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金沢マラソンレポート

初の金沢マラソンに参加して来た。
金沢マラソンは国際陸連から北陸で初めて国際公認コースと認定されたコースらしい。

金沢マラソンの特徴は前半登りで後半下りの比較的記録の出やすいコースと聞いていた。

5キロ過ぎにちょいキツめの坂(この辺は余裕)
9キロから11キロぐらいまでダラダラした登り(こっちの方がキツかった)
その後は結構な下りが続き、多少アップダウンしながら最後は競技場ゴールというコース。

色んな見所があり、ゆっくり走るには良いのかもしれません。

沿道からの声援。

太鼓の演奏(至る所で)に鼓舞されました。

さて、この金沢マラソンを振り返る前に
ここまでの振り返りにお付き合い頂きたい。

3月に出走した東京マラソンでは
奇跡の2:46:16で初のサブエガ達成!
しかも余力がありもっと行けるんじゃね?
と思っていた。
その後、2週間後のハーフチャレンジでは
1:21分と撃沈。
ただ意外と早く練習に復帰したため
心のリラックスができていなかった。

5月に完全にやる気が低下。
それもあり6月頭に出た5000mでは18:00と、またもや撃沈。
更にそのレースで右脹脛が肉離れになり2週間全く走れず。 
合計走行距離も160キロと激減。
本来であればここで夏に向けて暑熱順応をしなけりゃいけない所、全然うまくいかずだった。

更に不運は続き暑熱順応がやっとできた頃
7月中旬にコロナ🧚‍♀️
まともに走れない時期が続いた。
その後もコロナの後遺症で咳が止まらず、更に暑さも重なり
キロ5:30でも走れない状態になる。

もう金沢間に合わないかなぁと思った8月。
夏休みにめちゃくちゃリフレッシュ出来た。

なぜかそこから上手くスイッチが入った感じで距離を伸ばしていけた。
それでも8月も400キロも踏めず

8月の再長距離は21キロ程度
しかも5000m4セット程度だった。

ペースも4:30と全然サブ3も見えてこない状況。

9月に入り距離を踏み出す。
走行距離も500キロを超えた。
体が壊れるか壊れないかギリギリを攻めながら淡々と進めた。 
ミドルーロング走は5回入れた
25(Ave5:13)秦野ヤビツ峠走往復
20(Ave4:45)ギオンクロカン
25(Ave5:55)ギオンクロカン
25(Ave4:30)淵野辺公園
25(Ave6:00)ギオンクロカン
30(Ave4:20)ギオンタータン

スピ練はあまり出来ず
1000-1000-6000
1000 8本
8000
をやっていた。

距離を踏めていたので東京マラソン以来の30キロも垂れずに走り切れた。

10月には入りレースまで4週間
ここから怒涛の調整が入る。
4週間前クロカンで32キロ
3週間前クロカン30キロ
2週間前仕上げの20キロ
1週間前最終仕上げ12000m

更にカーボローディングを経てここまで仕上げることができたのは上出来だと思っている。

不安もあった。
2週間前の20キロで左足裏に靴擦れ。
1週間前にそれが剥がれてしまい、キズパワーパッドで補修して12000mを消化。
レースまでは完全に足の休養に充てた。

さて
本題に入ろう!
金沢マラソン振り返りスタート

10/29前入りで金沢に降り立った。
羽田→小松空港✈️3年ぶりの飛行機に心躍る。
それにしても羽田で食べた親子丼がめちゃくちゃ美味しかった。

小松空港からバスで移動1300円
海沿いを走り僕の好きな風景が続いた。
金沢駅の到着した。
思っていた以上に都会で驚いた。
そして建物が美しい

駅からはすぐにエキスポに到着した。
免許証、ワクチン証明を見せてBibと記念tシャツをもらう。
更にタオルも付いていた。
エキスポは思ってた以上に小さく
ほぼアシックスメインになっていた。
1時間ぐらいで終了した

夕食はラン仲間と早めに取り、コンビニで朝食を買ってホテルにチェックインした。

シャワー浴びて21時には就寝したと思う。

レース当日がやってきた。
4:30起床
軽くYogaして朝ごはんを食べた。 


体調良好だがちょっとお腹がこの2日緩い感じがした。
お通じも良く💩朝からいい感じ。
5:30に朝の散歩に兼六園に向かう。
スタート地点と荷物ドロップを確認
スタート地点まで近いホテルは本当に良い。

ホテルに戻り最終準備

勝負ギア


7:30にチェックアウトで現地に向かった。

いつもの仲間に逢えるとホッとする。
インスタの友達にも会えた!!

最終トイレに並びあとは号砲までのんびりと
と、思っていたらかなりギリギリになってしまい。スタート地点までダッシュ💨
多分これがこの日の最高速度だったのは間違いない。

天候晴れ
気温13度終了時 18度
湿度が80%
風4m max8m

偉い人とゲストの紹介が終わりようやくスタートした。 

ブロックはC
A、Bブロックは2:30以内のエリート枠なので
パンピーランナーの最前線からスタートした。

東京マラソンとは違い良いスタートを切れた!!
1キロの入りは4:00まぁまぁ悪く無い。
淡々と走る
今回はサブ3できればいいかなと思っていたが
東京に向けての収穫が欲しかった。
潰れても良いから攻めよう。

それがテーマだった。 
なのでAve3:50で押すことを目標にした。
タイム目標はまずはどうでも良かった。
と言っても最低目標をサブエガにしたので絶対の止まらない!走り切ってやると決めていた。

5キロの通過は19:12 いい感じ
グループも出来てきて集団で走れている。
8キロで初回のジェル(8キロ毎に接種)
水も全部のエイドで取った。

5キロ過ぎの坂が1番の勾配
問題なく進む。

9キロからの坂も淡々とペースを刻む。
ちょっと頑張った感あるが、グループについていくことを選択した。

10キロも同じ集団で追加
19:26

前半登りの山場

11キロでこの日の最高地点を迎える
何を血迷ったか集団の先頭に出てしまう。

すかさず前集団を吸収して後ろに回り込んだ。

15キロ19:09 坂を利用しているがちょっと飛ばしすぎている。 

16キロ右足の母指球横に違和感。
靴擦れが始まった。(キズパワーパッド両足に必要)
右足の靴ズレは初めてなのでかなり動揺。
しかし淡々と進む。 

20キロ 19:00全然ペースが落ちない
完全に攻めすぎている感はあるが
今回のテーマ「攻める」だったので
集団について行く。 

ハーフの通貨は1:21これまでのマラソン人生で1番速いのは間違いない。
しかもほぼハーフのベストペースで来ている。
持つのか!!!

25キロ19:24 まずまずのペースに戻る
右足裏がめちゃくちゃ痛い。
それを庇うかのように色んなところが痛くなる。
左足アキレス腱にも違和感が。 

27キロついにキタ!
脹脛のピキピキ前兆
まだ慌てる時間じゃ無いと落ち着かせる。
毎回だが仙道彰が出てくる。

とりあえず大丈夫大丈夫と言い聞かせる。
初心者ランナーはまずここで心が折れて歩き出す。

でも色んな経験をすると
フォームを若干変える事で、使う筋肉を変えることができる。

ただ集団からはジワリジワリと離れて行く。。。

そしてついに30キロで両足が攣り出した
19:28 なんとか19分台で通過しているが完全にギリギリの所。

集団からには100mぐらい離された。
ついていこうと頑張った28-30。
ただ距離が縮められないのと、踏ん張ると脹脛が崩壊しそうでスピードアップができない。

35キロのラップもついに20:24とダダ落ち
ここまで来た自分を褒めながら、終わりの見えてきたレースに寂しさを覚えながら淡々と進める。

36キロ地点友達が撮ってくれた

30-40までは完全に痛みとの戦いだった。
心肺は全然問題ない。

ボランティアの皆さん
沿道で応援してくれる人
プラカードに書かれたメッセージ
「ここまで来たらあなたの勝ち!」
「がんばれ!!」
「あと少し!」
全てが幸せな空間だった。

40キロのラップは21:10まで落ち込んだ。
もう完全に右足の感覚が無い。
挙げ句右腕まで攣ってきた
腕に描かれたメッセージが目に入る。

「ペースをくずさず」
「がんばれ」
「がんばれ」
「ふぁいと」

感無量!子供たちにはカッコ悪い姿は見せられない。

父の意地!!

止まったら絶対動けない。
こんな時は走力では無く精神力の勝負

いけるいける、もうちょいもうちょい。

ゴールしたらいつでも止まれるし、歩ける
この42キロの間だけ身体を前に走らせれ

あと2キロ  意地で進む。
あと1キロ  気力で進む。

やっと見えてきた競技場ラスト300の文字

ラスト200 

ラスト200でギオン仲間が撮影
フォーム駄々崩れと思いきや意外と綺麗に走れてた。

タータンが見えた、ゴール。。。。。

2:48ぐらいか。。。。
最低目標クリア 

足が動かない、前に進めない。
思った以上にダメージがヤバすぎる。
両膝に手を出して動けない。

係の人に誘導されるが動けない。 
それほどダメージが蓄積していた。
多分今までで1番足裏のダメージが大きいかもしれない。

バックを受け取り地べたに座り込む。
横腹が攣る。
完全に出し切れた。 

完全にグロッキー
ギオン仲間みんなお疲れ
リカバリー
給水
ありがとう金沢
速報記録

ありがとう金沢😊

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