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思い出の絵本/0918 カンミトコ

小学校に読み聞かせに行ってます。同じ絵本を読んでも、子どもたちの反応が学年によって違うのですごくおもしろい。この活動をはじめたのは、娘が小学1年になったとき。娘が通う学校の授業で素人のママさんたちが絵本を読みます。

なぜ読み聞かせを始めたのか。それは、私も小学校のときに読み聞かせにきてくれた人の読んでくれた絵本が楽しくてずーっと覚えていたからです。私のように読み聞かせがきっかけで絵本を好きになってくれたらうれしいなあと思いました。

私がずーっと忘れられず覚えていた絵本が、佐野洋子著『だってだってのおばあさん』。佐野洋子さんといえば『100万回生きたネコ』が有名で、この作品もとても素敵で大好きです。

ただ、小学生の私が出会ったのは『だってだってのおばあさん』。その頃は、『だってー』の口癖が面白くて、私の妹も『だって』が口癖だったから、もう重なって仕方なかったんだと思います。だってだってばっかり言うのに、私についてくる妹。もういいかげんにして!と思ったけど、お姉ちゃんなんだからと言われ、『だって』星人を一緒に連れまわす日々。そんな時に読んでもらった絵本。急に妹の『だって』が面白く思えてきたのを覚えています。

大人になって、あの絵本はなんだったのかな?と探して、見つけて再び読んで、そのころとは違う気持ちになりました。なんでもしたらいいんだねって背中を押してくれているように思えたのです。なんて二度おいしい絵本なんでしょう。

私の絵本好きの原点で、読み聞かせの会に参加するきっかけをくれた『だってだってのおばあさん』が私の永久保存版な一冊です。

ぜひ、みなさんにも音読で読んでほしいです。

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