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モンスターファーム世界の歴史考察(超古代編)

※個人的見解であり、公式見解ではありません
 またシリーズゲーム内の情報をすべて肯定し無理矢理結び付けているた
 め、こじつけも多数含むので本気にしないでください
 またかなり読みづらいので、適宜飛ばし読み推奨です


はじめに

考察する上での前提

モンスターファームの世界は何かしらの繋がりのある作品は同一世界でのお話という前提で考えると、舞台の国名が違うMF5の位置が非常に難しくなる
なのでMF5については別途考察をしようと思う

MFJはストーリー要素がほぼなく繋がりが一切不明
また、自分は初期の携帯アプリ作品(トラベル、POP、POP2、100万人)についてはプレイ経験がなく資料が全く残っていないので考察不能
そのため、今回この6作品は考察から抜く

またアニメについては独自の世界として描かれているのでこれについても除外する(一部設定をゲームに逆輸入している場合もあるが)

そのため、今回の考察で同一世界として考える作品は以下になる
モンスターファーム(以降MF1)
モンスターファーム2(MF2)
PS2版モンスターファーム(MF3)
モンスターファーム4(MF4)
ソロモン
モンスターファームバトルカードGB(MFBCGB)
モンスターファームバトルカードPS(MFBCPS)
モンスターファームアドバンス(MFA)
モンスターファームアドバンス2(MFA2)
モンスターファームDS(MFDS)
モンスターファームDS2(MFDS2)
モンスターファームオンライン(MFO)
モンスターファームラグーン(MFL)
ウルトラ怪獣モンスターファーム(UKMF)
LINEモンスターファーム(LINEMF)

推定年表

MFシリーズの時間経過を推測した場合恐らく次の順番になる

MFO>MFL>MF3>ソロモン>MFBCGB>MF1>MF2>MFBCPS>MFA>MFA2>(UKMF>MF4>MFDS)>MFDS2>LINEMF

※()は順番が前後する可能性あり

推定理由(雑多かつ長いので飛ばし読み推奨)

MFL内でMFOからの時間経過が語られているのでMFO>MFL
MF3は過去なのでMF1より前なのは確定でMFLとの前後関係はあとで考察

ソロモンには若コックス、MFBCGB老コックスが登場する
ソロモン内でMF1の35年前の話と語られている
MFBCGB内でモンスターバトルが活発化し始めたころにカードが流行りだしたとあるので、MF1よりは前の可能性が高い
よってMF3>(かなり離れる)>ソロモン>MFBCGB>MF1

MF2~MFA2間についてはゲーム内で時間経過が語られているので説明不要

MFA2の人物がMF4に成長した姿で出演しているのでMFA2>MF4
MFDS2にはMFDSのキャラが登場しているのでDS>DS2
さらにDS2ではコルトがブリーダー引退しているのでA2より後ろ
DS~DS2間は登場キャラの年齢変化がほぼないのでそこまで離れていない
MF2~MFA2まではそこまで離れていないがMFA2~MF4間はやや離れている
なのでMFA2>DS>DS2は確定だがMF4がどの位置にいるかがやや不明
UKMFについては番外的な位置づけではあるがコルトがブリーダー続けてるのでDS2よりは前

LINFMFは円盤石の枯渇、MF2のカヴァロがだいぶ年を取った姿で登場している、タバサがコルトの娘である等を考えると時代的には一番後になる

UKMF、MF4、MFDSの順番がやや不明であるが発売順番的にMF4>DS
そのうち説明するとは思うけどMF4ゲーム内の資料で黄金桃がかなり貴重になっているとの記述があるが、UKMFでは溢れているのでたぶんUKMF>MF4
という感じでこの順番になるかなぁと考察した

ホリィがブリーダーと助手を行き来してるせいでわかりづらくなってて困る

定義付け

今回の考察をするうえで、説明しやすいように超古代・古代・近代の3つに分けて定義することにする
MFO以前の設定のみで存在する文明を超古代
MFOからMF3までを古代
MF3以降を近代

と定義づける
あくまでも今回の考察をするうえでの個人の定義であるので公式ではないことを再度申し上げておく


公式資料集(MFO以前の世界に関係する記述)

MFO以前の歴史についてはMFOのOPで語られている

8つの月から降り注ぐ光は大地に様々な恩恵をもたらし、
人々は繁栄を謳歌していたといいます。

しかしある時、6つの月が砕け、
その欠片は天より降り注ぎました。
大地は裂け、海は溢れ、森は焼け落ち…
繁栄の時代は失われたのです。

天変地異が過ぎ去った後…
残されたのは、
天に浮かぶ欠けた2つの月と変わり果てた大地。

かつて天に在り、今は地に落ちた
不思議な力を持つ8種類の月の石。

そして、人の近寄れぬ地にそびえ立つ、
大地から天空へと伸びる巨大な塔だけでした。

それから長い月日が流れ…
月の石により大きく姿を変えた世界の中、
人々は暮らしています。

そんな人々の傍らに、いつしか『モンスター』と呼ばれる
不思議な生き物たちが寄り添っていました。

世界各所で発見された、不思議な石版。

円盤石と名付けられたその石版は、
月の欠片の一つ「煌石」と共鳴させることで
モンスターと人々の意思を通じ合わせることができたのです。

そうして、モンスターと心を通じ合わせた人々は
『ブリーダー』と呼ばれるようになりました。

彼ら、ブリーダーの間では
いつからか、一つの言葉が言い伝えられています。

「絆を結びしモンスターと『煌きの塔』へ集え」と。

ようこそ、モンスターファームオンラインの世界へ。

モンスターファームオンライン OPより


またMFLのストーリー内でMFO以前の古代文明がどのようなことを行っていたかについて述べられている

1:00頃から

この空に八つの月が輝いていたずっと昔の話…。

八つの月の光を吸収する鉱物、「イダル」によって栄えた文明があったの。

世界の各地に残る棟もその時代の遺物、イダルは月の石以上にすごい力を持っていたの。

発熱…放電…送風…浄水…冷却…
生命すら生み出す不思議なちから…。

きっとあなたもイダルによって生まれたモンスターを見たことがあると思う。

(ヘンガー トリヤク ゴーレム デュラハン カルカ の画像表示)
※トリヤクとカルカはMFLの敵限定モンスター

でも、大厄災で「イダル」の生成方法は誰にも分からなくなってしまった…。

まだ「イダル」は世界中の土地で発見されているけどね。

モンスターファームラグーン ストーリーより(語り手:修行担当助手 エルナ)

この二つの資料より、MFO以前に高度に発達した古代文明が存在していたことが分かる
その当時には月が八つ存在しており、その八つ月の光を吸収する「イダル」という石の力を利用して様々なことを行うなど近代世界では再現不可能だとされていたことはだいたいこの時代の遺物であることがわかる。

またMFLの同資料から、この超古代文明はMFLの千年前に発生した「大厄災」と呼ばれる災害により滅んだと語られている

「大厄災」は空にある八つの月のうち六つが砕けて地上に降り注いだことにより発生した天変地異である
これにより超古代文明は滅びてしまった、というのが公式設定である

またこの時代の伝承らしきものは若干ではあるがMF1のOPやMF2OP、MF4内資料などでも残されている

ごくまれに古代遺跡から「円盤石」が発掘されることがある

この「円盤石」には古代伝説にのこるモンスターが封印されていた

~以下略~

モンスターファーム オープニングより

世界がひとつの大陸であったころ…

この世を大いなる災いがおそった

人々は天に祈り 天は   "あらたな命”  を創った

しかし  ”あらたな命”  は あらたな争いを生み

天はついに ”あらたな命”を封じた

それから 多くの時が流れ 天は 人にその封をゆだねた

…中には あやまって封じられた命もあったが

人々は ふたたび 彼らとめぐりあい…

そして今日もまた あらたな出会いを求めつづける…

モンスターファーム2 オープニングより
モンスターファーム4より 古代技術について
モンスターファーム4より 人の悪しき性について
モンスターファーム4より 古代の石について


歴史考察

超古代文明について

この超古代文明は、近代MF世界では製造不可能である技術や人造モンスターを作り出していた文明であるとされる
過去に高度な文明があったが滅びたということは他のMF作品でも言及されている(ストーリー上、図鑑説明文、ゲーム内設定資料など)

モンスターについて

モンスターがいつ生まれたのかについては若干難しい話になる
MFLで超古代文明に生命の創造を行われていたと語られた一方、MF2で大いなる災いに対して天に祈ったことによりモンスターが生まれたとされている

この大いなる災いが「大厄災」を示すのか、それ以前の災害を示すのかは不明だが、①大厄災で文明が滅びてしまっている ②”あらたな命”に関係する争いが発生している の2点から考えると、大厄災ではなく別の災いであると考えるのが自然

とすると時系列的には
「大厄災」ではない大いなる災いが発生した→人々が天に祈る→天がモンスターを創造
という流れになりそう

”大いなる災い”について

ではMF2の石盤に記載された”大いなる災い”とはなにか
MF2OPの石盤に描かれている絵には人ではない”空を飛ぶ何か”がいる
恐らくは何らかの生物による侵略であると思われる

MF世界で何らかの生物の侵略と言われたときに真っ先に思いつくのがムーの存在である

事実MFL内ではムーの姿とともにこのように述べられている

大厄災より以前から伝わる巨大な白い獣…。
人間すらも食料とする邪悪なモンスター…。

巨大な翼で飛び回るその姿は
破滅の化身として伝承されています…。

どこから誕生したのか、どうして姿を消したのか、
そのすべてが謎に包まれていましたが…。

モンスターファームラグーン ストーリー部  最初のボス オグルモック討伐後より

空を飛ぶ+大厄災より前に存在した、と述べられているころから恐らくこちらが”大いなる災い”であったと推察できる

MF4の資料にも名を轟かせたモンスターの中にムーは記載されているので矛盾はないと思う

ちなみにMFLでムー(成体)が登場する場所の名前はトーチカである
トチカやトチカンとの関係性は不明であるが、シリーズでも重要な背景要素と似た名前が付けられている
これはMFLではほぼ唯一と言っていいことである
そんな場所にムーが存在していることは果たして偶然なのだろうか・・・?

円盤石について

円盤石については超古代文明時に存在していたかどうかの記述はMF2のOPで天が”あらたな命”を封じた とあり、このとき円盤石が生まれたと考えられる
MFO時代には既に円盤石が存在しているので超古代文明時に円盤石が天により生み出されたと考えられる

また、MF2OPの壁画にはモンスターを使役して争いを行っている様子が描かれている
そのため超古代文明がモンスターを使役して争いを生み出したことでモンスターが封印され円盤石が生まれたと考えられる

「大厄災」について

超古代文明が崩壊した原因は「大厄災」という災害の発生である
空にある八つの月のうち六つが砕けて地上に降り注いで天変地異が起きたために文明が崩壊したとされている
この大厄災の具体的な原因については資料がないので不明(MFOやMFL内の資料で語られたor語られる予定だったかもしれないが今は調べる術がない)

また世界の崩壊は二度あったとされている(MF4資料より)
そのうちの一回はこの大厄災による崩壊と考えていいと思われる

「大厄災」の原因考察

「大厄災」の直接の原因である月の崩壊に超古代文明の人々が何かしらの関係があるという前提で考察する

超古代文明の人々は前述のモンスター並びに円盤石の誕生から考えると、当初はモンスターがない世界で生活をしていたが、天がモンスターが生み出された以降はモンスターを利用して生活していたことになる
しかし争いでモンスターを利用したことで争いが大きくなっていき、最後は天により円盤石にモンスターを封印されてしまった

このとき古代MF世界以降のように円盤石からモンスターを再生しようとしなかったのは、超古代文明の人々が円盤石からの再生ができなかったからだと思われる

モンスターにより便利になった生活や戦闘力を取り戻そうとした超古代文明の人々は、自身達でモンスターの代替を創り出そうとした

その時に月の光を吸収して大きな力を発揮する鉱石「イダル」を利用した
「イダル」による生活水準の向上や生命の創造はできていたが、最終的に月の力を使い過ぎた結果が月の崩壊と天変地異を生んだのか、生命の創造が禁忌とみなされ天の怒りを買ってしまって天が月を崩壊させたのか、あるいは他の要因なのかは不明である

しかし公式で月の光を吸収していると述べている「イダル」が無関係であるとは考えづらい

超古代文明の人々がどの程度の期間「イダル」を利用して生活をしていたかは不明である
積み重なった負担が月の崩壊を呼んだのか、何らかの事象に対して一度に大量の月の力を利用したことが月の崩壊を呼んだのかは不明であるが、いずれにしろ自分は月の崩壊による発生した「大厄災」は人災であったのではと推察する

謎の鉱石「イダル」について

「イダル」とはなにかについては詳しい資料が一切ない
月の光を吸収して様々なことに利用されていたという記述だけが存在する
MFLでもアイテムとして存在したのはイダルボックスという宝箱のようなものだけ
MF4の資料に古代の石についての記述があるが、こちらは「イダル」ではなく「ガイア石」に関わる記述

「イダル」=「ガイア石」なのか
同一ではないが何か関係があるのか
そもそも「イダル」と「ガイア石」が全くの別物なのか

真相は歴史の中に消えてしまった


超古代文明からMFOまでの出来事の推察

以上の歴史考察から超古代文明からMFOまでの出来事を時系列で推察する

■超古代文明初期(世界が一つの大陸であったころ)
ムーによる”大いなる災い”が発生した
 ↓
人々が天に祈りったことで天モンスターを創造
ムーによる”大いなる災い”を退けた

■超古代文明中期
モンスターを利用して文明が発達していったが、モンスターを使役してあらたな争いが生まれた
 ↓
天はモンスターを円盤石を創造し、モンスターを封印した
 ↓
円盤石からモンスターを再生できなかった人々は別の方法で解決しようし「イダル」を利用した

■超古代文明末期
人々は「イダル」を利用して文明を発展していった
(どの程度の期間イダルを利用し続けていたかは不明)
 ↓
何らかが原因で八つの月のうち六つが崩壊し、地上に降り注いだ
「大厄災」の発生(MFO世界の1000年前)
 

超古代文明が崩壊

という流れであると推察できる
月が崩壊した理由については具体的な資料はないが、恐らくは月の力の使い過ぎによる崩壊ではなかろうか
使い過ぎた原因は現実世界での有限物資と同じように考えると、行き過ぎた発展か、それとも争いでの軍事力確保のためと考えると自然か

でも神がいる世界なら神に近づこうとして神の怒りを買ったということも考えられるので何とも言えない

いずれにしろMF世界での一度目の文明の崩壊を推察するとこんな感じだと思われる

超古代史編のあとがき

以上が自身が推察するモンスターファーム世界における超古代文明の崩壊までの歴史である。

無論こじつけ多数だし、公式ちゃんそこまで考えてなかったと思うよ案件も多数あると思う
資料が全て正しいと仮定して推察している都合、どうしてもこじつけが多くなってしまう

この時期の資料が一番記載されていると思われるMFOやMFLの情報そもそもが乏しいうえに当時のホームページもほぼ残っていない
数限られた資料を基に推察しているので許してほしい


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次の考察はMFO世界~MF3終了後の古代史になると思われる
MF3終了後~MF1開始までの間に一度円盤石という存在が失われているので、この辺で区切るのが良いと思ったので

ただ古代史も資料が割と少ないので想像によるものが大きくなることは勘弁願いたい

次回の考察はいつになるかは不明ではあるが今回はこれにて


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