の製品は充電式電池と太陽光発電製品、携帯電話部品とアセンブリ、および自動車と関連製品を含む。同社は主に中国、米国及び欧州で事業を運営する。

16年EV販売で全体の約95%が中国系ブランドであり、その最大手がBYD(01211)にあたります。16年販売台数は10万183台で、中国トップはもちろん、世界シェアも13%で堂々の首位だったそうです。(参照③)

BYDの株価のチャートは、こんな感じに変化してます。

2017年9月半ばからグーンと上がってきてるのが分かります。

なぜ、急に上がったのかGoogleで期間指定(2017/08/1~2017/10/31)で記事を調べていくと面白いことが分かりました。

2017/9/11(アジア注目銘柄)BYD(中国) EV需要増に期待 :日本経済新聞香港株大引け 大幅続伸                  2017/9/12 BYD(中国) EV需要増に期待 :日本経済新聞     2017/9/13 主力株に見直し買い BYD高い :日本経済新聞    

日経の後に、ロイター、日刊工業新聞、朝日デジタルが続きます。

2017/9/19 コラム:中国EVシフト、ツケは海外自動車メーカーに:ロイター                            2017/9/19 中国EV市場、日産・ホンダが商品投入加速 トヨタも参入検討 :日刊工業新聞                      2017/9/29 中国がEV移行促す新規制、日本勢は出遅れなら命取りに:朝日新聞デジタル

このように報道がありました。海外メディアにおいてもBYDの記事はありました。中国語が分からないので英語検索ですと、

2017/9/20 Buffett-Backed BYD Looks Overcharged on China Electric Car Bets(ウォーレン・バフェット氏がBYDに対し9月12日から40%増資した):Bloomberg                     2017/9/20 China's Buffett-Backed BYD Could Be Jumping the Gun on Electric Car Policy(バフェット氏のBYDへの賭けは中国EV車政策のフライングだ):The Street                   2017/9/25 Nine years ago Warren Buffett bet on an unknown Chinese battery maker, and it’s sort of paying off(9年前にバフェット氏が投資した名も知られてなかった中国のバッテリーメーカーは徐々に利益をもたらしている):QUARTZ

などなど、。バフェット氏が9月12日に投資額を40%増資したことによって、株価が続伸したようだ。その当日か定かではないが、日経新聞でも取り上げられ、株価の伸びに拍車がかかっている。

このことから、株価へ影響するような元情報を仕入れるには、相当な興はインでのリサーチ力と人脈ネットワーク力が必要で、並み足らぬ努力が必要だが、一般人はチャートの変化に瞬時に気付き、ニュースメディア等にアンテナを張っていれば、上昇波に乗っかれるのではないかと思った。

それにしても、バフェット氏がBYDに投資したのが9年前(2008年頃)というと、当時の日本のハイブリッド車の保有台数421,492台、EV車204台でした。その時からBYDに目をつけて投資したバフェット氏って。。

24歳から元金100万円を手にした彼と31歳から始めた私が彼に少しでも近づくのは、いつになるやら。


参照:

①Bloomberg『We’re Going to Need More Lithium』2017/9/7     (https://www.bloomberg.com/graphics/2017-lithium-battery-future/?cmpid=socialflow-twitter-business&utm_content=business&utm_campaign=socialflow-organic&utm_source=twitter&utm_medium=social

②Investing News Network『Top Lithium-producing Countries』2017/8/14 https://investingnews.com/?p=72474   

③東洋証券『2020年に200万台市場へ ~政策後押しで拡大する中国新エネ車産業~』2017/08/30
http://www.toyo-sec.co.jp/china/report/feature/170830_3026.html