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夏フェス/0818カンミトコ

 夏といえばフェスですね。結婚したのも夏で、新婚旅行はフジロックに行きました。母親は、フジロックだなんてものに行かず、普通の新婚旅行に行ってほしいと嘆いていましたね。普通ってなんでしょうね(笑)フジロックで撮った写真を母に見せるとさらに悲しんでいました(笑)

 私は、ほとんど洋楽を聴きません。フジロックに行きたいと言ったのは旦那でした。2006年のフジロック。旦那は聴きたいものだらけで興奮していました。フジロックはステージがいくつかあり、別々の場所で色々なバンドが演奏しています。私が聴きたい人たちはそんなにいなかったのですが、旦那のほうは違いました。聴きたいバンドだらけの旦那。そこで、旦那がおかしな提案をしてきました。「グリーンステージとホワイトステージで見たいバンドが重なっている。僕は両方見たい!なので、僕はグリーンステージに行くから、ミトコさんはホワイトステージに行ってみてきてほしい!そして報告してほしい!」なんとなくそれはそれで面白そうだ(面白そうかどうかで物事を判断しがち)ということで、私たちは新婚旅行なのに、ステージは別々のをみるということに決定。ところが、一人で待つ時間の長さ。結局よく知らない曲のオンパレード。合流してからも、報告というより旦那の興奮している話を聞く時間の長さ。私が別のバンドを見る必要性がどこにあるのだろうか。企画は面白いが実際やってみると全く面白くない。やっぱり同じステージを聴きたいと思ったのは三日目でした。三日目。一緒に朝から聴いたギターウルフが最高だ!と思い、CDを買って帰りました。(帰ってから全く聴きませんでしたが。)フィッシュマンズや湯川潮音ちゃんをすごく楽しみにしていたのに、今でも覚えているのは一緒に楽しんだギターウルフです。やっぱり楽しいを共有できるほうがいいなと思ったのでした。

【写真はフジロックにテンションあがっている昔の私。】

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 毎年行きたいぐらいですが、仕事や子育てでフジロックにはなかなか行けず、次に行ったのは、2012年でした。子どもたちと一緒に行ったフジロック。子どもたちも楽しめるような内容になっているのがフジロックの魅力です。息子2歳。娘4歳。娘は、なんとなく覚えているそうです。一番覚えているのは、ぐるぐるウインナーを食べたことらしいのですが(笑)ここでも大好きなバンドを見たことよりも、子供たちがのんびりしているところで聴いた井上陽水さんの少年時代が忘れられません。夏の昼下がりに少年時代を聴けた。なんと贅沢な時間なんだと思ったことを覚えています。ハンバートハンバートのステージでは、知らない学生さんのグループと手をつないで輪になって踊りました。その様子を見ていたお店の方がかき氷を娘にくれたのでした。娘は踊ったこともなんとなく覚えており、私は、ハンバートハンバートの23時59分を聴くと娘と息子にこの曲で踊った楽しかった出来事を話します

 なかなか行けないのであれば家でフェスをしたらいいじゃないかということになり、2013年以降は、家の壁にプロジェクターを映し、大人たちが大好きなバンドの映像を流して、みんなで見ながら楽しむようになりました。子どもは親が一番の身近な情報源ですから、親が好きな音楽を同じように楽しみますね(笑)クイーンの日本語バージョンを熱唱している娘と息子を遠くで眺めながら幸せを感じております。毎年の家フェスは楽しい。それでも、またいつか行きたいと思っているフジロックに思いをはせながら。。。

夏の暑さ、流れてくる音楽は、私をいつでも夏フェスの楽しかった思い出たちにタイムスリップさせてくれます。日々の嫌なこと、腹が立って仕方がないこと、泣けてくる夜があっても、いつかの楽しかった出来事とこれから起こるであろう楽しい出来事が私を励ましてくれます。夏フェスもその一つです。

【下の写真は家フェスでの様子】

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