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逃避と仕方がない話
こんにちは、レズです。
すきなひとがいます。
去年この時期、この瞬間にぷっつりと音信不通でいなくなってしまった好きな人がいる。大丈夫なのかな、心配で心配であまりにも胸が痛くて仕方なかった
どうしてなんだろう。たぶんそんなふうに消えてしまったのなら、きっと私やすべてのことがらすべてにうんざりしてしまって吐きそうになってしまったのだろう。
だから何度も三日や一週間、ぷっつりいなくなってしまうその子のことをたぶんいつものことだから待つしかなかった。ありすぎることがありすぎたんだし、仕方がないんだろうなと、思うしかなかった。よくよく考えると、大概が良くあることだったからだ。
とにかく二~三日したらひょっこりあらわれた。いなくなったとたんにしゅっとポッとあらわれて、ビックリしたよ大丈夫?と訊かれたとたんに心配させてごめんね~!と大丈夫サインを出して復活。本当に良くある話。心底ほっとさせて内臓がどろどろに弛緩するくらいに安心させる。
涙が出るくらい弛んでフニャフニャになって、背骨がぐにゃぐにゃするくらいプルンプルンになっている。顔が真っ赤になって頬が熱い。たかがいなくなるはずのない人がいなくなった、それだけでぐでんぐでんに弛緩する。
好きな人がいる。
その子はレズじゃない。その子には好きな人がいた。もう願いは叶って完璧な成就。彼氏彼女だ。ハッピーエンド終了。私が幸せな終了をして終わりになるはずはない。がっくりきてしまう。その子がツイッターで音信不通になっている。
「好きな人ができたから背中を押してほしい」と最初はまるで少女か?子供かよってはしゃいだりして本当にかわいらしいお願いに私が下したのはいわゆる嫌悪だ。軽蔑だし蔑みだし見くびりだ。そういうのが嫌だと何度も喧嘩した。一年間。
なんとなく「抜けている」と感じていた。普通に楽しく話していても、今度は◯◯に行くんだよ。彼氏とそこにいく話だ。違う友達とおみやげにもらったよ。その写真の隅っこに小さなブーケがある。「におわせ」がある。よくその子は私に貢ぎものをしてきた。私がほしいなと思っているもの(Amazonのほしいものリスト)その子に対して本当に要らないもの、ただいらないものをいくつも贈ってきたのだけど、本当にあげたいのかうそじゃないのか、私にとってはずっとそんなふうに感じていた。
本当に、心底本当に「うんざり」していたんだろう。
それ以外に今回降された私に対しての厳命がある。
「次はない」
ないったらない。とにかくない。お前の泣きわめきに心底辟易してしまった。もうそういうことは「しない」。
なんとなくそんなふうにバチバチに伝わった。王様の言うことは~?絶対~!なのだ。この言うことは絶対であって至上命令なのだから、どちらにせよ仕方がないなとめちゃめちゃにズブズブに沈んでいる。
そういうことならたぶん、仕方がないのでふらふらとぼんやりボーッとするしかないんだろう。なんとなくポケーッとその子のことを思い出してあんなことがあったこんなことがあったって思い出すしかない。絶対に許せない憎悪も憎しみも嫌い嫌いだ心底に嫌い!って考えたりするけど、大体卒中からリハビリして右手の麻痺で、まあ動かないし握ったり開いたりはできるようになったので、施設に入ったりはしたし良好に暮らせてはいるし、そういうものはありすぎるほどにあるので、本当に泣きそうになったりするしかないです。
とにかく沸々と考えて、仕方ないねってわあわあに泣きわめくしかないんですよ。もうホントに仕方ない。仕方がない話
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