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オランピアソワレの話

4/11に開催されたオトメイトファンイベントで披露された朗読劇を見て「これは本編知ってた方が面白いやつ!」と思い、積んでいたソフトを引っ張りだしてプレイをはじめたオランピアソワレ。
アーカイブが切れる前にフルコンするぞ!と息巻いて始めて、短編集とかbad回収が間に合わずちょっと超過しましたが、宣言通りほぼ1週間でフルコンしました!

すごく面白かったので、感想をまとめておきます!
ネタバレ有りの感想になりますので、ネタバレしたくないよ!という方は回れ右をお願いします!!

長くなりそうなので、個別ルートは個別にして、一旦全体的な感想をまとめようと思います〜!



あらすじ
【白】の少女が舞うと夜が遠離る。 
自らを「オランピア」と名乗り、 
人形のように微笑むこともなく、 
人形のように舞い續ける彼女を 
人々は敬い、恐れていた。 
命よりも色を重んじる天供島で、 
彼女はたった一人しか存在しない色を持つ。 
稀少な【白】を途絶えさせないために 
ここで18歳を迎えた彼女は交配相手を捜さねばならない。 
『天女島で産まれた貴女は特別なのです』 
『この島のどんな色の男でも自由に選ぶことができます』 
過去の出来事から外界との交流を拒んでいた彼女は 
亡き母の言葉を信じて一歩を踏み出す。 
本当の自分を愛してくれる者を見つけるために。 
自分が求める魂の半身と出逢うために───

出典:オランピアソワレ公式ホームページ


色層に縛られた島で唯一の色をもつヒロインが疎まれたり、崇め奉られたり、恐れられたりして色々モヤモヤする所もあったけど、最終的に楽しかったな。と思える作品ですごく良かった!

脇役たちが個性的で物語を素敵に彩っておりました!
ただ、海浬にそこまで言わなくても…面と向かって言ってくるなよ…苦しいのはお前だけじゃないんだぞ…とモヤモヤしたり、珠藍大姉に傲慢なのは貴方もでは…?とモヤモヤもしました。オラソワは常にモヤモヤが付き纏う…。
あと、柑南と叉梗がでてくる度に恐れ慄いておりました。あいつら怖い。いつも静かに近づいてくるんだもの…。

ヒロインのオランピアちゃんはいい子だなぁと思ったけど、温室育ちのお嬢様気質で白という立場から敬語を使ってなかったり、なんにでも首を突っ込むタイプはあまり得意じゃないので、苦手なタイプのヒロインかなぁ…。なんて思ってたけど、可愛かったです。

共通ルート中、オランピアちゃんはどうしてこんな頑ななんだ!!!と叫んだり、一緒に住んでる道摩も頑なだな!!と叫んだりしていたら、この人たち親子で似た者同士というオチで「なるほど!」と納得してしまった。

朱砂のルート後の短編で、オランピアちゃんが作ったケーキを道摩がどう食べるかの話になってましたが、私は泣きながら食べるに一票!!

朱砂と慈眼様、この似たもの同士の親子をいい感じに取りなしてやってくれ…!ケーキを渡すのもどっちかがいないとうまくいかないんじゃない?と思ってしまうほど素直になれない2人だと思います。

道摩がツンデレわかった上でセリフを思い出すと、「お前を愛する人なんて本当にいるのか」とか「婚姻なんてしないで」って聞こえてくるよね。聞こえないか笑


短編集といえば、手記がすごくよかった。
本編に入れたら蛇足にしかならないけど、謎だった部分が全て補完されている…!
珠藍大姉の手記とか泣いた…。道摩にも慈眼にも実子がいて自分は子供を産めない体でって天供島だと凄い劣等感感じるだろうな。しかも、夫はクズ野郎だし…。叉梗さん、怖かったけど珠藍への愛故にあんなに必死に研究していたのかと思うと見え方が変わってきますよね…。自分のことより珠藍の痣を消してあげたかったんだなぁ…と。
珠藍さん…是非、縁の湯屋も行ってね……。


そんな珠藍大姉は縁とも因縁があって、縁の手記で珠藍様の事を案じているという言葉を聞いて、ああ…根本は他人優先のいい人なんだな…って嬉しくて泣きました。
あと、珠藍さんの声がみゆきちでよかった…ありがとうオトメイト…!

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