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夏といえば梅しごと / 0812 紡

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梅と私

6月に入ると、スーパーに青梅が並び始める。
それが私にとって夏の始まりの合図。

私と梅の付き合いは結構長い。というのも、母は私が幼い頃から毎年梅シロップを作っていたからだ。うちは6月になると大量の梅を買ってきて、これまた大量の蜂蜜で大瓶いっぱいに梅を漬ける。とろとろの蜂蜜が梅のエキスと混ざってサラサラになったら飲み頃である。そのシロップを炭酸水で割って飲むのが夏の習慣だった。

実家を出た後は、大学の頃に付き合っていた人と梅酒を作ったのだが、結局飲みきれず引越しの際にさよならした。

酒は無理だったので今度は梅シロップを初めて漬けてみた。それが2年前。(今になって何故最初から梅シロップにしなかったのだろうと、自分ながらに不思議だ。)



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梅しごと第1弾『梅シロップ』

梅シロップと一口に言っても梅の完熟具合や砂糖の種類などによって味が変わってくる。初めての人は青梅に氷砂糖がオススメ。青梅なら発酵しづらく氷砂糖は溶けるのが早いから放置しているだけで割と簡単にできる。

ちょっとアレンジしたかったら砂糖をきび砂糖や黒糖に変える。氷砂糖より栄養価も高くコクもあるので夏の疲れを癒すのにぴったり。

さらに刺激が欲しかったらスパイスを入れるのがオススメ。シナモン、カルダモン、グローブ、スターアニス、ピンクペッパーを黒糖と一緒に漬けるスペシャル梅シロップ。ちょっとコーラ風味にもなっていて梅コーラと呼ぶ人もいるらしい。ちなみにゲストハウス紡では、このスパイス梅シロップが一番人気だ。まだシロップは残っているので機会があったら、ぜひご賞味あれ!



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梅しごと第2弾『さしす梅干し』

今年は梅干しにも挑戦してみた。コンビニでは結構な頻度で梅のおにぎりを選ぶくらいには好きなのに、なんとなく「梅干し作るのって大変そう」という偏見が私の中にはあって、今まで手を出してこなかった。そんな偏見を変えたのが、「さしす梅干し」。ちょっと調べるだけでもインスタやネットで「美味しい!」「食べやすい!」「もっと作ればよかった!」なんて声が溢れているから、これはさぞ美味しいんだろうと思ってワクワクした。

作り方は、簡単にいうと砂糖と塩と酢で漬けて干すからさしす梅干し。(詳しくは、リンクを貼っておいたので見てみて。)
瓶がないならジップロックでも漬けられちゃうから超簡単。そして見た目が最高に美しい。光に透かすと、もう、ね!
ジップロックに入れたらあとは梅雨が明けるまで冷蔵庫に放置。ほんと何もしない。置いとくだけでだんだん梅のエキスがつけ汁に移ってこれまた美味しい梅酢ができてくる。あとは干すだけ。

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約1ヶ月半漬けたらこんな感じ。いい具合にしわしわ。
これを三日三晩干したらついに完成!
ほんのり甘くて梅の香りがしっかり香るとてもとても美味しい梅干しに。
寝かせば寝かすほど美味しくなるらしいから少しだけ残して一年後に食べてみようかな。

夏、真っ盛りの8月。
長く暑い京都の夏を乗り切るために、私は今日も梅パワーを注入する。

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