ゲイに掘られかけた

こんにちは!神藤でいとなです。
たまにツイートしてる「ゲイに襲われた」っていう話を書き残したくなったので書き残しておきます。
実際はあだ名で呼ばれたけど名前に関するのをネットに出すのはよくないので「でいとな」と呼ばれたことにして書いていきます。

中学時代、自分はゲイの同級生(以下「彼」という)に襲われかけた。
彼とは別に仲が良かったわけでもなく、よく話をする関係でもなかった。
話しかけられれば合わせるが自分から話しかける程でもない、顔見知り程度の距離感だった。
自分は彼の事を「甲高い声のなっさけない体型した眼鏡デブ」と思い正直嫌っていた。

中学2年の夏の頃、部活終わりの夕暮れ時に自分は1度目の襲撃を食らった。
友達と帰るため、校門前で一人ぽつんといた自分は背後から急に抱き着かれた。
あまりに急な出来事だったので「ウワッ!!」と驚き、すかさず振り向くとそこにはニコニコ微笑む彼が抱き着いていた。
「え…何…?」と聞くと彼は「でいとな~~♡」とさらに強く抱きしめ顔を肩に擦り付けてきた。
理解不能な行動にドン引きし声も出なくなった自分。彼は自分の制服をクンクンし始めた。
(こいつガチでヤバい)と思った自分は「ガチでキモいからやめろ」と振り放そうとしたが彼の力に負けて振り放すことができない。
十分に嗅いだのか、彼は一度制服から顔を離し次は自分の耳元に顔を近づけた。
「でいとなぁ…でいとないい匂いがするなぁ…醤油の匂いがして美味しそう…」
ここに関してはあまりに衝撃的だったので一言一句間違えずに覚えてる。
ハァハァと生暖かい吐息と一緒に耳元で囁かれた。今でもこの感覚は忘れることができない。
ついでに言うと自分の尻あたりにナニかが当たってるのもわかった。
よく同人誌とかで(何か当たってる)みたいな表現があるがそれを見るたびにこの経験を思い出すのでやめてほしい。
ヒエッと自分の身に危険を感じもがき暴れて離れようとするが彼はそれを許さない。
ハァハァという吐息と一緒に彼は「我慢できんからさ…食べて良い?今夜は寝かさないぜ…」と言った。
危機が迫った時に普段の何十倍もの力が出る「火事場の馬鹿力」が人間にはあるといわれているが自分はこの時初めて火事場の馬鹿力が出た。
「我慢できない」「食べていい?」「今夜は寝かさない」の3ワードでこのままだとガチで尻が危ないと感じ、全力で背後の彼に蹴りを入れて抱き着いた腕を振りほどき距離をとった。
自分は「マジで何なん…ガチでキモいから近づくなや」と半ギレになった。
彼はニコニコしながら「あーあ」と言い諦めて帰ってくれた。素直な奴で助かった。
部活終わりの校門前での出来事だったので当然人が多くいたが、周りから向けられる(何やあれ…)という視線がとても痛かった。

それ以降、自分はなるべく彼に合わないよう移動教室ではわざわざ遠回りしたり、校門で友達を待つ時はちょっと人目のつきにくい所で待つようにした。
どうしても廊下ですれ違うことがあればあからさまに避けて通った。
そんなこんなで上手く回避して中学2年を終えることができた。

もう大丈夫だろうと安心していたがそう簡単に彼は諦めてくれない。
中学3年の9月、委員会が終わってから部活に行こうとした時に二度目の襲撃を食らった(もしくは部活で顧問がいる教室に行っていた時だったはず)。
二度目に関しては場所的にもかなり危なかったので一度目以上にパニックになりあまり正確には覚えていない。
だが場所だけはハッキリ覚えている、校舎2階、男子トイレの前のことである。
ノコノコ移動していた自分はトイレ付近で彼に「でいとな~~」と声をかけられた。
元から嫌っていたのと一度目の事もあったので(うわキモ)と思い、無視して素通りしようとした瞬間、自分はわけもわからない力で男子トイレへ引っ張られた。
そして彼はまた激しい吐息と共に「なあいいやん…ちょっとだけやから」と言ってきた。
男子トイレといい吐息といい「ちょっとだけ」といいこれはガチで掘られるかしゃぶらされると思い全力で逃げようと暴れた。だがどれだけ力を出しても彼は手を離さない。
力でダメなら騒いで人を呼ぶしかないと「マジで離せって!!!」「そっちの趣味無いから!!!」「誰か助けて!!!!」と騒ぎ暴れまわった。幸いにも委員会で集まってた教室(もしくは部活で顧問が居た教室)近くのトイレだったのと人がいたので何の騒ぎだとすぐに人が来てくれた。人が来たのを見て彼は自分の手を開放してくれた。
その後のことはパニック状態だったのであまり覚えていない。確か彼が「ちょっと遊んでただけ」みたいなこと言って大事にはならなかったはず…
正直ここまでのこともパニックだったのうろ覚えではあるがトイレにこの世のものとは思えない力で引っ張られたのはよく覚えている。
その後、全力で避け続けたので彼の顔を見た記憶はほとんど無い。彼のいる教室前はなるべく通らず、廊下ですれ違うことすら無いように全力で避け続けた。

中学卒業後は別の高校に行ってくれたので彼に恐怖する日々から解放された。
もし2度目の襲撃の時、助けが来なかったら自分の口、尻と自分自身はどうなっていたのだろうか。
本当に恐ろしい出来事だった。

ちなみに、聞いた話によると彼は高校でライフル射撃部に入部。
部室内で同級生(女)相手に自分のライフルを射撃していた所を顧問に見つかってしまい退学したとのこと。
その行為は7回にも及んだそうである。
自分はこの話を聞いて(バイやったんかよ…しかもあんなに自分を襲おうとしてきたのにすぐに違う人のところに行くのかよ…)と何故か浮気された人のようにちょっとだけしょんぼりした。
今彼はどこで何をしているのだろうか。少し気になるが会いたいとは思わない。

この話は嘘松のように自分でも書いてて思うが残念ながら全て真実である。
というかむしろ嘘であってほしい。


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