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「冷たい世界」

忙しさにやられて、心が狭くなった。心に余裕が持てなかった。きっと今も土曜日に向けて内心バタバタしている。そんな日々を過ごしている。だからいつもは気にならないところに目がいってしまった。それを見てイライラしている自分がいた。「冷たい世界」を知って、いつの間にか自分が「冷たい人間」になってしまった。

コメントが来ない投稿

取り組みである投稿をした。少しでも認知度を広めるため、知ってもらうため。そこから少しでもSNSで投稿をしてもらうために。そんな想いでたくさんの投稿を見て人を選んで投稿した。でもコメントは来なかった。来たのは片手に収まる数。一気に増える「既読数」。僕は思った。「冷たい世界」なんだな。知らない人が投稿したらこんなにも無視をされるのか。ここは「冷たい世界」だなと感じた。

必ずしも自分ができているとは限らない。でもできる限りコメントはするし、反応もしている。他の人の事なんて気にする必要はない。自分の世界を生きればいい。でも「温かい世界」だと思っていた場所が「冷たい世界」であるとことを知った。なら僕が「温かい世界にすればいい」そうは考えられなかった。冷たくなった世界にいる自分にみんなへの「温かさ」を届けられるほど僕は「温かさ」を持っていなかった。同時に僕も「冷たい世界の冷たい人間」となった。

始まらないMTG

みんなが来れる日でMTG日程を決めた。その時間にすること、必要な資料、関連することまで全部目を通した。準備はすべてしてMTGに参加した。だが一向に始まらないMTG。遅れるかもとは言っていたが応答もない。そんな時間が経過するうちに一緒にMTGしていた子が抜けた。結局MTGはできなかった。「何のために今日時間をかけて資料に目を通したんだろう。」「何のために直前までやっていたゼミのMTGを途中で抜けて参加したんだろう」そう感じた。僕は無駄な時間を使った。やることも、やらなければいけないこともあるのに、時間は有限なのに時間を無駄にした。

翌朝目が覚めた。skackを見ると「昨日話した??」と来ていた。朝起きての1番の感情は「イライラ」だった。参加できないならそう言ってほしかった。遅れるかもと連絡が欲しかった。参加できなかったなら、「ごめん」と一言入れてほしかった。そんなことが頭によぎって「イライラ」という感情に変わった。自分の時間を奪われたことへの「イライラ」が朝から出た。

その次のMTGも時間は遅れて始まった。でもすぐに抜ける子がいた。互いの日程を調整して決めた日、時間。それならその時間は空けてほしかった。いつまでもグダグダするMTGなんて何も解決しない。何も進まない。何のためにMTGをやるのか。そんなことが脳裏によぎった。

「ぬるくない??」「やれてなくない??」そんなことを言われてから全力で取り組んできた。少しでも良くしようと、進めようと、後悔の道へ行かないようにと僕はすごく焦っていた。1人で走りすぎていたかもしれない。ゼミの事でも焦っていて、余裕がなくなっていた。でもどうしても仲間からはその言葉が響いているようには見えなった。なら個人でもっと動きたい。他のやれべきことへ時間をかけたい。メンバーとゆっくり現状について話した。アウトプットの時間に充てたい。そんな風に考えてしまった。そのことを考えた日僕の中から「信頼」というものが消えた。


「協力してくれたのは1人」

自分がMTGに参加できないから、参加する人にお願いした。MTGがあったけど、久しぶりに家で家族5人揃ってでご飯を食べていた。たくさん笑って、たくさん話して、テレビの前で踊ってと楽しい時間を過ごした。いざ部屋に戻ってお願いしたことを見る。でも協力してくれた人は1人だった。僕はいてもたってもいられなくて、協力してくれた子へ連絡した。「ちゃんと予定通り行われたよ」そんな言葉を聞いた自分は愕然した。スライドに不備があったのか、何か言い忘れてたか、ミスをしたのかと必死にメッセージをさかのぼる。でも伝えたいことは伝えられていた。その時に「あ、自分の責任だ。MTGに参加しなかったからだ。」そんな自分へイライラしてしまった。自分が参加すれば。最後まで管理すれば。そんなことが脳裏によぎった。そこでまた人へ「信頼」できなくなった。みんなにタスクを振って、うまく進めてあた方が良い。その子の特徴やできることを見抜いて活かしていく方がいい。でもこれがきっかけでその人が信頼できなくなった。時間をかけて作ったスライドも意味がなかった。考えて、言葉にしてそんな時間は無駄だった。また無駄な時間を過ごした。最後に自分が後悔するくらいなら、全部自分でやったほうがいいのかな。そんなことを考えてしまった。

反応がない世界

重要な発表でも、連絡事項でも反応がない世界。悲しさであふれていた。盛り上がりもいつも同じ人。あと30日だ。ここで立て直さないと後悔する。「1つの行動」「1つのコメント」「1つの言葉」が大事になってくる。想像以上にしんどくて、険しくて、高い山。みんな見れてる??現実見れてる??あっという間で終わるよ。7か月の期間があと30日で終わるんだよ。「悔しかったね」「まだできたね」「あれやれたね」「その時は楽しかったね」そんな言葉はいらない。「頑張ったよ」そんな言葉もいらない。後悔するなら頑張れていなかったということ。いつまでたっても「後悔は消えない」。それを知った去年。いつまでも、どんな時でも悔しかったね、やれたねという言葉が出てくる。旅をしてても楽しい思い出と同時に悲しさ、後悔が出てくる。そんな世界はいらない。もう望まない。

「冷たい世界」を知った5日間。いつのまにか「冷たい世界の冷たい人間」になってしまった。いまは心に余裕がない。やることもある。だけどこの感情を言葉にしたくて、課題から少し逃げたくて言葉にしてる。少し現実から離れたい。「冷たい世界」から離れたい。会いたい人・電話したい人・ぐっとハグをしてお互いに励ましあいたい人・いつも離れて頑張っている仲間と会いたい、話したい。そんな感情を抱く自分。心にあるものは「不安」だ。


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