夏の味/0810/コトブキエリナ

夏にどうしてか、わざわざ遠出して食べたくなるものがある。

それは、お寿司。

お寿司は好きで、もちろん年中いつでも食べたい、いつでも食べれるんだけど、よしお寿司食べに行こう!と思うのがいつも夏の暑い日なので、お寿司=うだるような暑さ。になっている、私の中で。

はるばる海の近くに行くので、夏に行きたくなるんだろうな。

お気に入りのお寿司屋さんが淡路島にあって、そこは橋を渡ってすぐの所なので舞子からバスでも行ける。バス停を降りて歪んで見えるようなアスファルトの道を、その向こうの海を見ながら坂を下り、暑いなー溶けるなーといいながらグダグダ歩いて辿り着き、かいた汗を冷房で冷やしながら瓶ビールを2人で1本、ちょっと喉を潤す程度に呑んでから冷酒に切り替えて、お寿司が続々とやってくる。ハモ、穴子、ウニ、スズキ…おまかせコースはだいたいいつも同じような感じ。同じような時期にしか行ってないから。

車で行ったとしても、駐車場から10分程歩くので、暑い暑い日中を細い路地裏を歩く。なのでやっぱり、お寿司=うだるような暑さになる。

いつも思う。寒い冬の方が魚的には美味しいんじゃないだろうか?次は冬にしよう。

でも、また次も夏に行って、また夏に来ちゃったねって言ってる。

だから、お寿司といえば夏の暑い日を思い出してしまう。



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