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新たな地を訪れて。

2/28の19時半過ぎ。
BackpackFESTAday1の幕が下りた。
僕の活動は一段落した。疲れ切った体でお酒を飲み、寝不足でいつの間にか寝ていてた。起きたら翌日になっていた。日付は3/1。僕は部屋を後にして、スーツに着替えて横浜へと向かった。慣れないスーツに革靴を履いてセカセカと歩きまわっていた。

そこから2.3日は毎日スーツを着て毎日場所を変えて歩き回った。
活動のことで思うことも、やり残したことも考えずにひたすら目の前の事と戦っていた。そんな中でも常に動くslackやLINE。メンションされてタスクをふられるが、レスはできない。レスを返す間もなく時間に追われる。通知がどんどんと溜まっていく。お昼ご飯も食べずに動き回り、ようやく日が沈む。疲れた体で一息つく時間もなくカフェに駆け込み急いでパソコンを開く。

一段落ついたけど、少し苦しい日々が続いていた。

そんな時に僕はある人たちと関わることになった。

突然トークルームが作れた。ひたすらタスクの話をして、タスクがなくなれば永遠と雑談をする。くだらない雑談から、好きなタイプ、笑顔の人についてどう思うかなどひたすら深夜まで話した。またタスクが来れば永遠とタスクをする。そんなグループが突然生まれた。

疲れていても、眠くても、就活のことで頭が一杯になっても、トークを見ると楽しい会話がずっと続いていて、自然と自分が笑顔になれる瞬間だった。

そんな人たちに会いに、初めての土地を訪ねた。

仙台

僕が足を踏み入れたことがない土地。
行こうとはしていたが、他の場所を優先していて後回しになっていた。

何があるのか、どんな場所なのか何も知らずに当日を迎えた。

初めての青春18きっぷで移動。
朝から電車に揺られ、東京→埼玉→茨城と電車が動く。途中から何もない景色が続き、ずーっと変わらない景色を永遠と眺めていた。やっぱりそんな景色の方が僕の心は自然と落ち着く。少しずつ現実から逃げていく。

8時間以上かかり、目的地に到着する。
このまま永遠とどこにでも行けてしまいそうな感じがして、電車での可能性をすごく感じた。移動はコストよりも時間を気にして短めにする僕だが、時間を忘れてのんびり移動することの楽しさを感じた。

仙台に来ても特別することはない。
したいことも、何があるかも知らない。場の流れに任せて移動する。

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過ごした3日間

「仙台に行って何したの?」

松島に2日間行った。
そして次に出てくる言葉は、「仙台という場所へ行き、会いたい人へ会いに行った」だと思う。いま振り返っても「行く」という選択をして良かった。ここで過ごした3日間はいつでも笑っていた。面白くて、楽しくて、おかしくてそんな時間を過ごして僕は腹を抱えて笑っていた。厳しい現実を突き詰められて毎日がむしゃらに頑張っていた数か月。楽しかったけど、どこか苦しさが隠れていた。それを取り戻すかのように笑っていた。過ごす時間があっという間で、ここでの数日はたった数時間かのような記憶として残っている。

綺麗な景色、青い空、面白い話、お酒を片手に話した時間、車での移動時間。そんな何気ない時間は僕の中では一瞬の物語として終わってしまった。でもいま振り返っても素敵な時間であった。1人での時間が多くて、どこか人と関わることから離れていた僕にとって「旅」「人と会う」ことの素晴らしさを再び教えてくれた。

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仙台支部

愛がある支部だった。

2年目を始める前に僕が抱いていた理想に近いような支部があった。知っている人もたった数週間前までは片手に収まるほどだった。今回も会ったのはたった数人。支部の半分にも満たないだろう。だけど、それでも感じることがたくさんあった。

愛があり、
個性があり、
優しさがあり、
面白さがあり、
互いを認め合い、
互いに励まし合い、
どこか固く結ばれている支部だった。

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思い出をフィルムに残して

今回の仙台旅をフィルムで撮ってみた。
今までは手軽な携帯で撮影していた。カメラもフィルムも特に興味はなかった。撮ってみて思ったことは、フィルムで撮ると「いつもとは違う」そう感じた。何気ない写真・瞬間でも素敵な思い出として残る。そんな魅力を感じた。これからも素敵な思い出はフィルムでたくさん残していきたい。

仙台支部の2年目メンバー。
支部は違くても2年目を経験しているメンバーと話すと、僕はなんだかすごく落ち着く。言葉があっているかはわからないが、戦友のような感じ。

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またね

楽しかった時間はあっという間に過ぎる。
会いたかった人、話したかった人と会いたくさん話した3日間。

車での移動時間。
歩きながら話す時間。
お酒を飲みながら話す時間。

そんな少しの時間でも、腹を抱えて笑った。
ずっと休んでいなかった僕にとって束の間の3日間。そこで過ごした時間は楽しくて、おかしくて、面白くて。久しぶりに心のそこから笑った時間だった。

「仙台」という場所を訪れたというよりも、
「仙台支部」へ会いに「仙台」を訪れた旅だった。

いつだって別れは来る。
いつだって別れは悲しい。
席に座り景色を眺めて、涙がでそうになった。

お互いを知って3週間。
過ごした時間はたった2日間。

最後の最後に出会えてよかった。
仙台という場所へ時間を作って来てよかった。

また仙台という地へ行き、会いたい人ができた。
今回も素晴らしい旅で、素晴らしい出会いに恵まれた。

次があるのか、いつなのかはわからない。
でもまた場所を変えて会えると信じてる。

また会う日まで。

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