時計鑑定士とは
「ブランド物の腕時計の真贋を判定する人。」
時計鑑定士として活動するには、時計鑑定士の資格の取得が必要となるのであろうか。実は、“時計鑑定士”と呼ばれる資格は存在せず、さらに、時計鑑定士として活動するのに取得しなければならない資格は、特にありません。
時計鑑定士になるための試験や実務修習などは存在せず、つまり時計鑑定士という資格は存在しません。
では、鑑定士になるためには、私の経験を踏まえながら鑑定士について知ってもらえると幸いです。
基本業務
①時計の仕入れ(鑑定)
②現在の相場に応じてお客様に「売れる値段」をご提示する
大きく分けてこの2つですが、①鑑定については、現在働いているコミット銀座に至るまで、下積み期間として14年間勤務しました。
・ブランド品の 買取業務の基礎を習得
・ブランド品の真贋勉強
ブランド品・ダイヤ・宝石・貴金属の販売・買取・質業務を行い、自ら同業社を周って値段調査をしたり他社に自分の腕時計を買取査定に持っていき接客トークや査定額を勉強しました。その頃から腕時計の魅力に気付き、時計に対して追及と情熱を注ぎました。
以上を振り返り、私の原点とも言うべき『創意工夫』『たゆまぬ修練』や『イレギュラーへの対応力』といった考え方を前職の創業者から学び、14年間で福岡から銀座まで沢山のエリアでお客様をはじめ、沢山の方にお会いし、その分腕時計と向き合ってきました。その経験が財産となりました。
それと同時に、②時計相場に関しては、高級腕時計の販売価格、買取価格のデータ取りで毎日数時間かけて 約50社のHPをチェックしてデータを取るという事を10年以上行ってきました。
当然ながら、お客様は「良いものを高く売りたい」「良いものを安く買いたい」が基本です。
その為には、相場をいかに把握しておくかという点が重要です。
まとめ
逆の立場で、二次流通の時計店に思うことは、、
「どういう人が売っているのか」
「ここの時計店は信用できるのか」
「時計鑑定の技術は確かなのか」
など、だと思います。知ってもらえることで、安心してご来店してもらえると嬉しいです。
コミット銀座 時計鑑定士 金子剛
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