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地域通貨とHBL~富良野周辺~

HBL2021年シーズンも残すところ1か月を切りました。
思いがけない仕事ばかりで選手の為に何が出来たかは未だによくわかっていません。
バッティングピッチャーだけは、少しだけ成長した気が…

さて、選手が最近SNSを通じて取り上げている地域通貨について少しお話しさせて頂きます。
地域通貨の管理もその仕事の一つですが、何かの縁でやらせて頂き、ようやく使い方も理解してきて、その価値も選手とともに感じてきたところで…

地域通貨(Doスポーツ)について

富良野ブルーリッジでは2021年HBL公式戦が開幕するとともに、選手の個人成績及びチームの為に働いた分のポイントを付与しています。
そのポイントこそが地域通貨(以下Do)です。

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【打者】
安打=50Do、本塁打=200Do、盗塁=30Do 等…
【投手】
無失点イニング=80Do、奪三振=20Do、勝利投手=300Do 等…

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そのポイントに応じて商品やサービスと交換出来るというものです。
そして、交換できる場所は富良野周辺の協力店舗になるので、利用が多くなると地域貢献にもつながるという仕組みです。

Doの価値

現在は、1Do=10円の計算で商品やサービスの交換を行っております。
例えば…

木製バット   
¥20,000 = 2,000Do
アンダーシャツ  
¥4,000  = 400Do
床屋       
¥3,000  = 300Do

という具合です。
消耗品の木製バットや汎用性のあるアンダーシャツは注文が多いですね。

Doの始まり

仕組みと価値については、以上の通りとなりますが、これを理解するのと実行するまで、長い道のりでした…

まずは、ポイント付与方法。
選手一人一人(一部のスタッフも含む)がアプリをダウンロードして使い方を理解。
管理者(現在は私)が試合スコアをたどり選手へDoを付与。
本当に付与されているのかというシステムの試運転。
さらに、実際試合を行うと活躍(安打や奪三振)に対してのDoが正当なものか…など修正に修正を重ねていました。

何とか付与を続けていると当然、商品の交換が気になってくる選手が…
とにかく交換できる店舗を探そうと、急いで某スポーツ店に向かいました。
しかし、交換商品を一からまとめるところからスタートでした…

選手にどういうものが欲しいかヒアリングと実現可能か模索を繰り返し、最初に交換を行った選手は6月10日の話でした。。。
しかも交換対象商品は、スポーツ店のみのわずか8品。

Doの活用

選手は、半信半疑で商品を交換する日々が続いていましたが、6月は13回、7月は23回、と交換回数は徐々に増えました。

さらに個人の商品だけではなく、チーム統一のアイテムもDoを利用して交換する試みを。
ちなみにチーム統一のVジャンパー(青いやつ)は選手がDoを利用して購入しております。

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他にもDoの活用は様々で、選手間でのやり取りもできます。
・もの(野球道具など)と交換
・寮生活などでの役割を果たしてくれた選手へのお礼

なども選手間で行っております。

Doの現在

本日8月26日時点で、
交換商品(スポーツ店、農園、床屋など)
46品
選手が自分のDoと商品やサービスを交換した回数
69回

わずか8品で6月にようやく交換出来た当初と比べ、活用でき始めてきたと感じるとともに、始動や理解が早ければもっと活発に、そして選手もお目当ての商品をゲットするためのモチベーションに繋がったのではないかと、様々なジレンマが…

ただ一つ感じていることは、まだまだDoの価値は低いという事。。。
1Do=10円としても、実際利用者が体感している価値は10円以下だと思います。
例えば、月給¥200,000という給料の代わりに20,000Doをもらえるとすると、納得する人はどれくらいいるだろうか…

この価値を上げる為には、
・交換店舗と交換商品の増加
・交換方法の利便性向上 等…

まだまだ課題は山積みですが、面白くもつまらなくもこれからの動きにかかってくることは間違いありません。
そして、動きを止めずに何かに進むと見えてくると思います…

SNS等で最近選手が交換商品と共に発信し、それに対しての反応が増えてきたところでざっくりですが、お話しさせて頂きました。
正直、まだまだ質問したいことや気になるところばかりだとは思いますが…
そして、まだまだ世間へ詳細を自信もって説明出来るような代物ではない事から、公式での発表というよりも私個人の感想程度にnote執筆に代えさせて頂きました。

残りわずかなリーグ戦とクライマックスシリーズ、チャンピンオンシップを選手の陰にしっかりと隠れながら、共に戦います。。。

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