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山本太郎は小沢一郎の最終兵器ではないか(裏付け取材なし・想像だけのお話)

▲今回の参議院選で全く姿を見せていないのが小沢一郎。自由党は国民民主党に合併したはずなので、小沢一郎はもう死んだ、過去の人となった思えなくもないのだが、そうではないだろう。れいわ山本太郎こそが小沢が放ったまさに最終兵器(小沢にはもう後がないという意味でも)ではないかと思う。

▲今の政治状況の中で、れいわの主張は適確に庶民の心をつかむ。テレビに出なかったのでこの程度だが、今後、政党となれば支持は更に広がるだろう。相当練り込まれている政策だが、これを誰が作ったか。むろん山本太郎でもあるが、必ずブレーンはいる。それが誰なのか、色々なメディアが書いているが、これはもう小沢一郎とその周辺人物としか私には考えられない。山本と小沢は選挙のちょっと前まで同じ党だったし、けしてケンカ別れではないのだから。

▲考えられた政策を小沢一郎が表立って言ったとて、もう誰も振り向きはしないだろう。実現のためには若くてエネルギッシュで、適確に演じられる役者が必要だ。その役者こそが、まさに役者出身の山本太郎ではないか。演じると言ってもむろん猿芝居ではない。自分の言葉で話す主役でなければならないわけで、それは6年間、参議院議員として修羅場で修行を積んできた山本太郎こそ適任だ。

▲小沢一郎は、日本の官僚たちやアメリカ・中国との対応に関しても老獪な知恵を持っているはず。その知恵を借りながら山本太郎が政治を行ったら、もしかしたら民主党の過ちを繰り返すことはないのかもしれない。事実、今回の選挙では、比例3位に自らを置いて危機感を煽り、落選したことで政党党首として自由な活動の場を確保し、発言しながら衆議院選に備えて準備を整えられることになった。こんな戦略を考えられるのは小沢一郎しかいないだろう。

▲次の衆議院選で野党からも合流者を呼び込み、新たな立候補者を捜して立て、大勝利を収めて一気に政権を奪うという筋書きは、山本太郎というよりまさに小沢一郎の描いた絵だろう。小沢が表に出れば左右両側から反発が出る。しかし山本太郎なら支持者百万人に届かんとする圧倒的な世論が後押しする。今回の投票では全候補者の中でナンバーワン人気を獲得しているのだから。

▲安倍総裁四選という、さすがに自民支持層でも疑問を持つ展開がこのあとやってくる。今回の参院選でも、メディアは自民勝利とするが、議員数は減り安倍自民党は絶対的な力を失ってきている。安倍以上のカリスマが自民から登場することは可能性が低いし、消費増税など経済政策の失敗により確実に弱体化していくのは間違いない。となれば衰退する安倍に変わりうる受け皿さえ作れれば、一気に政権交代まで行く可能性はあるだろう。

▲むろん、それまでに日本の官僚・アメリカ・中国との関係を作らないといけないが、そこもこのあと、山本太郎・小沢一郎のタロイチコンビは着々と準備しつつあるはず。生きてる間はもう全く目がないかと思っていた政権交代の可能性が見えてきた。なにより山本太郎はヤンキー気質だ。ヤンキーなら左右の広い層を取り込める。その点でも今までにない可能性を見る。ちょっと面白くなってきた。小沢一郎の長寿・健康と、山本太郎がテロに会わないことを祈る。

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