夏の美術館日記
ここ数年、美術館にハマっています。
今年の夏にみたものの記録。
テート美術館展 光
なにわ男子のコンサート翌日、国立新美術館へ。タイトルとこのチケットに載っている絵の説得力にやられてチャンス虎視眈々と狙っていたので、友だち巻き添えにして行った。
時代と共に、光がどう捉えられてどう描かれていったか、というテーマで集められている展覧会。
カバー写真の作品もそうだし、絵のある展示室の真ん中に草間彌生さんをはじめとする立体作品(勿論光がテーマ)が飾られているのも楽しかった。
以下、特に好きだった絵たち。ずっと見れる気がしちゃう。
美術館新規なので、どう観るか……みたいなのは無知だけど、なんか絵の前に立ってグァ〜と血が巡るのを感じたり、解説を読んでなるほど納得したりすることを今現在は楽しんでいる。一人で解説聞きながら時間も順路も自由に観るのも楽しいし、人と行って相手の「この絵好き…」を知るのもなんか楽しい。
あと画面で見たことある絵でも、実際目の当たりにすると「こんなに大きいんだーーーーー!」とか「意外と小さい……」なんていうのを感じたりするのも良い。
で、その大きさのキャンパスに切り取ることにしたんか〜〜みたいなことに勝手に思いを馳せるのも好き。
すみだ北斎美術館
両国用事ができたら、ついでで絶対に足を運びたいと思っていたところ!結果、なにわ男子の24時間テレビのついでというスーパーハッピーなおまけになっちゃって、最後までチョコたっぷりって話。
浮世絵見るの好きだけど全然無知だったから、常設展でいろはを知れたのはすごい楽しかった。木版掘って、色付けて………でも掘る人と色付ける人はまた別というのが初耳学。自分の頭の中のイメージを、他の人に色付けしてもらうってなんか……任せれてすご………と思いました。
作品として仕上げられるものだけでなく、かなり生活にちなんだ、生活のための絵……というデザイン画や冊子なんかも多く展示されていて、中でも踊りの振り付けをコマ送りで描いた冊子は、仕事でよく見るやつ〜〜〜と思わず原点を知ったような気になってしまった。表情と動きがかなりひょうきんでめちゃかわだった。
中は撮影禁止だったので、企画展の看板を。
企画展は「山」をテーマに集められた浮世絵の展示。山のある風景を描いたり、山中の景色を描いたり、山にちなんだ伝説を描いたり。山の切り取り方が楽しかった。あと内容が「◯号目」という表現で区切られていたのも好きセンス。
高校の現文?の教科書の表紙だ!?となったり、後日サマパラでりとかんちゃんが持ってる団扇の絵柄見て「北斎だ!!!」となったり、やっぱり時代を超えても生活に根付いているんだなーーと感じたり。
個人的にはこの浮世絵が、当時世界に影響を与えまくっていた…………という辺りの話が大好きです。LOVE原田マハ。
デイヴィッド・ホックニー展
現代美術あんまり見たことなかったんだけど、絵の感じに惹かれる……!という発作的動機です。大正解。
今まだ現役のおじいちゃんらしい。
水を描きまくった時期があったり、同じ部屋の同じ窓を時間や季節を変えて描き続けた時期があったり、二人の人間を画角に置いた絵を描いた頃があったり。
どんどん新しいことして、キャンパス繋げまくってめちゃでかい絵描いたり、なんとiPadでも作品を手掛けるようになったり。ちなみに撮影可能はそのデジタルエリアのみでした。
あつ森のアクセントクロスじゃないけどさ、そのエリアの絵に没入させるための壁紙の色のセンスに、キュン…………としてしまうこと多々ありです。
最後の部屋では、ある村の四季が何百mに渡って続けて描かれてる圧巻の超大作がいた。
普通に生活してたら考えないようなこと気付いてたら考えてたり、なんかよく分かんないけどめっちゃ好き………に出会えたり、それを積み重ねていくことで新しい好きに気付いたりするから、美術館に行くのが楽しい今日この頃。
お気に入りの絵がポストカードになってたら記念に購入して、家の壁に一枚ずつ増えていくのもまた楽しい。
ちなみにこれはホックニー展行きたい!スイッチを押した、スプリンクラーの水の絵。クィディッチのボール飛んでるみたい。
なんか明るくなるから今は冷蔵庫に貼ってます。
冬はモネ展に行くぞ!
それまでに「ジルヴェニーの食卓」を読む!のです!
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