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【モデリング】2491 バリューコマース

マガジン購読者の方へ。更新が遅れて申し訳ありません。尋常じゃない量のバリュエーションnoteを仕上げていました。平常運転以上のペースでキャッチアップします!

「銘柄分析のブログはよく見かけるけど、結局のところ株価のターゲットはどう計算すればいいの?」という、個人投資家のための超実践的DCFシリーズ。ディスクロを紐解いて、オリジナルDCFモデルで目標株価を見つけましょう!

※記事にでてくる図表はすべてモデルに入っています。是非モデルを見ながら手を動かしてください。

こちらは、モデリング編です。モデルの作り方をstep-by-stepでサポートすするほか、バリュードライバー分析・バリュエーションの解釈や注意点についても解説します。それではさっそく行きましょう。モデル作成所要時間は13分程度でした。

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できあがりはこんな感じになります。頑張りましょう!

1.データダウンロード

こちらからフルデータを落とします。今回はそのままはれました。値貼り付けは、Alt⇒ESVです。

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2.データ追加入力

データ元:決算短信(有報より短信がおすすめです。短いので。)
取得データ:運転資本/減価償却/税金
データ入力先:dataシートのJ36-L49に入れていきます。
所要時間:約13分

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TIPSとしては、エクセルのリボン⇒データ⇒区切り位置⇒スペースを選ぶと、CF計算書を選択してエクセルにコピペしたときにデータの形式ではれます。単位を調整すれば一気に計算できます。最初力業でやろうとして失敗したので、こっちでやったほうが絶対いいです。1分の作業で10分近い短縮になります。

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これらは運転資本の増減として合計しましょう。


2.ビジネスモデルの理解

詳しくは【銘柄分析】編をご覧ください。結論は以下の通りです。

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【気づき1】2012年以降急成長も未だに10%越えの成長率
【気づき2】2014年から利益率半減も、2016年をボトムに回復
【気づき3】投資はほとんど使わずCRが高い
【気づき4】広告主出稿意欲(サプライ側)+購買意欲(ディマンド型)の両面で売上変化
【気づき5】マーケソリューションは競争ありのアフィリエイト
【気づき6】ECソリューションは競争のない超高収益事業

日本のWEB広告費はまだ10%以上で成長中。近年はECサイトの中の広告費増加が目立つ。バリューコマースはECソリューション事業でそこもカバー(Yahoo子会社でありYahoo!ショッピングで独占的地位)。アフィリエイトは同業が苦戦する中で特に利益率の面で独り勝ち状態。さらに超高利益サービス成長中につき、思ったよりボトムがいい。ビジネスモデルとして高資産回転率は変わらずマージン(利益率)がフォーカス。長期の成長余地という意味でも、買収資金が営業CFから余裕で賄えるのはポジティブ。


有料エリアには以下のコンテンツが含まれます。目標株価算出までお供します!
2.ビジネスモデルの理解
3.キャピタルアロケーション分析
4.バリュードライバー分析
5.将来予測を作成
6.安定成長率とディスカウントレート
7.バリュエーション結果(目標PER倍!)
8.まとめ

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