PHPカンファレンス2020で登壇してきた話【Lighthouseはいいぞ】
PHP Conference Japan 2020 Re:bornでLighthouseを題材に登壇してきました。
その裏話的なものや感じたことなどを書いていこうと思います。
登壇のきっかけ
自分はここ半年ほどずっとLighthouseを用いたGraphQL APIの開発をしていました。
初めて触る技術ということもあり大体のハマりどころにはハマった自信があるのですが、その過程であることに気がつきました。
ネットでLighthouseのことについて調べてみると、チュートリアルやお試しレベルの記事はそれなりに出てくるのですが、実際の開発から得られるような知見はまだそれほど多くなかったのです。
一方で社内やコミュニティでの反応をみる限り、GraphQL自体に対する関心は割と高いのではないかともうっすらと感じていました。
そこで一緒にGraphQLという泥沼を歩んでくれる同士を増やすためにも、まずはLighthouseについて話せる人を増やそうと「GraphQL入門」をテーマにPHPカンファレンスに応募してみたところ見事採択していただくことができました。
(もちろん、採択ありの技術系カンファレンスで登壇してみたいという下心も多分にありました。)
内容について
正直今回は本当に初心者向けの入門とするか、それとも自分が体験した学びを中心に話すかでかなり悩みました。
自分が開発中に踏んだアンチパターン集みたいな内容でも面白そうではあったのですが、それだとただでさえ馴染みのない題材なのに話についてこれる人がどれぐらいいるだろうかという懸念点がありました。
そこで今回は公式のチュートリアルをやるだけではわかりにくい、「GraphQLで開発するにはどうすればいいのか?」をテーマにしました。
これは結果的には大正解だったと思います。
きっとこのセッションを聞いて「うちのAPI、明日からGraphQLにリファクタしよう!」ってプロダクトが大量発生するんじゃないでしょうか!!!!
今回、入門的なセッションにするにあたり一番苦労したのはスライドの作成でした。
100ページ作ったものの、いざリハーサルしたら内容がいまいち気に入らず、結局一から80ページを作り直しました。
「GraphQL何もわからん状態の人が何を知りたいのか、何もわからん…」みたいなことを一週間ぐらい悩んでました。
その分、満足のいくものができたんじゃないかと自負しています。
本番の話
今回、初めての大規模なオンライン登壇だったのですが、聴講者の方々がコメントで反応してくださったおかげで話のタネとして使えたりと、とてもありがたかったです。
また自分のセッションは100人ほど試聴されている方がいらっしゃったようなのですが、その数に驚くと同時に、それほどの人がいるにもかかわらずいまいち現実感が湧かなかったせいかほとんど緊張しませんでした。
またDiscordの方でアフターセッション(質問会)を行った際に、既にLighthouseで開発している方やGraphQLに詳しい方と情報交換ができたのは個人的に大成果でした。
オンラインでもこういった場を持てるとは思っていなかったで予想以上に良い時間を過ごすことができました。
最後に
今回は入門的な内容で話しましたが、機会があれば中級者向けの内容で登壇してみたいですね。
特にLighthouseのバージョン5.0系のリリースが近いので、その変更点を解説するのも面白いかもしれません。
破壊的な変更がそこそこ含まれるのできっと楽しくなりますよ。
PS. 自分のセッションの録画を見直したら、冒頭1分間で「まぁ」を10回ぐらい連呼してて笑った。。。完全に無意識でした。。。