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究極の食事法

極端な例ですが究極の食事法を挙げるとしたら…
それはイヌイットの食事です。

イヌイットは、カナダ北部などの氷雪地帯に住む先住民族です。
平均気温は-9.3度。と言ってもこういう所では平均ってあまり役に立ちません。冬は-30度を超え、夏の日中の最高気温でも5度前後で最低気温はは氷点下になります。

とにかく寒く年中雪や氷に覆われている気候ですので野菜などの作物が育つ環境にありません。なので、食事は基本的に動物の肉です。カリブー(トナカイの北米地域個体群)、アザラシ、クジラ、サケなどの魚になります。

このような肉を塩茹でして食べます。さらに日照不足によるビタミンD不足を防ぐために、魚や動物の肝臓や脂肪を生食しています。

※ビタミンDは通常、日光を直接皮膚に当てることによりコレステロールから合成されます。

まさにイヌイットの食事法は余計なものを極限まで削ぎ落とす究極の食事と言えるでしょう。絵画の世界ではピカソが余計な物を極限まで削ぎ落とした絵みたいですね。私には理解できませんが…。

野菜が体に良いとか、野菜不足では病気になるという思考は彼らの食生活をどう思うのでしょう。今一度、原点に立ち返って見直してみるといかがでしょう。

一つ補足しておきますが、イヌイットだからできる食事法だと思われる方もおられるでしょうが、そんなことはありません。イヌイットも我々も現存しているヒトは全てホモ・サピエンスです。

肉食は日本人には合わないとか、発酵食品を摂らないとというような思考もまたナンセンスです。戦争で命を奪い合うロシア人もウクライナ人も、イスラエル人もパレスチナ人も、みんなホモ・サピエンスなんです。

たきた整骨院 瀧田国生


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