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画面設計をするのはどこまで?


1つの画面に必要な要素とその情報をどこに置くのかというものに「ワイヤー」とか「画面設計」とか「画面構成」とか言われるものを作成することがあると思いますが、ここでは、画面設計はどこまで作ればいいのか?ということについて考えてみました。

画面設計書には以下の役割があると考えます。

1. クライアントに見せて確認してもらい合意を得るため
2. デザイナーに画面のデザインを制作してもらうための指示書
3. HTMLにする際、コーダーへボタンやテキストリンクの遷移先を伝える指示書

これらの役割に対し、画面設計に反映するものとして、必要と考えられる内容は以下のものではないかと考えています。

1.クライアントには


①目的、意図を明示
まず、そのページの改善、新規で作るなどに対する「目的、意図」と、どのようなユーザーが来訪し、来訪したユーザーにどのような体験、行動をさせたいのかを明記する。

②ページのストーリー
上から下へスクロールしていく中でそのページに必要な情報の順序とユーザーが閲覧してく中でどのように理解していくのかを仮説や定性調査を元に情報の位置を考察する。

③要素の妥当性、実現可否、運用負荷
1つの画面ではなく、サイト全体を通してその要素が必ず該当するページに必要なのか、その妥当性を検証する。
また、システムや運用負荷のことも考慮し、絵に描いた餅とならないようにサイトの仕様や運用状況を加味したうえで設計をする

2.デザイナーの指示書として

要素の配置
入れる情報の要素だけではなく、その内容についてもできる限りリアルに設計をする。
・キャッチコピー
・見出しの文言
・説明、概要分の内容
・アイコンの有無
・ボタンなのかテキストリンクなのか

3.コーダーへの指示書として

リンク情報
ボタンやテキストリンク、コンテンツ内のナビゲーションやアンカーリンク、同ウインドウ、別ウインドウなど、遷移先の指示を記載。

ページタイトル、ディスクリプション
ページのタイトルやディスクリプションの内容を記載。

その他

PC画面とSPで表示された画面の両方を作成する

いくつか思いついたポイントとなることを書きましたが、案件の期間やその時々の状況によって全てを反映することが難しい場合もあるとは思います。
ただ、設計書である程度実物に近いものがあれば先の工程で手戻りや認識の齟齬などは発生しなくなるメリットもあるのでなるべく反映できるよう心掛けていくと良いのではと思います。

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