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この世は舞台、人はみな役者/1121 Salo

先日久しぶりに舞台を観に行ってきました。

作品はシェイクスピアの『夏の夜の夢』です。
原作をうまく日本風アレンジした演出で楽しむことができました。

そこで、最後のカーテンコールを見ながら、ふと「私は作品も好きだけど、劇場に行くという行為自体が好きなんだな」としみじみと思いました。

例えば、観に行く舞台に合わせて服を選んでみたり、少し早めに着いて劇場の近くでお昼を食べて、「ああ、役者もこの辺で公演後に食事したりするのかな?」とか考えたり、舞台袖の役者はどんな気分なんだろうと想像したり、カーテンコールでは自分も劇団の一員のような気分で涙したり...そんなことが好きだなと思いました。

コロナ禍で劇場に足を運ぶ機会が減りましたし、行かなくてもオンラインで公演を打つ劇団も増えてきていますが、劇場に行くこと自体を楽しんでいる人たちのためにずっとそばにあってほしいなと思いました。


最後にシェイクスピアの中で一番好きなセリフを引用したいと思います。

「この世は舞台、人はみな役者」(お気に召すまま)

人生を舞台だと思えば自分の演技や演出によって、喜劇になったり悲劇になったり、はたまたミュージカルになったり、なんだか想像するだけでも楽しいですね。また、つらい時も「しょせんみんなお芝居なんだ!」と思うと気が楽になります。

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