ABDに参加してきた話 ~エンジニアリング組織論への招待編~
先日デブストU30に「打算的エンジニアの成長戦略」という題で登壇された萩原公司さんの所属する会社、エムスリーキャリアさんが主宰するABD(アクティブ・ブック・ダイアログ)に参加してきました!
今回はその感想を書いていきます。
What is ABD?
・ABDのやり方
1. 本を破って20~30ページ前後の塊に分解する。
2. 参加者は20分間でそれを読み、数枚のB5用紙にまとめる。
3. 2分でまとめた内容をプレゼンする。
4. プレゼンの感想や内容に対しての議論を行う。
ABDの利点は「まとめる & 発表 & 感想 & 議論」という多重のアウトプットを行うことによって、より多くの知見を学び吸収することができる点です。
また他の参加者の持つ経験や知識、また議論することで発見した疑問点など書籍の内容以上のことを知ることができることも大きな利点でしょう。
だからABDやろう!
実際どんなことやったの?
「エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング」という書籍のABDを行いました。
簡単に内容を紹介するために、上記の商品ページに載っていた内容紹介を引用させていただきます。
「不確実性」を下げるための方法がわかります!
「コミュニケーションにおける不確実性を減らすには?」
「技術的負債を解消する方法とは?」
「経営陣とエンジニア間の認識のずれを解消するには?」
エンジニアリングにおける課題を解決する思考の整理方法やメンタリング手法を、
さまざまな企業の技術組織アドバイザリーを務めている著者が解説。
若手を戦力として育て上げ、成長する組織を設計・運営するためにおすすめの1冊です。
主にアジャイルやスクラムといった手法とその歴史、また不確実性との向き合い方などを解説するいわゆる名著です。
読みたい読みたい思いつつも分厚さと内容の重さからなかなか手を付けられていなかった本だったので、こういった形で読むことができて本当によかったです。
今回はその中の主にアジャイルの歴史や成り立ちを説明する3章を自分を含め4人でABDを行いました。
感想
自分は3-2の後半あたりを担当したのですが、どうやってアジャイルソフトウェア開発宣言が誕生したかを生命科学を絡めて説明するという、かなり内容が濃い箇所だったのでまとめるのが大変でした。
実際プレゼンの際は5枚作ったまとめのうち、時間切れで3枚までしかできませんでしたし…
その後参加者でプレゼンの感想や議論を行ったのですが、アジャイルに対する考え方や他の企業ではどのようにアジャイルに取り組んで浸透させたか、逆に失敗したところや上手くいかなかったところを話せたりと、実りのある時間を過ごすことができました。
この本の続きか別の書籍かはまだ未定のようですが、またABDを開催するようですのでその際は是非とも参加させていただこうと思います。
エムスリーキャリアの皆さん、ABDを開催していただきありがとうございました!
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