盛岡に全部あった
これは行く前から確信していたといえばそうなんだけど、歩けば歩いただけ虜になってしまった盛岡の話をしたい。
所謂身近な街ではあるけど、じっくりたっぷり自由に歩くのははじめましての盛岡です。
今年の頭にくどうれいんさんの本に出会い、次から次へと作品を手に取る中で盛岡という街への憧れを絶賛募らせていたところ、今回ぴったりのタイミングでサイン会が開催されることを知り勇んで出陣した次第。
ということで、
・ならではの味を堪能
・岩手山を拝む
・喫茶の椅子にどっぷりする
・ミ〜ツれいんさん♡♡
以上が旅の目的です。
土曜の10:30。盛岡駅から歩いて向かった六月の鹿でコーヒータイムから一日を始めようとしたものの、待ち列無しの白龍本店に吸い込まれ、急遽じゃじゃ麺ブランチに。臨機応変こそ旅の醍醐味。何事も本店は趣が好き。
"じゃじゃ麺は三回食べてこそ美味しさが分かる"とか、"じゃじゃ麺はでっかい餃子"（byれいんさん）（調味の塩梅がね）とか言われるわけですが、私的人生二度目のじゃじゃ麺はまだまだ上を目指せるな……という後味。人には人のじゃじゃ麺流儀、わたしも突き詰め我流を見つけたい！直近に予定がある人は、以下のPodcastにてじゃじゃ麺集合知に触れていくことを全力おすすめします。くどうれいんさんと阿部沙織アナウンサーのほっこりおしゃべりもぐもぐラジオこと丸腹、生活の彩りなので聴いて欲しい！
超絶念願の喫茶パァク。席着で温かな緑茶を出してくれた時点で来れて良かった〜〜の感情洪水。かなり喫茶の趣ある店内、おじいちゃんとおばあちゃんが切り盛りしカウンターで井戸端会議をしている感じもとても良い。
冬季限定のホットケーキの尻尾を掴むべく訪問したんだけど、今年は暑くなるのが早かったから前週で終了してしまっていたらしくて無念。しかァし！！！！！！！ホットケーキと二択頂上決戦していたパァク名物「アルペン物語」、これを食べられた人生の巡り合わせに結局感謝することになったわけで。
下から順に、レアチーズケーキ、くるくる盛りのバニラアイス、抹茶ソース、缶詰みかん、プリッツサラダ味！こんなことがあるかよ……というぺろりの美味集合体だったので、これ食べるためにまた行きたいと思ってます。そして寒くなったら、ホットケーキに絶対会いに行くからね。
歩いて行くと、岩手銀行赤レンガ館。東京駅と同じ人が設計した建物で、2012年まで銀行として使われてたっていうんだからすごい。
歩くだけで心踊る紺屋町。
手を掛けて作られたものは良い値段がするけど、良いものを長く大切に使える暮らしがしたい人生のフェーズ。
盛岡駅に戻り、フェザンへ。はい、くどうれいんさんに！！！！！！会いに行ってきました！！！！！！
厳選して持参した、はじまりの"うたうおばけ"と大切の"氷柱の声"。名前とかおばけとかと共に目の前でサインを入れてもらい、大事がずっしり詰まった宝物になってしまった。パパさんが作ってくれているらしい落款印は作品毎にデザインが違うらしく！！！！！！本屋さんで手に入れた"とらたま"と合わせて、三冊を撫で撫でしながら余韻を生きています。
れいんさん、同世代ということやかつて同じ場所で暮らしていたということで、勝手に親近感を抱いてしまうんだけど、会ったら絶対に伝えたい………と頭の中で組み立てていたことを全部届けられて、自己満足がすごかった。超ご多忙の中、自分にしかできない仕事に奔走しているのって本当にかっこいいです。紺色の浴衣超素敵だった。
興奮を引き連れ、材木町へ。
敷地内を歩いているだけでワクワクが止まらない光原社。宮沢賢治は教科書でしか読んだこと無いんだけど、大人になった今触れたら、小学生の時に抱いたよく分からない…の解像度も変わるのかなーーと思ったり。
店内撮影禁止だからこそ、目に焼き付けようと、すごい研ぎ澄ませて、居た。珈琲めっっっちゃ美味しいし、店内への光の入り方が堪らなく好きだった。外からよく見えないからこそ、中に入って感じる特別感が嬉しかったキラキラの体験。
さて15:00になり、よ市が始まります！！！！！！！！！
年に一度のお祭りみたいな盛り上がりをみせてる歩行者天国が、この町では毎週土曜日に行われているらしくて、そんなん住みたい以外の感想が無い。
揚げ出し豆腐とみたらし団子買って、テントのおっちゃんが貸してくれたビールケースひっくり返していただきました。あぁ盛岡、本当に最高の街…………。
あれもこれも食べたいのにセーブしたのは、夜の部に大本命が待機していたからです。
わたしの敬愛する味な副音声、れいんさんゲスト回（最高と最高の共演）で吉浜食堂の話を聞いてから、いつか絶対行くぞと心燃やしていたお店。
お通しのとろあまな昆布からはじまり、何から何まで溜息吐きたい美味しさでお届けされてしまった。ここでウニも牡蠣も食べたいから、また絶対に行かなきゃいけないのよ。。
自販機の中に瓶ウニと盛岡のコーヒーショップのコーヒーと盛岡の作家さんの作品（しかもわたしを空腹にしない方がいい！）が置いてある、このチーム盛岡感が本当に愛おしい街である所以。
友だちと別れた帰り道、ホテルの近くに地酒飲めそうな居酒屋見つけて吸い込まれる。
隣のおじさまが、サラリーマン時代津々浦々出張の傍らで全国の酒蔵を訪ね歩き、飲み歩いたという日本酒プロの方で、いろーーーーーーーーーーんな話を聞けたのがまた楽しかった……。教えてもらったたくさんの美味いをひたすら検索してスクショした痕跡だけがカメラロールに残っている。ネットの無い時代に好きの知見を深めた術、人生の財産なんだな〜というのが伝わってきてかっこよかった。そして羨ましかった。
春と夏の真ん中で、かなり良い夜だった。
大ボリュームの一日目を終え、もう十分来て良かったの気持ちに包まれながら眠る幸せ！！！！！！！！！明日はめちゃ早起きです！！！！！！！！！後編に続く！！！！！！！！！
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？